複合機でUSBメモリーから印刷する方法は?手順や注意点を詳しく解説!
頻繁に必要となる書類などの印刷で、毎回パソコンから操作するのは面倒に感じる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、パソコンを使わずともできる、複合機でUSBメモリーから印刷する方法を解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機でUSBメモリーから印刷する手順とは?事前に必要なものを確認しよう!
USB(メモリー)は、USBコネクタに接続して使う記憶装置。「Universal Serial Bus」の略で、パソコンをはじめとするさまざまな機器と接続するための規格のひとつです。
軽量でコンパクトな記憶装置ですし、CD-Rよりも画像、音楽、書類などのデータの読み書きが高速。そのため、外部へのデータの持ち出しや、外部からのデータの持ち込みにとても便利です。
通常、このUSBメモリーを使って外部から持ち込んだ文書や画像データを複合機で印刷するためには、1度パソコンにデータを保存して、パソコンからの操作で印刷を行わなければなりません。
しかし、最近は直接USBメモリーから印刷が行える複合機が出ています。
ここでは、USBメモリーから直接印刷が行える複合機で、パソコンを使わずにUSBから印刷する方法を紹介しています。
詳しくみていきましょう。
『USBメモリーのなかにはデータが必要』
USBメモリーから印刷を行うには、機種本体にUSBメモリーから直接印刷が行える機能が搭載されていなければなりません。
前提として、使用している複合機に機能が備わっていない場合はできないため、これまで通りパソコン経由で印刷を行う必要があります。
機能が備わっているのであれば可能ですが、どんなデータでもできるというわけではないので注意しましょう。
印刷可能なのは、その複合機で対応しているデータ(ファイル)のみです。
例えば、SHAPPの複合機「MX-2630FN」だと、下記のファイル形式ならUSBから直接印刷が可能です。
- TIFF
- JPEG
- PCL
- PS
- PNG
- DOCX
- XLSX
- PPTX
一方で、KONICA MINOLUTAの「bizhubシリーズ」の場合、対応しているファイル形式は下記のとおりです。
- コンパクトPDF
- JPEG
- IFF
- XPS
- コンパクトXPS
- DOCX
- XLSX
- PPTX
- zip
このように、対応データも機種によって違っているので注意してください。
どちらにも対応しているJPEGとPDFはどちらも、 数あるファイル形式のなかでもごく一般的に画像データの保存に用いられているファイル形式。JPGは静止画の保存に適している圧縮ファイル形式で、PDFはすべての環境でデータを見ることができるファイル形式です。
どちらも多くの複合機で対応しているため、どのデータに対応しているか確認できない場合は、どちらか選んで試してみるとよいでしょう。
また、DOCXはWord、XLSXはExcel、PPTXはPowerPointで作成したデータの保存に用いられているファイル形式です。
『USBメモリーから印刷する手順』
USBメモリーから直接印刷する手順も機種によって異なっています。
本記事では一例として、SHAPPの複合機「MX-2630FN」での手順を紹介しています。
- 複合機本体のUSBコネクターにUSBメモリーを挿す
- 操作パネルで「外部メモリーデバイスから印刷する」を選択する
- 印刷するデータがあるフォルダーから該当するデータファイルを押下する
- 印刷設定画面で印刷を行う用紙を選択する
- 「スタート」を押して印刷を実行する
以上の手順でUSBから印刷できます。
複合機でUSBメモリーから印刷するメリットは?取り扱い時の注意点も紹介!
すべての複合機で行えるわけではありませんが、USBメモリーから直接印刷ができればとても便利です。
しかし、行う場合に注意しなければならないポイントもあります。
ここでは、USBメモリーからの直接印刷でのメリットと注意点を紹介しています。
詳しくみていきましょう。
『USBメモリーから印刷するメリット』
直接印刷が行える複合機であれば、USBで持ち込んだデータをパソコンに一旦保存しなくても済みます。
パソコンから指示を出さずに印刷できるため、時間短縮ができて業務効率が向上しやすいです。
また、USBメモリーで持ち込んだデータにウィルスが潜んでいた場合に、被害を受けるのが複合機だけで済むというのもメリットといえるでしょう。
『取り扱い時の注意点』
USBメモリーから直接印刷すれば時間短縮ができて業務効率が向上します。
ただ、当然ですがパソコンで文書や画像の修正は行えません。
また、DOCX、XLSX、PPTX形式のデータを直接印刷した場合、Wordとかで作成したものとレイアウトが変わってしまうことがあるので注意が必要です。
レイアウトが変わってほしくないという場合は、パソコン経由にするか、形式をPDFにしてUSBに保存してみてください。
- 紛失や盗難に気づきにくい
- マルウェアへの感染リスクが高い
- データの消失リスクが高い
さらに、これらのケースでUSBメモリー自体に注意点があることも知っておきましょう。
さいごに|複合機を使ってUSBメモリーからスマート印刷!
今回は、複合機で簡単にできる、USBメモリーからの印刷方法を解説しました。
だいたいの形式は印刷できますが、なかには印刷することのできないデータもあります。
いざというときに困らないためにも、本記事を役立ててもらえると幸いです。
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