複合機を格安でリースしたい場合に気を付ける点は?現役社長が解説!
業務用フルオプションA3カラー複合機を月額6,900円でリース・販売している株式会社じむやの堀田です。
今回は複合機の格安リースについての記事となります。
目次
複合機を格安でリースしたい場合に気を付ける4のポイント
一概に複合機と言っても、「インクジェットかレーザー」か「家庭用か業務用」かと、様々なタイプがあります。
今の時代、飛び込みやテレアポで導入するのは、高すぎて意味がありません。
ネットで自ら探した業者であれば、飛び込み等よりは格段に安く導入する事が出来ます。
ただ、ネットの業者もピンからキリまでありますので、無駄な相見積をなるべく取らずに済む様に格安でリースしたいあなたに、業界歴10年のOA機器販売店の現役社長が気を付けるべき点を解説したいと思います。
『「○○円~」という表記は、まず嘘』
リース料金にしろ、カウンター料金にしろ、皆様が「えっ?こんなに安いの!?」と驚かれる表記が目立ちますが、断言します。
あれ嘘です。
何回かこの事についてコラムを書いてますので、皆さんもどこかで見た事があるかもしれません。
基本的にあの様な表記で出せる複合機は、一番ランクの低いA4モノクロ機をリースが出来る限界の期間まで伸ばした金額になるので、皆さんが求めているスペックとは程遠いと思います。
業務用のA3カラー複合機であったら月々6000円台が業界最安値近辺です。
私共の様なネットの反響営業に力を入れている販売店は、基本的に競合する機会が非常に多いです。
なので、競合他社の見積書の内容は把握しており、ファーストコンタクトで見積書に記載する金額も知っています。
その中でコストを一番重視している企業様だと、弊社ともう1社が最後まで残るのですが、それから考察するに月々5000円台以下でA3カラー機を提案しているところは私の知る限り、全国で1社も知りません。
もちろん5台同時導入とかのイレギュラーで見た事はありますが、1台2台では知りません。
『複合機のメーカーで判断する』
複合機のメーカーには高いメーカー安いメーカーが存在しています。
業界シェアが高い程、価格も高くなる傾向になります。
メーカー | 業界シェア | リース料金 |
キャノン | 1位 | 普通 |
リコー | 2位 | かなり高い |
ゼロックス | 3位 | 高い |
シャープ | 4位 | 安い |
コニカミノルタ | 5位 | 普通 |
京セラ | 6位 | 安い |
東芝 | 7位 | 安い |
だいたいこの様なイメージになります。
機能に差はほとんどありませんし、耐久性に関しても一般的な使い方では毎月1000枚も印刷しなければ違いはありません。
シェアが高いメーカーは初期から長年業界をけん引してきたメーカーなので、知名度が高いので高価格戦略をやっているだけです。
ただ、複合機に付随するオプション関連に関してはシェアが高いメーカーの方が充実している傾向にあります。
複合機国内市場シェア率は1位が「キヤノン(Canon)」2位が「リコー(RICOH)」、3位「ゼロックス(xerox)」、4位「シャープ(SHARP)」、5位「コニカミノルタ(KONICA MINOLTA)」
引用元:メーカーの特徴
『必要なオプションが抜かれていないかチェックする』
これも過去に注意喚起しておりますが、皆さんが一般的と思っている複合機の構成は、基本的にオプションを加えた構成になります。
例えば、複合機本体だけが100万円でも、多くのメーカーがFAXがオプションであったり、給紙カセットが2段オプションであったりが普通です。
これらのオプションを抜いて安くする様に見せかけているのです。
こういったやり方は先ほどの「○○円~」という手法で安く見せる事も可能です。
『カウンター料金が高くないか?』
複合機を導入する際の料金は「リース料金 + カウンター料金」という実はシンプルな構造です。
リース料金を下げる変わりにカウンター料金を高くするというケースも考えられますので、単純にリースだけを見ていれば言い訳ではありません。
カウンター料金が1円でも高くなると将来的なコストは数万円以上は高くなりますので、注意が必要です。
カウンター料金の相場は2円前後ですが、これは全国の営業手法を問わない会社での体感的な数字ですので、ネットでは1円~1.2円ぐらいで導入が可能です。
1.5円とかになれば、それは高いと判断して頂いて結構です。
相見積もりの値下げ交渉は2回まで!逆に相見積もりしないのもダメ!
基本的に相見積もりは取る事を推奨しておりますが、相見積もりからの値下げ交渉は2回までが限度です。
弊社ではそんな事はないのですが、「他社がこの値段で出して来たんだけど」というのを3回以上やると、基本的にアフターフォローの質が悪くなります。
色々な横の繋がりで業界の方々と話す機会がありますが、2回目も値下げ交渉されたら限界ギリギリなので、3回目ではただ台数を出すだけの案件になってしまうのでアフターフォローに力を入れる事はしないと断言しておりました。
逆に全く相見積もりをせずに選ぶというのも最善とは言えないです。
自分の中で納得している金額であればそれでももちろん良いのですが、コストにこだわるのであれば念の為、他社からも見積を取った方がいいです。
先ほど書いた通り2回までの相見積もりなら許容範囲の販売店も多いです。
キャッシュに余裕があるなら現金購入も検討してみよう!
複合機の導入の仕方には「リース」と「現金購入」があります。
リースの場合、もちろん月々に分割してお支払いが出来るので負担が少ないのですが、総合的な支払いコストは上がります。
これはリース会社が料率(ローンの金利のようなもの)を設定している為です。
例えば、複合機が現金購入金額50万円で6年リースを希望すると、弊社の場合は1.6%の料率となりますので、6年リースで月々8,000円の支払いとなります。
6年×月々8,000円だと「576,000円」となり、76,000円のコストUPとなるのです。
計算式は下記です。
リースだと保証が付いている!と言われますが、メンテナンスはカウンター料金に紐づいていますので、リースじゃなくても無料の保守は可能です。
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