複合機で画用紙の印刷が可能!その方法と注意点について解説!
複合機では画用紙の印刷ができますが、サイズや厚さに注意しなければなりません。
本記事では、複合機で画用紙を印刷する方法や注意点などについて解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機で画用紙の印刷ができる!その方法とは?
複合機で画用紙の印刷は可能です。
ここでは、複合機で画用紙を印刷する方法などについて解説しています。
『複合機で画用紙の印刷が可能』
画用紙とは鉛筆画やペン画、水彩画や図形を描いたりカード類やペーパークラフトなどの工作、手芸の材料に使われたりする紙のこと。白無地が一般的ですが、色のついた画用紙もあります。
紙面は適度な硬さがあり、特有のザラッとした質感を持っています。
この特有のザラッとした質感がある面が表で、裏面はツルツルとした質感。また、良質なものほど化学パルプの比率が高く、経年保存性に優れています。
画用紙の種類について、下表にまとめました。
<画用紙の種類>
種類 | 特徴 |
サンフラワー | 水彩紙の中目ような紙肌を持つ柔軟性に富んでいる |
ニューキャンバスペーパー | 表面にキャンバス柄のエンボスを施した荒い紙肌が特徴 |
白象画学紙 | 幅広い厚さと細目の紙肌を持っている |
ケント紙 | 表面が硬くて平滑な製図やデザイン用によく使われる |
HG画学紙 | 243gという厚さが特徴 |
TMKポスター | ポスターや水彩画などを描くのに適した微妙な荒さを残しているのが特徴 |
ザラッとした質感がある理由は、紙肌に凹凸が施されているため。凹凸は種類によって、施されている凹凸の量や高さなどが異なります。
複合機はトナーと呼ばれる粒状の樹脂を静電気の力で用紙へ運び、紙に乗せられたトナーに熱と圧力を加えて定着させることで印刷します。
トナーは粉状であり、紙肌が凹凸していると定着しにくいです。
画用紙は紙肌に凹凸が施されていますが、印刷は可能。しかし、凹凸の量や高さによってはうまくトナーがのらず定着できないことがあるため、すべての画用紙で印刷できるということではありません。
『複合機で画用紙を印刷する方法』
画用紙は、厚紙印刷モードで印刷します。
ちなみに、一般的なコピー紙は薄紙ですが、それよりも厚手の用紙が厚紙として位置づけられます。
なかには薄紙か厚紙か自動で判断してくれる複合機もありますが、設定変更が必要なタイプだと変更していない場合に印字むらが生じ、用紙に汚れが付着してしまう可能性があります。
設定変更の方法は、メーカーや機種によって異なります。取扱説明書で確認できるため、まずは取扱説明書をご確認ください。
またメーカーや取扱店のサイトでも確認可能。リース時の契約内容もしくは購入先のメーカーや取扱店のサイトで使用している複合機の機種を探しましょう。
取扱説明書を紛失しメーカーや取扱店のサイトで確認できなかった場合は、ぜひ株式会社じむやまでご相談ください。
複合機で画用紙を印刷する際の3つの注意点について解説!
厚紙印刷に対応していれば、複合機でも印刷が可能。しかし、注意しなければならないポイントがいくつか存在します。
ここでは、複合機で画用紙を印刷する際の注意点について解説しています。
『画用紙の厚さ』
複合機の機種によって異なりますが通常、300g/m2までの厚さの紙が推奨とされています。
そもそも、コピー紙は64g/m2。そして官製はがきは209.5 g/m2で、画用紙は150.6g/m2だといわれています。
画用紙の厚さが推奨以上の場合、紙詰まりが発生する可能性があるだけでなく、上手くトナーが定着しない可能性があるため注意しましょう。
『設定』
前述したように、複合機で画用紙を印刷する際には設定変更しておく必要があります。
モード変更しなくてもできることがありますが、変更せずにするとさまざまな不具合が生じます。
例えば、印字むらになったり紙に汚れがついてしまったりする可能性があるため注意しましょう。
『使用するトレイ』
薄紙の場合、給紙カセットを使用しますが、複合機で使用するトレイは基本的に手差しトレイです。
手差しトレイとは、プリンター内部ではなく外から紙を差し込む給紙装置のこと。給紙カセットにセットされている用紙とはサイズの合わない封筒やハガキ、長尺紙、ラベル紙・OHPフィルムなどの特殊な加工が施されている用紙を印刷する際に使用します。
つまり、通常のトレイからでは給紙ができない用紙で取り扱われるということ。複合機の側面についていることが多く、使用する際は引き出す必要があります。
設定で給紙元(給紙方法)に選んでおかなければ、給紙カセットから給紙してしまうため注意しましょう。
さいごに|複合機で画用紙を印刷しよう!
今回は、複合機で画用紙を印刷する方法やその注意点などについて解説してきました。
一般用紙とは厚さが異なる画用紙を印刷するには事前に設定しておかなければならず、不備があると紙詰まりや故障の原因に繋がるため注意が必要です。
本記事で紹介した注意点などを参考にし、正しい方法で画用紙を印刷しましょう。
おすすめ記事:パンフレットとは?リーフレットとの違いや作り方のコツを解説!
無料の予約システム「タダリザーブ」
最新記事 by 堀田直義 (全て見る)
- 複合機の月間印刷枚数の目安は?プロが業種毎に相場枚数をご紹介! - 2024年11月19日
- 複合機の原稿カバーの清掃は必要?手順と掃除の注意点について解説! - 2024年11月18日
- 複合機がオフラインとなる4つの原因とは?印刷の対処法も解説! - 2024年11月14日
- 複合機は保守契約なしにする事は出来る?おすすめはしないが可能 - 2024年11月13日
- 複合機を現金購入で買うと保守が出来ない?リース保証とカウンター保守の違いをご紹介! - 2024年11月11日