フラットベッドプリンターとは?特徴と製品について解説!
フラットベッドプリンターという言葉を聞いたことがある方もいることでしょう。
一般的には、業務用向けの印刷機として取り扱われています。
本記事では、フラットベッドプリンターとは何なのか、詳しく解説しています。また、フラットベッドプリンターのおすすめ製品も紹介しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
フラットベッドプリンターとは?
フラットベッドプリンターとは、UVプリンターの1種。ここでは、 UVプリンターに触れつつ、フラットベッドプリンターはどういったものなのかを詳しく解説しています。
『UVプリンターの1種』
はじめに UVプリンターを解説すると、 UVライトを用いて高精細な印刷ができるプリンターです。
コラム:UVプリンターとは?活用方法や制作できるモノなどについて解説!
この製品は、特殊なインクを用いて紫外線の光をあてることによって、すぐに乾燥させながら印刷することが可能。そのため、業務用のグッズや製品を作るのに向いているといってよいでしょう。
そして、フラットベッドプリンターとは、そのUVプリンターのうちの1つです。
このタイプのプリンターの特徴は、大きな台座に印刷物を固定し、材料を動かしながら印刷が可能なこと。そのため、厚みのある製品を印刷するのに、向いている機種という特徴があります。
『多くの用途で印刷可能』
フラットベッドプリンターは、先ほど紹介したとおり厚みのある印刷物をプリントできます。
この特徴を活かして、オリジナルの商品を作成することが可能。例えば、お店の看板や身近にあるスマートフォンケース、さらにはキーホルダーやコースターといったものまで製作することができます。
このことから、フラットベッドプリンターとは、稼げるプリンターと呼ばれることも多いです。
しかしながら、導入にあたってはコストがかかるため、生産性などの観点を考えて導入するとよいでしょう。
フラットベッドプリンターのおすすめ機種とは?おすすめ機種3選!
フラットベッドプリンターは、業務用で活用することにとても向いていますが、いったいどんな機種を選べばよいか難しいですよね。
代表的なメーカーのフラットベッドプリンターとはどんな製品なのか、一例を挙げて紹介していきましょう。
- Mimaki JFX500-2131
- EPSON SC-V7000
- ローランド IU-1000F
ここでは、3種類を取り上げていますので、導入する際の参考にしてください。
『Mimaki JFX500-2131』
解像度 | 1200dpi |
インクの色の数 | 5色 |
印刷速度 | 最大60㎡/h |
最大印刷範囲 | 2100 × 1300 mm |
許容できる厚さ | 50mm |
積載量 | 50㎏ |
「Mimaki JFX500-2131」は、産業用プリンターの一角であるミマキのフラットベッドプリンター。大きな特徴は、印刷スピードが速く生産性が高いことです。
厚さが50mmまで対応しているため、大きめの看板を大量に生産する場面で大いに活用できそうです。
受注生産で厚さ60mmに対応することもできます。
『EPSON SC-V7000』
解像度 | 1440dpi |
インクの色の数 | 10色 |
印刷速度 | 最大43.1㎡/h |
最大印刷範囲 | 2500 × 1250 mm |
許容できる厚さ | 80mm |
積載量 | 50㎏ |
「EPSON SC-V7000」は、個人・小規模オフィス向けの複合機で有名なエプソン社製フラットベッドプリンター。最大の特徴は、10色インクを使用することで、印刷の表現がとても高精細にできる点です。
UVプリンターでお馴染みのホワイトインクだけでなく、レッドインクや淡いシアン・マゼンタ、グレーインクを採用することで高画質を実現しているようです。
『ローランド IU-1000F』
解像度 | 1800dpi |
インクの色の数 | 6色 |
印刷速度 | 1時間に15枚(1220 × 2440mm) |
最大印刷範囲 | 2500 × 1300 mm |
許容できる厚さ | 110mm |
積載量 | 45㎏ |
「ローランド IU-1000F」は、大型プリンターのメーカーのローランドですが、楽器メーカーの関連会社が前身です。
この機種は、厚みの許容量が110mmとサイズの自由度が高くなっています。
解像度も高く、それを支える「バリアブルドット技術」によって高画質なプリント表現が可能。さまざまなニーズに応えられる、フラットベッドプリンターといってよいでしょう。
さいごに|フラットベッドプリンターはビジネスの場面で大活躍!
今回は、フラットベッドプリンターについて解説してきました。
フラットベッドプリンターは、印刷物を台の上に固定し、UVライトを活用してプリントする機種です。
大きめの看板や、壁紙だけでなく、革製品や立体的なものまでプリントすることができるため、ビジネスの場面で非常に大きく活用できると予想可能。今回紹介した製品は、1例ですが機種によって用途の幅や違うため、実現したいことはなんなのかを決めてから、機種を選びましょう。
決して、安くはないフラットベッドプリンターですが、用途が幅広いためポテンシャルは十分です。
ぜひ、フラットベッドプリンターを検討してください。
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