複合機6,900円以下

染料インクと顔料インクの違いは?複合機で印刷した時の特徴も紹介!

業務用フルオプションA3カラー複合機を月額6,900円でリース・販売している株式会社じむやの堀田です。

 

本記事では、複合機における染料インクと顔料インクの違いについて解説しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

複合機における「顔料インク」と「染料インク」の違いは?

出典:エプソン「今さら聞けない染料インク顔料インクの違い」

 

そもそも、インクとは複合機で紙に印字する時に使用される液体のことです。

 

インクは大きく分けて「顔料インク」と「染料インク」に分かれ、両者の違いは以下のようになります。

 

「染料インク」は塗料の粒子が水に溶けているため、紙に染み込んで印刷をする
「顔料インク」は塗料の粒子大きく水に溶け切っていないため、紙の表面に定着して印刷をする

 

複合機から噴射して印刷するという方法は一緒ですが、インクの性質の違いにより特徴が変わってきます。

 

 

複合機の顔料インクと染料インクの特徴を比較解説!

顔料インク 染料インク
使用する複合機 ビジネスインクジェット複合機 インクジェット複合機
印刷スピード ×
浸透性
耐水性 ×
再現性 ×
コスト

 

上の表にざっくりと早見表を作りました。

 

トナーの場合はどうなの?という方もいらっしゃると思いますので、そっちも気になるという方は「複合機のトナーとは?インクジェットとの違いを11か所解説!」というコラムで違いをご説明していますので、そちらでご覧ください。

 

それでは、両者の違いを解説していきます。

 

 

『使用する複合機』

実は使用するインクによって名称が違ってきます。

 

顔料インク系の複合機は「ビジネスインクジェット複合機」、染料インク系の複合機は「インクジェット複合機」と呼ばれます。

 

ただ、一般的ではありますが、ビジネスインクジェット複合機にも染料系が使われる事がありますので、ご注意ください。

 

 

『印刷スピード』

顔料インクの方が印刷スピードが速いです。

 

それは次の浸透性で説明します。

 

 

『浸透性』

浸透性とはインクが紙に染み込みやすいかどうかということです。

 

冒頭に説明した通り、顔料インクの方が染み込みにくい為、印字した時の「乾かす」という箇所を省略できます。

 

その為、染み込みにくいというのはメリットです。

 

 

『耐水性』

浸透性がよい染料インクは、水に濡れた時の「滲み」も起きやすいということです。

 

一般的には、インクジェット複合機は滲みやすいと言われております。

 

 

『再現性』

今まで性能については顔料インクの方が良いように見えますが、この点だけ染料インクに負けています。

 

簡単に言うと、顔料インクを印字した時の文字のシャープさがあまりありません

 

例えば、データが小さい画像を拡大してみると周りがギザギザになってみえることがありますが、そのような現象が顔料インクに現れます。

 

 

『コスト』

コストも染料インクに軍配が上がります。

 

製造工程としては染料の方が簡単に作れるため、家庭用に向いており安く購入することができます。

 

 

【顔料インク&染料インク】仕事で使う場合はどっちがよいの?

 

個人的な感想としては顔料インクの方がよいと思います。

 

特徴としてトナー(レーザー)に近い性質を持っているため、染料インクよりは快適に印刷ができると思います。

 

「ビジネスインクジェット」と銘打っているので流石にこれは軍配でしょうね。

 

 

複合機とインクジェット方式のプリンターの違いも解説!

染料インクと顔料インクの違いは?複合機で印刷した時の特徴も紹介!

 

オフィスでも業務中に複合機で印刷する機会もあり、規模や用途に応じて適切な機種を選ぶことは非常に重要です。

 

複合機とインクジェット複合機は、それぞれ違った特徴やメリットを持っており、使用目的に応じて選択することで業務における生産性向上に繋がりやすいです。

 

前述したとおり、インクジェット複合機でも顔料インクや染料インクが使用されており、用途で使い分けると管理面でも効率的です。

 

それでは、詳しくみていきましょう。

 

 

『インクジェット複合機との違い』

複合機は、プリント、コピー、スキャン、FAXなど複数の機能を一台でこなすことができる多機能デバイスです。

 

これに対して、インクジェット複合機は、主に印刷機能に特化しており、写真や文書を高品質で印刷することができます。

 

複合機のメリットは、機能がひとまとめにしてあり使い勝手がよいところにあります。

 

一台で複数の機器の役割を果たすため、スペースを節約し、複数のデバイスを管理する手間を減らすこともできるでしょう。

 

また、オフィス環境では、文書のスキャンやFAX送信など、印刷以外の作業も頻繁に行われるため複合機が大変便利。一方、インクジェット複合機は、その印刷品質の高さで知られています。

 

インクジェット方式は、細かいインクの滴を用紙に吹き付けることで、鮮やかな色彩と細かいディテールを再現することができます。

 

特に再現性のよさは染料インクならではの特徴といえます。

 

例えば、写真やグラフィックが豊富な資料を印刷する際におすすめ。また、インクジェット複合機は、さまざまな種類の用紙に対応しており、光沢紙や特殊紙で印刷すればなお色彩豊かで見栄えもよいです。

 

しかし、インクジェット複合機は、印刷コストが高くなる傾向があるためコスト面では注意しなければなりません。

 

インクカートリッジは消耗品であり、特にカラー印刷を頻繁に行う場合、ランニングコストが増加しやすいです。

 

一方で、複合機は、特にビジネス用途での使用を考慮した設計がなされており、トナーを使用するレーザープリンター式の複合機は、インクジェット複合機に比べて1ページあたりのコストが低いといえます。

 

最終的には、使用目的と予算に応じて、レーザープリンター式の複合機とインクジェット複合機のどちらを選ぶかを決定することが重要です。

 

業務において文書中心のビジネス用途であれば、複合機が適しているかもしれません。

 

一方で、高品質な写真やカラー資料の印刷が主な用途であれば、インクジェット複合機が優れた選択肢となるでしょう。

 

どちらの機器も、現代におけるオフィスの業務において印刷用途の幅に応えるための強みを持っていますので、自社に合った機種を選んでください。

 

 

『レーザータイプの複合機との違い』

一方で、レーザープリンターはトナーを使用しており、印刷速度が速く大量印刷に適しています。

 

また、耐久性が高く、規模が大きめのオフィス環境におすすめです。

 

ただし、初期コストが高くカラープリントの品質はインクジェットに劣る場合がありますので、その点がデメリットといえます。

 

 

インクジェット複合機のメリットは?デメリットや選定ポイントも解説!

染料インクと顔料インクの違いは?複合機で印刷した時の特徴も紹介!

 

インクジェット複合機は、導入している企業もよくみられます。

 

その利便性と柔軟性から、家庭だけでなくオフィスでも幅広く採用されています。

 

しかし、インクジェット複合機でも用いられている顔料インクや染料インクには、それぞれにメリットとデメリットも存在するため機種選びには十分な理解をしておくことも重要です。

 

それでは、詳しくみていきましょう。

 

 

『インクジェット複合機のメリット』

顔料インクや染料インクが用いられているインクジェット複合機のメリットを下記にまとめました。

 

  • 高い色再現性
  • 多様な印刷メディア
  • 低い初期コスト
  • コンパクトな設計
  • 簡単なメンテナンス
  • エコ機能と省エネ性能

 

インクジェット複合機、多色インクの仕組みを使用しており、色の再現性が非常に高いです。

 

これにより、写真やグラフィックの印刷に適しており、鮮やかな出力も可能。また、紙だけでなく布やCD/DVD、特殊な印刷メディアにも対応しているモデルが多く、幅広い用途に使用できるメリットもあります。

 

また、インクジェット複合機、レーザータイプの複合機と比較して、初期投資が少なく済む傾向にあります。

 

さらに、小型で軽量なモデルが多く、限られたスペースにも設置しやすいです。

 

カートリッジ交換が主なメンテナンスであり、自社でメンテナンスしやすいところもおすすめです。

 

ちなみに、最新型のインクジェット複合機やレーザープリンターには、エコ機能や省エネ性能が備わった機種も存在します。

 

例えば、エコモードで印刷することでインクやトナーの消費を抑えることも可能。オートパワーオフ機能により、使用していないときの電力消費を最小限に抑えることができます。

 

 

『インクジェット複合機のデメリット』

次に、インクジェット複合機のデメリットもまとめました。

 

  • インクコスト
  • 印刷速度
  • 乾燥時間
  • 長期保存には不向き
  • メンテナンスの頻度

 

そもそもインクカートリッジは消耗品であり、頻繁に交換が必要。純正インクのコストが高いことが問題となることもあります。

 

また、レーザータイプの複合機に比べて印刷速度が遅い傾向にあり、大量印刷には向いていません。

 

それに、インクが紙に浸透し乾燥するまでに時間がかかるため、印刷後すぐに触るとにじみやかすれの原因になることもあります。

 

インクジェット複合機で印刷した文書は、時間が経つと色褪せやにじみが発生しやすく長期保存には不向きです。

 

さらに、プリントヘッドの詰まりなど、定期的なメンテナンスが必要なところもデメリットといえます。

 

インクジェット複合機を選択する際には、これらのメリットとデメリットを考慮し、用途に合った機種を選ばなければなりません。

 

例えば、高品質な写真を印刷したい場合や、特殊なメディアに印刷したい場合には、インクジェット複合機がおすすめ。

 

一方で、文書を大量に印刷するビジネス環境では印刷速度やインクコストを考慮して、他のタイプの複合機を検討する余地があります。

 

 

さいごに|結局ビジネス用にはレーザー複合機が最強!

 

これまでインクの違い等をご説明してきましたが、やはりビジネスにはレーザー複合機一択です。

 

先ほど「顔料インクはレーザーに近い性質」と書きましたが、言い換えるとレーザーに近づけようとしている、つまりレーザー負けているんですね。

 

メーカーによる特徴もそれぞれ違いますが、一通り印刷原稿を比べましたが、やはりレーザーの方がダントツで綺麗ですね。

 

インクジェットで作った見積書だと、会社としての信頼がどうしても薄れてしまいますので、スタートアップの企業様には金銭的によいかもしれませんね。

 

業務用複合機をお求めの際は、ぜひ株式会社じむやに見積書依頼してください。

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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