京セラ複合機のスリーCチャージとは?【トナー使用量で単価が変わる】
目次
スリーCチャージ保守とは?
業務用フルオプションA3カラー複合機を月額6,900円で
リース・販売している株式会社じむやの堀田です。
今回は新しい保守契約のスリーCチャージ保守の説明です。
通常、複合機の保守と言えば、課金方式の「カウンター保守」、トナーを正規代理店から買う「キット保守」が主流です。
しかし、京セラだけ独特の保守形態が存在します。それがスリーCチャージ保守です。
スリーCチャージは、トナーを使う印字率(ベタ率)によってカラーカウントが変わる方式で、「印字率が5%未満」「印字率5%以上12%未満」「印字率12%以上」の3段階でフルカラー単価が分かれます。
今までの一律カウンターだと少量のカラーでも、きっちりフルカラー単価が取られるので、高いよね?だから量に合わせて単価を決めますよ!という新しい保守になります。
変動するカウンター料金での保守は今までもありましたが、使用枚数よって変わるだけなので印刷物の内容によって単価が変わるのは確かに面白い試みであります。
スリーCチャージ保守の評判は?
正直なところ微妙というのが弊社の考えです。
京セラのスリーCチャージ紹介ページでは、安くても30円とありますが、流石にこれは定価での値段なので、実際はもっと低いです。
周りの代理店の様子を伺うと、
「印字率が5%未満」が8円前後
「印字率5%以上12%未満」10円前後
「印字率12%以上」12円前後
が相場となっております。
弊社ではフルカラー単価がほとんどのメーカーで一律10円以下というのが普通なので、あまりメリットが感じないんですね。
また、印字率5%未満の印刷物だと、見積書の印鑑や書類の赤文字部分といった一部だけのカラーが多いので、それであれば、モノクロ+その他1色を使ったモノカラー(2色印刷)の方が断然安いんです。
これは真相を聞いた訳ではなく、私の予想の部分が強いのですが、スリーCチャージはお客様の為というよりも、代理店が売りやすくする為に作った保守じゃないかなと思います。
弊社と色々な付き合いや販売台数で諸々安くできますが、複合機単体で月に何台も売れる企業というのはそう多くありません。
OA機器業界も一極集中化して売れる企業と売れない企業の差が大きいのです。
そうなると売れない企業では、フルカラー単価を一律の一桁台にする事は難しいのです。
ただ、この方式であれば、お客様がどの様な原稿を印刷するか把握していれば、「フルカラーが8円で出来るんですよ!」というトークが出来る訳ですね。
ただ、このスリーCチャージというもの自体が最初はどの代理店も物珍しくて、ちょこちょこ販売してしてましたが、今ではほとんど見られなくなりました。
私の場合ですが、いろんな所から拡販して欲しいと言われますが、キャンペーンで「キャッシュバック○円!」「商品券○円!」等と言われる事がありますが、「そんな回りくどい事せずに卸代金を安くしてくれよ!」というのが本音で、お客様も分かり安い一律カウンターの方が納得してくれるんですよね!
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