複合機における互換インクとは?純正との違いについて解説!
複合機において互換インクを使用することで費用削減に繋がることから、メリットも大きいように思えますが、不具合やトラブルの原因となる危険性があるため注意が必要です。
本記事では、複合機における互換インクの特徴や純正との違いについて解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機の互換インクとは?その特徴とメリットについて解説!
複合機において互換とは、互いに取り替えが効くこと。
例えば、機器や部品などで、純正品と置き換えてもこれまで通り使用できるような製品のことを互換品(互換製品)と呼びます。
複合機の互換インクも、その互換品の1つ。ここでは、純正インクの互換品である互換インクの特徴や互換インクを使うことのメリット、デメリットを紹介しています。
『互換インクの特徴』
複合機の互換インクには、下記のような特徴があります。
- 複合機本体とは別のメーカーが製造・販売している(サードパーティー製)
- 価格が純正品よりも安い
- インクカートリッジ(タンク)の形状が少し違う
- 問題なく使えても使用によるトラブル発生時のサポートが受けられない可能性がある
純正品の使用済みカートリッジ(タンク)にインクを補充して再販した製品もありますが、そちらは互換インクではなく、再生インクと呼ばれており全くの別物です。
『互換インクのメリットとデメリット』
複合機の互換インクを使うメリットは、インク代が安くなること。
複合機を使うのに、誰もがインクのような消耗品にかかるコストはできるだけ抑えたいと思っていることでしょう。
互換インクを使うことで、複合機のランニングコストを下げることが可能。
しかし、「安物買いの銭失い」ということわざがあるように、互換インクのなかには品質が悪かったり品質にバラつきがあったりするなど、当たり外れがあります。
もし互換性が悪かった場合、印刷時に印字しなかったり、本来とは異なる発色で印刷されたりするかもしれません。また、使用したことで複合機にトラブルが起きる可能性もあります。
さらに複合機メーカーのなかには互換インクを使ったトラブルだった場合、サポートの対象外にしているケースもあるため注意が必要。
そうした場合、まだ無償期間内だったとしても、高い費用をかけて複合機を修理しなければなりません。
また、印刷時には純正品と変わらない印刷結果でも純正品より印刷物の劣化が早いこともあるため、長期で保存していたいデータなどの印刷にはあまり向かないところはデメリットの1つとして留意しておきましょう。
複合機における互換インクと純正インクとの違いについて解説!
複合機の互換インクと純正インクとでは、どのような違いがあるのでしょうか。
互換インクの特徴でも前述しましたが、その結論としては、製造・販売しているメーカーの違いです。
純正インクは、その複合機本体を開発・製造しているメーカーが作っていますが、互換インクはそもそもサードパーティ製品。
同じメーカー製である純正インクは、自社製品の複合機の性能を知り尽くしている人たちが研究を重ね開発されていますので、安心・安定して使え、その複合機の性能が完全に発揮できます。
それに対して、サードパーティ製品である互換インクは、その複合機の開発に直接の関係がない第3者、つまり当事者ではない人たちが作っています。
そのため、複合機の性能が完全に発揮できないこともあるため注意が必要です。
デメリットでも前述したとおり、発色や印字トラブルが起きる可能性があったり、印刷物の劣化が早かったりするのはそのためです。
研究・開発にそれなりに時間をかけていれば問題ないでしょうが、あまり時間をかけずに作った低品質なインクの場合、使うたびにプリントヘッド内部を腐食させたりノズル面の保護膜を劣化させたりすることもあるため注意しましょう。
複合機の互換インクを起因としたトラブルの対処法を紹介!
互換インクの使用でトラブルが起きた場合の対処法は、純正インクを使った場合と基本的には変わりません。
印字されなかったり本来とは異なる発色になったりした場合は、ヘッドクリーニングやインクのセットし直しをするなど、純正品と同じ方法で解決できるでしょう。
純正インクよりもトラブルが発生する可能性が高いですが、ランニングコストが抑えられるのは魅力的です。
そもそも互換インクを使うのであれば、質の高い互換インクのメーカーを選ぶことは重要。安さだけで選ぶのではなく、実際に使ったことがある人の口コミなどをよく調べ、高評価されている製品を使うようにしましょう。
さいごに|複合機における互換インクの特徴を知ろう!
今回は、複合機の互換インクについて解説してきました。
純正とは違うため、故障時においてメーカーのサポートの対象外となりやすいデメリットはありますが、コストパフォーマンスは高いです。
メリットやデメリットをよく理解して互換インクを使うようにしましょう。
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