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複合機の静電気対策はどうすれば良い?3つのポイントで解説!

複合機を使用するなかで、静電気によって紙詰まりすることがあります。

 

本記事では、そんな複合機の静電気対策について解説しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

複合機で静電気が発生する要因について解説!

複合機で静電気が発生する要因について解説!

 

紙詰まりは、複合機トラブルのなかでも特に発生頻度が高いトラブルの1つ。

 

紙詰まりは複合機やプリンターなどで用紙が正常に給紙または排出されず、機器内に用紙が引っ掛かるなどして印刷ができなくなる現象で、ペーパージャムとも呼ばれています。

 

複合機でこの紙詰まりが起きてしまうと、そのままでは複合機を使うことができなくなるため、まずは詰まった用紙を取り除く必要があります。

 

ちなみに、このような措置を繰り返していると作業・業務に支障が出ます。

 

また、何度も発生するなかで無理に直そうとすると故障に繋がる可能性もあるため、事前に予防することが重要です。

 

静電気は、そんな紙詰まりを引き起こす原因の1つといわれています。

 

ここでは、なぜ複合機で静電気が発生するのか?というテーマで解説しています。

 

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『構造的に静電気を使用する』

静電気とは、一定のところで停滞している状態の電気の総称。複合機は電気で動いていますが、動かすのに使われている電気は常に動いています(電流)。

 

しかし、動かず(流れず)あるところでとどまった状態の電気が静電気です。

 

実は、複合機を印刷する際に静電気を使っています。

 

複合機はトナーを使って印刷していますが、用紙に塗布したトナーを定着させるために、まず感光体ドラムを帯電させます。

 

この感光体ドラムを帯電させるのに使われるのが静電気です。

 

つまり、印刷に静電気を使っている複合機は、もともと静電気が発生しやすい機器なのです。

 

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『給紙トレイ内で紙同氏が擦れ合う』

衣類を脱ぐときに静電気が発生しやすいのは、脱ぐときに衣類と体、もしくは衣類と衣類が摩擦するためです。

 

印刷時、給紙トレイ内にある用紙が給紙ローラーで1枚ずつ内部に運ばれていきますがその際、用紙が次の用紙と接触しているほど摩擦が起こりやすくなります。

 

つまり摩擦が起こりやすいということは、静電気が発生しやすいということ。特に空気が乾燥していると、より静電気が発生しやすくなります。

 

そもそも空気が乾燥していると、より静電気が発生しやすくなるのは、乾燥した空気は物体が電気を持ったときに電気の逃げ道をつくらないため。

 

物質自体に帯電する量が増えてしまうことがその理由といえます。

 

 

複合機の静電気対策を3つのポイントで解説!

複合機の静電気対策を3つのポイントで解説!

 

もともと、構造的に静電気が使われていることに加え、給紙の際に静電気が発生しやすい複合機。

 

そんな複合機で静電気対策をするには、どうすればよいのでしょうか。

 

ここでは、おすすめの対策として下記のポイントでまとめました。

 

  • 絨毯(カーペット)
  • 空気の乾燥
  • 紙の間の空気

 

それでは、詳しくみていきましょう。

 

 

『絨毯(カーペット)の上に複合機を設置しない』

絨毯(カーペット)の上に置いているものは、静電気が発生しやすいといわれています。

 

そのため、複合機は絨毯(カーペット)を敷いていない場所に設置するようにしましょう。

 

絨毯(カーペット)を敷いている床はフローリングやタイルの床と比べ、複合機で作業している人が歩いた際に発生する摩擦や、作業時に発生する振動での摩擦によって静電気が発生しやすいです。

 

 

『空気の乾燥をなるべく避ける』

前述したように、空気が乾燥していると静電気が発生しやすくなります。

 

空気が乾燥しやすくなるといえば冬を思いつく方が多いと思いますが、実は春も空気が乾燥しやすい季節です。

 

また、夏場もエアコンを長期間つけていると、空気が乾燥してきます。

 

オフィス内の空気の乾燥を防ぐ方法として、「水やお湯を入れたコップを置いておく」「加湿器を使う」などが挙げられます。

 

ただ、どちらも複合機に近すぎる場所に置くと、水・湿気で複合機が故障してしまう危険性があるので注意しましょう。

 

 

『紙と紙との間に空気を入れる』

用紙同士が擦れることで発生する静電気は、トレイにセットする前に用紙の束をさばいて、紙と紙の間に空気を入れることで発生を軽減させることができます。

 

トレイに新しい用紙をセットする際は、用紙をさばいてからセットするようにしてみてください。

 

また、用紙が長期間トレイに入ったままになっていると、静電気ではなく湿気で紙詰まりが発生しやすくなります。

 

湿気による紙詰まりも、用紙をさばいて紙と紙の間に空気を入れることで発生を軽減させることが可能です。

 

そのため、用紙が長期間トレイに入ったままになっているようなら、印刷前にトレイから出してさばいた後、セットし直すとよいでしょう。

 

 

さいごに|複合機の静電気対策を実践しよう!

さいごに|複合機の静電気対策を実践しよう!

 

今回は、複合機の静電気について解説してきました。

 

絨毯やカーペットなど、静電気が発生しやすい場所での複合機設置はおすすめしません。

 

その多くは環境的要因を改善するだけで対策できますので、ぜひ実践されてください。

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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