複合機の待機電力とは?知っておきたい節約方法など解説!
複合機が使う電力で待機電力は、どれくらいかかるのか考えたことのある方もいることでしょう。
本記事では、そんな複合機の使用する電力のほか、待機電力の節約方法について解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機の待機電力はどれくらい?複合機の消費電力を解説!
複合機が使う電気の量は、どの程度なのか気になる所ですよね。
初めに、複合機の電力の数値や待機電力について解説し、電気代の目安を求めることができるTEC値についてみていきましょう。
『状況別の複合機の消費電力を紹介』
複合機は、もっとも多いときで1,100Wから1,500W程度の消費電力がかかります。
しかし、使用状況によって使う電力が変わるのはご存知でしょうか。
常に、最大の電力を使うわけではなく、休止状態やスリープモードに入ることで電力の消費を抑えられるような仕組みが備わっているのです。
コラム:複合機のスリープモードと低電力モードの違いは?設定の注意点を解説!
それでは、複合機はどの場面でどの程度の電力を消費するのかみていきましょう。
結論からいうと、複合機で最も電気を消費する場面は、休止状態からの復帰を行う時といわれています。
このときにもっとも多くの電気を使うため、使用電力は1,100W以上になることが多く、この使用量は電化製品で消費電力が多いとされるエアコンやドライヤーといった水準とほぼ同程度です。
また、複合機の状況別の消費電力は下表のようにまとめることができます。
最大電力 | 複合機の最大電力は、冒頭にも示した通り、1,100Wから1,500W。これは、複合機が休止から印刷を行うまでの行程で電力を使用します。 |
動作時平均電力 | この数値は、複合機を使用している状態が続いている時にかかる電力の値です。概ね、400Wから600Wの電力が消費されることが多いでしょう。 |
待機電力 | 複合機が、休止状態やスタンバイといったときにかかる電力の数値。これは、消費電力がかなり低く、0.5Wから3Wの消費電力で済みます。 |
『TEC値とは?複合機におけるTEC値と待機電力の関係を解説』
複合機といったOA機器の使用する電気の値を測る指標であるTECとは、どういった指標なのでしょうか。
TEC値とは、国際エネルギースタープログラムで定められている、標準的な電力の消費量のことを指します。
具体的には、1週間で消費されるであろう電気の消費量のこと。
つまり、使用頻度が高い稼働日5日間と、あまり使うことのない待機電力のみを使う休日などの2日間での消費電力量(kWh)の値です。
例えば、TEC値を3kWhとして、電気代を30円/1kWhとしたときの1か月の電気料金を計算してみましょう。
3kWh ÷ 7日 = 約0.43kWh/1日
0.43kWh × 30円 × 30日 = 387円
といった具合で、1か月の電気料金を計算が可能です。
複合機の電気代を抑えるには?待機電力を活用する場面を解説!
複合機が使う電力を節約する方法は、実は簡単にできることが多いです。
複合機は待機電力が少ないため、この特性を活かして電力を抑えるように活用することがポイントといってよいでしょう。
『複合機の使用する場面を限定する』
複合機で消費電力が1番大きいのは、休止しているときから復帰する場面ということは前述しました。
待機電力は、低いのですがそこから印刷できる状態に移行するまでに大量の電力を使うためです。
この特性を踏まえて、複合機を使用する場合は、印刷を行う時間をあらかじめ決めておくことが有効でしょう。
まとめて行うことでスリープモードからの復帰を行う回数を減らすことが可能。ただし、この場合は、決まった時間でしか印刷できないため業務に支障をきたす場合もあります。
その場合は、無理せずに可能な限りまとめての印刷が望ましいです。
『使用しない時間は複合機をスリープモードにする』
複合機を使用しない場合は、当たり前かもしれませんがスリープモードや休止モードを使いましょう。
例えば、お昼の休憩時間や定時の後の時間帯では、複合機を使用する場面は減るはずです。
そんなときに、複合機をスリープモードに移行することで、待機電力のみが消費。そのため、結果的に電気代を抑えることができます。
複合機の機種によっては、使用しない時間が経つと自動でスリープモードに入ったりボタンを押して移行したりする仕組みもあるので、機種の特徴にあわせて活用を行いましょう。
さいごに|複合機の待機電力は低い!工夫して電気代を抑えよう!
今回は、複合機に関する消費電力と待機電力の特性を中心に解説しました。
複合機の待機電力はきわめて低く、スリープなどの休止しているときには電気をほとんど消費しません。
電力を多く消費する場面は、休止からの復帰をする場合。待機電力の特性を活かして印刷を行う場合は、できるだけまとめて印刷することが望ましいです。
また、使用しない時間ではスリープモードなどの休止を使用しましょう。
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