複合機のFAX線(電話線)は6極2芯/4芯/6芯どれを選べば良い?4極との違いも解説!
複合機のFAX線(電話線)は、いくつか存在する配線のうち、どの種類を選べばよいのか分からない方もいることでしょう。
本記事では、複合機のFAX線(電話線)で6極2芯/4芯/6芯のなかでどれを選べばよいのか、また4極や8極との違いについても解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機のFAX線(電話線)は6極2芯/4芯/6芯どれを選べばよい?4極や8極との違いも解説!
複合機とはコピー機やプリンター、イメージスキャナ、FAX機といった事務機器の機能が1つにまとめられている事務機器のこと。例えば、ひかり電話などで接続し、1台導入すれば搭載されている複数の機能が使えます。
オフィスで活用するには複合機に配線を繋がなければならず、何をどのように接続すればよいのか分からない方もいることでしょう。
また、複合機とFAX線(電話線)を繋ぐ際に、6極2芯/4芯/6芯のうちどれを選べばよいのか迷うケースもみられます。
そもそも、6極2芯/4芯/6芯がどのように違うのか、さらに4極や8極における用途の違いについても知らない方がいるのではないでしょうか。
まずは、6極の特徴から詳しくみていきましょう。
『6極の特徴』
FAXは電話回線を使って送受信を行うため、接続するために用いられる配線は電話線です。
しかしFAX線(電話線)は極数と芯数でいくつかの種類が存在しますが、用途と目的に応じた選び方をしなければ機器が故障する原因となり得るため取り扱いには注意が必要。詳細については、後述します。
そもそも極数とは、線の両先端にあるコネクタの溝の数のこと。芯数は、その線内の実際の配線数のことです。
つまり、6極のFAX線(電話線)は線の両先端にあるコネクタの溝が6つあるということ。主に複合機のFAXや電話を用途とします。
『6極2芯/4芯/6芯の選び方』
6極のFAX線(電話線)は、偶数で構成された芯が3種類存在します。
送信側と受信側で異なる配線を使う必要があるため、1芯/5芯といった奇数は存在しません。
それでは、複合機のFAX線(電話線)において6極2芯/4芯/6芯のうち、どれを選べばよいのでしょうか。
通常のFAX機であれば6極であれば2芯で問題ありませんが、複合機だと6極4芯の電話線の使用が一般的。
2芯よりも4芯、4芯より6芯の方が価格が高く、芯数が多い規格は少ない規格と互換性があるという特徴がみられます。
複合機などの事務機器で配線の選び方が分からない方向けに、その種類と用途を下表にまとめました。
<配線の種類と用途>
6極配線の種類 | 用途 |
2芯 | 家庭用電話機/FAX機/モデム/ADLS |
4芯 | ビジネスホン/多機能電話 |
6芯 | ドアホン対応テレホン |
『4極や8極との違い』
複合機のFAX線(電話線)は、6極2芯/4芯/6芯のうちどれを選べばよいのかというと、結局のところ6極であればいずれも問題ありません。
4芯が使われているケースもあれば2芯が接続されていることもあるため、必ずしも4芯でなければならないということではないことに留意しておきましょう。
ちなみに、あまり費用をかけたくない場合は2芯がおすすめ。また複合機を接続する際に選んだらいけない配線は、4極と8極です。
そもそも8極は、パソコンやIP電話のネットの接続に使用されるLANケーブルの規格。4極は電話機本体と受話器を繋ぐ、カールコードの規格です。
規格が異なるため複合機のFAX線(電話線)として使うことができません。
コネクタの形状(大きさ)が異なり複合機のポートにはめ込めないため、無理をして部品を壊さないよう注意しましょう。
複合機のFAX線(電話線)にモジュラーケーブルを接続する方法を解説!
複合機のFAX線(電話線)は6極2芯/4芯/6芯どれを選べばよいのかだけでなく、接続するやり方が分からないという方のために、モジュラーケーブルの接続方法とその注意点について解説しています。
『複合機のFAX線(電話線)に接続する際の注意点』
複合機にFAX線(電話線)を接続する際の注意点を、下記にまとめました。
- 必ず電話線対応の規格(6極)の線を使う
- TELポートやLANポートではなくLINEポートに挿す
- モジュラージャックおよびLINEポートにコネクタをしっかり挿す
配線の種類や差込口を間違わないよう、十分注意しなければなりません。
『モジュラーケーブルを接続する方法』
複合機には、いくつかのポートがありますが、接続するのはLINEポートです。
なかにはTELポートもありますが、仕様が異なるため誤って接続しないように注意しましょう。
壁などに取り付けられている電話回線のモジュラージャックと複合機のLINEポートを、FAX線(電話線)で繋げば接続完了です。
さいごに|複合機のFAX線(電話線)は6極2芯を選ぼう!
今回は、複合機のFAX線(電話線)は6極2芯/4芯/6芯どれを選べばよいのか?というテーマで解説してきました。
6極2芯は、家庭用電話機やFAX向けのモジュラーケーブルです。
他にも、配線にはいくつか種類がありますが、用途に合わせて使い分けてください。
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