複合機の濃度調整を行うメリットとは?かかるコストと方法について解説!
複合機で印刷するときに、濃度調整をすると、より一層鮮明にプリントできます。
普段、複合機を使用する場合は、何気なく使用していることでしょう。しかし、濃度調整を行うことで、数多くのメリットがあることはご存知しょうか。
本記事では、複合機の濃度調整を行うことで得られるメリットについて解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機の濃度調整を行うメリットとは?
複合機では、濃度調整を行うことでどんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、下記の2つのポイントで解説しています。
- コストの節約
- 仕上がり
それでは、詳しくみていきましょう。
『複合機のインクやトナーのコストの節約に繋がる』
複合機で、印刷の濃度調整を行うメリットは、コスト面で節約できること。
濃度を薄くすれば印刷物は見づらくなるかもしれませんが、コストがその分安くなり、環境面に対しても優しいといったメリットが挙げられます。
具体的に、どれくらい節約ができるかみていきましょう。
複合機で濃度調整を行うことで得られる効果は、通常で使用するトナーの量の約10~50パーセントの節約効果が見込めます。
これは、複合機に搭載されている「エコプリント」モードを使用することで、印刷時のトナーの消費量を軽減してくれるため。
外部向け資料には、色が薄くなるためおすすめはできません。
しかし、社内向け資料やちょっとした印刷の場面では、コストを抑える意味で有効といえます。
『濃度調整で仕上がりをお好みに調節できる』
濃度調整は、複合機での印刷時に薄くすることだけではありません。
印刷をメインに取り扱う業界の方からすれば、濃くすることで作品や制作物を調整することもあるでしょう。
例えば、カメラマンなどの写真を撮影してプリントする場合、印刷時の濃さを調整することは十分考えられます。
人物がメインの写真を印刷するときは、イエローを少し上げることで肌の色を明るく調整可能。
また、風景写真を撮影したものを印刷する場合には、彩度を上げて植物などの色合いを強調することでよい作品を印刷できます。
このような濃度調整によって、複合機での印刷物を自分の好みに調整できるでしょう。
複合機の濃度調整を行うには?
複合機で濃度を調整するには、どのように変更するのでしょうか。
ここでは、複合機本体の設定を変更することで濃度調整を行う方法を解説します。
機種や環境によっては、複合機だけなくパソコンでこの設定もできるため、やりやすい方法でやっていきましょう。
『複合機の濃度調整を行う方法』
複合機の濃度設定を行うには、どのようにすればよいのでしょうか。
ここでは、実際に複合機の設定について確認しています。
方法は、意外と簡単。はじめに複合機の「原稿設定」などの項目を選択します。
次に、「濃度」といったメニューがでてくるため、お好みの濃度に変更することで調整ができます。
トナーを節約したい場合は、薄めや別の設定になる「エコプリント」などのモードを活用するとよいでしょう。
また、機種によっては濃度を調整する部位も設定可能。
例えば、背景の地と文字を印刷するとしましょう。その場合、両方を調整するのか、それとも背景の地、文字どちらか一方を調整するのかを仕上がりに応じて変更できます。
印刷するものに応じて、設定を使い分けましょう。
『複合機の印刷の色味を調整する方法とそのメリット』
ここでは、複合機の印刷を行うときに、色味を調整するメリットとその方法を解説します。
色味を調整することで、印刷の仕上がりを色ごとに濃度調整が可能。
青みや赤みが強い写真をバランスのよい写真に調整することができるだけでなく、自然とした見た目の写真を印刷することができます。
また、印刷するものに応じて、雰囲気を変えることができ、見る人の印象を変えることができるでしょう。
では、実際の方法を解説します。
複合機本体で、「編集/カラー」といった文言のメニューを選択。その後、「カラーバランス調整」のメニューから色味を調整していきましょう。
もちろん、ここで調整した方法以外にも、パソコンで印刷の設定を行うことで色味を調整できます。
他にも、もとの画像データを編集することで、仕上がりを思った通りにすることもできるため、自分にあった方法で変更してみるのもおすすめです。
さいごに|複合機の濃度調整はコストと仕上がりの2つの面で考える!
今回は、複合機の濃度調整について解説しました。
濃度調整は、印刷の仕上がりを薄くしたり、濃くしたりすることで効果が違ってきます。
薄くすることで、仕上がりの見た目が悪くなってしまいますが、コストを削減できます。
濃くする場合はその逆で、綺麗な写真を印刷したり、取引先などに使用する資料を作成したりする場合に使うとよいでしょう。
また、これらの設定は複合機本体側で設定可能。機種や環境によってはパソコンでも調整できるため、お好みで変更しておくことをおすすめします。
ぜひ、複合機の濃度調整をお試しください。
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