タンク式複合機のメリット・デメリットは?おすすめ製品3選!
複合機というと、カートリッジ式やレーザー式がおなじみですが、最近はタンク式の複合機も出回っています。
この記事では、そんなタンク式複合機の特徴やメリット・デメリットについて解説しています。また、おすすめ製品の選び方についても紹介しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
タンク式複合機のとは?特徴と仕組みについて解説!
タンク式の複合機とは、インクタンクに直接インクを流し込むタイプのプリンターです。
これまで多かったカートリッジ式では、インクがなくなるとカートリッジを交換していましたが、タンク式ではなくなったボトルにインクを注入します。
従来のインクジェットプリンターとは異なり、インクカートリッジではなく、プリンターのサイドや上部にあるインクタンクに直接インクを補充することが特徴的。タンク式複合機には、いくつかのメリットやデメリットがありますが、詳細については次章でみていきましょう。
タンク式複合機のメリットとデメリットについて解説!
タンク式複合機には場所をとらずコストパフォーマンスが高いとされるメリットもあれば、その一方で、インク交換時に汚れやすいなどのデメリットもあります。
ここでは、そんなタンク式複合機のメリットとデメリットについてまとめました。
『タンク式複合機のメリット』
早速、タンク式複合機を利用するメリットからみてみましょう。
他のタイプの複合機にはないメリットがいくつかありますので、下記にまとめました。
- インク容量が大きい
- 印刷コストが安い
- 省スペース
- 環境にやさしい
それでは、詳しくみていきましょう。
インク容量が大きい
タンク式複合機の大きなメリットの1つが大容量なことです。インクボトル1本でブラック6,000枚、カラー7700枚も印刷できるタイプがあります。
カートリッジ式複合機に比べても、非常に大きな容量です。
日頃大量の印刷をする方、企業などにとってはこの大容量はありがたい点。インク残量をそれほど気にする必要もなくなり、インク交換頻度も減り、手間が軽減されます。
印刷コストが安い
1度のインク交換で大量の用紙に印刷ができるタンク式複合機の印刷コストは安いです。
カートリッジ式複合機では、L版写真の印刷に約20円くらいかかることがありますが、タンク式なら6円程度で済む場合があります。
A4カラー文書の場合、カートリッジ式では1枚12円程度、タンク式なら0.9円程度です。
もちろん、製品の種類によってこの額は変わってきますが、カートリッジ式とタンク式で、印刷コストが大きく違う点はどの製品でも同じです。大容量で印刷コストが安い。とても便利な製品になっています。
省スペース
タンク式複合機はインクタンクをプリンター本体に内蔵していますが、一般的なトナーと比較すると小さくコンパクトです。
インクタンクを保管する際に広いスペースを確保する必要がなく、オフィス内でも場所をとりません。
そもそもタンク式複合機は、印刷・コピー・スキャンなどの機能が1台にまとまっています。従来は、これらの機能をそれぞれの機器で行う必要があり、机や作業スペースを圧迫することがありました。
しかし、タンク式複合機はこれらの機能を1台でまとめているため、机や作業スペースを有効活用できます。
何よりインクジェットやレーザー式複合機のように大きなトナーを保管する手間を考えると、省スペースで済むタンク式複合機はメリットが大きいといえます。
環境にやさしい
タンク式複合機はインクカートリッジを使い捨てることがないため、環境にも優しいといえます。
一般的には、業者が回収します。
また、最近の複合機は全体的にいえますが省エネ機能が充実しているため、電力消費も少なく済むところもメリットの1つ。オフィスなど職場環境において利便性も高く、注目されているタイプの1つです。
『タンク式複合機のデメリット』
続いて、タンク式複合機のデメリットをみてみましょう。
実際にタンク式複合機を購入するかどうかは、メリットとデメリットの両方を確認したうえでよく検討したほうがよさそうです。
タンク式複合機のデメリットを下記にまとめました。
- 複合機本体の価格が高い
- インクを交換するときに汚れる可能性がある
それでは、詳しくみていきましょう。
複合機本体の価格が高い
カートリッジ式の複合機に比べると、タンク式複合機の価格は高いです。
後ほど具体的な製品を紹介しますが、同じメーカーの同じような複合機で見ると、1万円以上価格に差が生じることもあります。
インク自体は大容量になっているので印刷コストは抑えられるものの、購入時には大きな出費になります。
その出費の元を取ろうとすると、月に70枚の割合で5年間印刷し続ける必要もあるとの試算も。普段大量の印刷をしない人にとっては、達成しにくい数字かもしれません。それなら、無理にタンク式複合機を購入しなくても、カートリッジ式でも十分でしょう。
インクを交換するときに汚れる可能性がある
タンク式の複合機のインクを交換するときは、手や服、床が汚れる可能性があります。
カートリッジ式複合機なら、カートリッジを交換するだけでよく、注意して扱えば汚れることもありませんが、タンク式ではそう行かないことがあります。
タンク式複合機では、インク交換時にタンクへ直接注入します。
その注入時にうっかりしていると、どこかが汚れてしまうのです。複合機のインクが手や服、床に付くと非常に落としづらいです。
洗濯や掃除も大変なりますから、インク注入時は細心の注意を払ってください。
タンク式複合機の選び方は?2つのポイントで解説!
タンク式複合機の選び方には、主に下記の2つが挙げられます。
- 用途に合わせて選ぶ
- コスパで選ぶ
それでは、詳しくみていきましょう。
『用途に合わせて選ぶ』
タンク式複合機は、用途や環境で選ぶことが重要です。
大容量型のタンクインクを搭載している複合機であれば、長期間使い続けられます。
口コミをみてみましたが、個人であれば年単位で交換するというケースもみられました。
https://twitter.com/WvrbhXUUwGbLRY2/status/1632749603404804099
タンク式複合機は確かに大量印刷が可能なタイプですが、あまりに長期間使用しないでいると乾燥してしまい、インク詰まりしてしまうこともあるため注意が必要です。
『コスパで選ぶ』
タンク式複合機をコスパで選ぶのもよいでしょう。
口コミからみても分かるとおり、タンク式複合機はコストパフォーマンスが良好です。
https://twitter.com/ritori1216/status/1185101762572644352
特に印刷費用が格安で済むのは、経済的で魅力的に感じる方もいることでしょう。
タンク式複合機のメリットでも触れていますが、オフィスでも多用されるA4カラー文書の場合でもタンク式なら0.9円程度で済みます。
これが、カートリッジ式なら1枚12円程度かかるため、いかに経済的かご理解いただけたかと思います。
【3選】おすすめのタンク式複合機を厳選して紹介!
ここからは、実際に皆さんに利用してほしいおすすめのタンク式複合機を紹介します。
今回、厳選して紹介するタンク式複合機は下記のとおりです。
- GIGATANKG6030
- GIGATANKG7030
- GIGATANKG3370
ここではCANONの製品を中心に取り上げますが、それぞれどのような特徴がある複合機なのか、詳細を見てみましょう。
『GIGATANKG6030』
CANONのGIGATANKG6030には、次のような特徴があります。
- プリントコストを大幅に低減
- 特大サイズのインクタンクでたっぷりプリント
- 高速プリントで大量印刷がスムーズ
- コンパクトサイズで省スペース化
- Wi-Fi 5GHzに対応
- 最大350枚の大容量給紙
- インク補充時の注ぎ過ぎを自動でストップ
- 注ぎ口の形状と色を変え誤挿入を防止
GIGATANKG6030のプリント代は大幅ダウン。モノクロが1枚約0.5円、カラーが約1円になっています。優れたコストパフォーマンスを発揮します。
インクタンクは特大サイズです。1本につきブラックは約6000枚、カラーは約7700枚のプリントが可能。一度インクを補充すればかなり長く使えるほか、インク残量は外から簡単に確認できます。
高速プリントにもなっていて、大量プリントがスムーズ。モノクロで1分間に約13枚、カラーで1分間に約6.8枚のプリントができます。
複合機で多機能タイプなのに省スペースなのは使いやすいところ。ご家庭の書斎やオフィスのデスク、店舗のバックヤードなどどこにでも置きやすいです。
Wi-Fi 5GHzにも対応。PCやスマホとの接続がスムーズで、遅延や接続できないなどのトラブルは起きにくくなっています。
給紙可能数はA4普通紙で前面カセットに最大250枚、後トレイに最大100枚で、合計350枚にもなるので、補充の手間が省けます。
タンク式複合機のインク補充で困るのが注ぎすぎですが、GIGATANKG6030では、タンク内の空気と液体を交換するようになっています。タンクの空気口が液面に触れると自動でストップ。これで注ぎすぎの心配がありません。
インクの注ぎ口は形状と色を変え、正しい色のタンクにしか挿入できないようになっているので、誤挿入することもないです。
以上、GIGATANKG6030のおすすめ点を見てみましたが、優秀なタンク式複合機であることがお分かりになったでしょう。
『GIGATANKG7030』
GIGATANKG7030の基本的な特徴はGIGATANKG6030と同じです。低ランニングコスト、特大容量タンク、大容量給紙、高速プリント、コンパクトサイズ、インク補充時の注ぎ過ぎを自動でストップなどです。
自動両面プリントもできる点も同じ。一度の操作で裏表まとめてプリントでき、書類や資料、Webページなど大量の用紙を節約することができます。両面コピーも可能です。
GIGATANKG6030と違う点は、以下の通りです。
まず、写真印刷には発色の良い染料インク、文書のプリントにはシャープな顔料ブラックインクを使用。それぞれのメリットを活かしながら、幅広いプリントに対応しています。写真プリントでは、フチなし印刷も可能です。
高速電送可能なスーパーG3規格対応ファクスがついたこともGIGATANKG6030と違う点。複合機としての機能をさらに高め、通信時間が短縮化され、大量通信や遠距離通信時の通信コスト削減もできるようになっています。
『GIGATANKG3370』
GIGATANKG3370はCANONから2022年12月上旬に発売することになるタンク式複合機です。CANONの最新式のタンク式複合機だけに、優れた機能があります。
タンク式としての機能はGIGATANKG6030を踏襲しています。違う点を挙げるとすると、メンテナンスがしやすく安心な使いやすさ。
メンテナンスカートリッジとともに本体のプリントヘッド交換が自分ででき、修理に出す手間が省けます。修理にかかる時間をなくすことで、使えない時間もなくなりますから、とても便利です。
以上、CANONのタンク式複合機のおすすめを3種類紹介しましたが、どれも優秀な品ばかり。印刷コストも抑えられ、インク補充の手間も少なくなり、インクの注ぎすぎも防止するようになっています。
複合機でありながらも、コンパクトで置き場所を選ばないのもいいところ。どの製品もぜひとも使用していただきたいです。
さいごに|タンク式複合機の導入を検討しよう!
今回は、タンク式の複合機の特徴やメリット、デメリットについて解説してきました。
レーザー式複合機やインクジェットと比べて汚れやすく導入コストが高い傾向にありますが、インク容量が大きく交換する手間が減るところはメリットといえます。
他にも、タンク式複合機ならL版写真の印刷が6円程度で済む場合があり、印刷コストが安くで済み高いコストパフォーマンスを生み出すことでしょう。
メリットとデメリットをよく理解し、オフィスに合ったタンク式複合機の導入をご検討ください。
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