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複合機(コピー機)におけるおすすめの高速機は?用途別にメーカー比較!

「複合機・コピー機の高速機とは何?」

「複合機・コピー機の印刷速度とは?」

 

このように悩みや疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、複合機・コピー機の高速機種類について解説していきます。

 

高速機の特徴だけでなく、印刷速度などの機能性、メリットやデメリットまでも触れています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

複合機・コピー機の高速機とは何?特徴からみたメリット&デメリットを併せて解説!

複合機・コピー機の高速機とは何?メリット&デメリットを併せて解説!

 

複合機(コピー機)において高速機とは、A4で1分間に概ね50枚以上印刷できる機種のことをいいます。

 

分速という考え方があり、複合機の印刷スピードと関係してきます。

 

まずは、分速から複合機における速度の分類についてみていきましょう。

 

 

『複合機の印刷スピード』

複合機における速度の分類については、下図をご覧ください。

 

カテゴリー 複合機の速度分類(目安)
低速機 1~20枚/1分
中速機 20~35枚/1分
高速機 45枚以上/1分

 

複合機やコピー機の高速機は、分速が早いほど価格は高くなります。

 

月間印刷枚数を把握して、複合機・コピー機を選ぶ必要があります。

 

例えば、会議資料など大量の印刷をする会社では、印刷速度が早い複合機がおすすめです。

 

複合機の印刷速度については、こちらの関連記事でも詳しく解説しています。

 

【関連記事】

印刷スピードの「速い複合機」と「遅い複合機」の違いって何?

 

 

『高速機のメリット&デメリット』

高速機として位置づけられている複合機のメリットとデメリットを下表にまとめました。

 

メリット デメリット
・印刷待ちの時間を短縮し大量印刷の負担を減らし、業務効率がアップする
・大量印刷でもコスパがいい
・耐久性が高いため大量印刷でも安定稼働
・高性能のため、本体価格が高めなのでリース契約が一般的
・A3まで対応できる機種はサイズが特に大きいため設置スペースの確保が必要
・大量印刷を行うためトナーや部品の交換頻度が高め

 

 

複合機の高速機が向いている業種とは?理由や用途もまとめて紹介!

複合機の高速機が向いている業種とは?用途も一覧で紹介!

 

複合機のなかでも高速機は印刷スピードも速く、規模が大きいオフィスや企業、団体で導入すれば業務もスムーズです。

 

高速機が向いている業種(おすすめの環境)とその理由について、簡単ですが下表にまとめました。

 

高速機をおすすめする環境 理由
大規模オフィスや企業 大量印刷するため
官公庁や自治体 大量の文書印刷・スキャン作業のため
製造業・物流業 大量印刷するため
教育関係 テスト・教材・プリント印刷するため
医療機関 カルテ・診断書の印刷・スキャンするため

 

次に、用途を下記にまとめました。

 

  • 契約書や報告書やパンフレットの大量印刷
  • 業務用マニュアルや研修資料の作成など
  • 会議資料やプレゼン資料のため

 

高速複合機は、導入コストや設置スペースに注意が必要です。

 

業務量に応じた機種を選びましょう。

 

 

複合機・コピー機の印刷速度とは?4メーカーの高速機を徹底比較!

複合機・コピー機の印刷速度とは?4メーカーの高速機を徹底比較!

 

複合機・コピー機の印刷速度について、下図を参考にしてください。

 

ここでは、京セラ、シャープ、キャノン、リコーのメーカーにおける連続複写速度を比較しました。

 

メーカー(機種) 連続複写速度
京セラ(TASKalfa MZ7001ci カラー:70枚/分
モノクロ:70枚/分
シャープ(BP-70C65 カラー:65枚/分
モノクロ:65枚/分
キャノン(iR-ADV C7780 カラー:70枚/分
モノクロ:80枚/分
リコー(RICOH IM C8000 カラー:80枚/分
モノクロ:80枚/分

 

枚機に関する考え方については、こちらの関連記事をご確認ください。

 

【関連記事】

複合機の枚機とは?分速あたりの印刷枚数など解説!

 

 

複合機の4メーカーで高速機のメリット&デメリットを比較紹介!

複合機の4メーカーで高速機のメリット&デメリットを比較紹介!

 

京セラ、シャープ、キャノン、リコーの複合機メーカーがリリースしている高速機のメリットとデメリットを比較しました。

 

メーカー別の主流となっている高速機の機種を一覧表に取りまとめています。

 

それでは、みていきましょう。

 

 

京セラ製高速機のメリット・デメリット

メリット デメリット
長寿命&コストパフォーマンスがいい
セラミック製のドラムを使用しているため耐久性が高い
省エネ設計で電気代の節約にも繋がる
操作性のクセがあるため慣れるまで時間がかかる場合がある
他メーカーより発色が控えめ(特にカラー)
大手メーカーに比べ、拠点数が少ないため地域によっては時間がかかる

 

 

シャープ製高速機のメリット・デメリット

メリット デメリット
大型タッチパネル掲載しているため操作がしやすい
鮮やかなカラーやグラデーションなど、印刷品質が高い
トナーやドラムの交換がしやすい設計
トナーやドラム価格が他メーカーより高め
大型モデルは狭いオフィスには向かないこともある
拠点が少ない地域では対応が遅れることもある

 

 

キャノン製高速機のメリット・デメリット

メリット デメリット
カラー印刷の発色が鮮やかでトップクラス
家庭用から業務用まで幅広い
全国に拠点があり対応が早い
トナーやインクの価格が高い
高速印刷は他メーカーと比べると遅め
サイズが大きいモデルが多め

 

 

リコー製高速機のメリット・デメリット

メリット デメリット
モノクロ・カラーともに業界トップクラスの高速印刷・大量印刷
省エネ性能が高く電気代を抑えれる
全国に拠点があり対応が早い
カラー印刷のトナー消費が多いためコストが高い
UIがやや複雑(細かい設定が可能なプロ向け)
高速印刷や大量印刷するためサイズが大きいモデルが多め

 

複合機・コピー機における4大メーカーの高速機を比較紹介してみました。

 

他、リース事情や画質、ランニングコスト別のメーカー比較は、下記の関連記事をご覧ください。

 

【関連記事】

【2025年のおすすめ複合機】オフィス用メーカーのリース比較ランキング10選!

 

 

小規模・中規模オフィス向けの高速複合機とは?

小規模・中規模オフィス向けの高速複合機とは?

 

中小企業庁の「中小企業白書」によると、2024年度における中小企業の割合が日本国内企業総数の99.7%にものぼるとのこと。中小企業向けに、小規模・中規模オフィスにおすすめの高速機を選ぶ際のポイントをまとめました。

 

ちなみに、小規模オフィスでも、業務効率のため高速印刷が必要なケースもあると思います。

 

結論から申し上げて、機種を選ぶ際には、コンパクトでコストパフォーマンスがよい機種を選ぶことが重要です。

 

小規模・中規模オフィス向けの高速機において、下記4つの選び方をみていきましょう。

 

  • 印刷速度
  • コスト
  • 設置スペース
  • ネットワーク

 

印刷速度を選ぶポイントは、30~50枚/分であれば小規模オフィス向けの高速機、50枚以上/分であれば中規模以上向けと考えましょう。

 

コストを抑えるには、京セラ・シャープの高速機を選ぶことを前提とすればトナーのコストパフォーマンスもよく、経費節約できます。

 

ちなみに、リコー、キャノンは高速性と高耐久性の観点でおすすめです。

 

設置スペースも考えなければなりません。

 

デスク上にも置けるサイズを選ぶだけでなく、A3まで対応の場合は「スリムタイプ」の高速機を選びましょう。

 

ネットワークとクラウド連携で効率化することも重要なポイントのひとつ。Googleドライブやワンドライブ、ドロップボックスに直接スキャン可能な高速機、さらにはリモートやスマホ印刷もできる機種がおすすめです。

 

 

小規模・中規模オフィス向けのおすすめ高速複合機(最大A3)を紹介!

小規模・中規模オフィス向けのおすすめ高速複合機(最大A3)を紹介!

 

小規模もしくは中規模のオフィスにておすすめの高速機を、下表にてまとめました。

 

メーカー/製品名 税込の希望小売価格(分速の印刷速度)
京セラ/TASKalfa 7054ci TASKalfa 7054ci W(ホワイトモデル) 2,850,000円(モノクロ70枚/カラー70枚)
京セラ/TASKalfa 6054ci TASKalfa 6054ci W(ホワイトモデル) 2,530,000円(モノクロ60枚/カラー60枚)
京セラ/TASKalfa 5054ci TASKalfa 5054ci W(ホワイトモデル) 2,070,000円(モノクロ50枚/カラー50枚)
リコー/IM C6000、IM C6000LT -(モノクロ60枚/カラー60枚)

 

中小企業で使用する複合機において、おすすめの印刷速度は1日500~1500枚(25~35PPM)、もしくは1日2000枚以上(35PPM以上)。モノクロ印刷のみの場合は、京セラ「ECOSYS P4060dn (600PPM)」で高速印刷が十分可能です。

 

コストだけを抑えたい場合は京セラ、またはシャープ製の高速機が比較的割安です。

 

ちなみに、高画質印刷を求める場合はキャノン、大量印刷・高耐久性を求めるならリコー製の高速機を選びましょう。

 

設置スペースにおいて、A4専用モデルの場合はコンパクトかつ低コストの高速機。A3対応モデルの場合、スリムタイプを選ぶことについては、前述したとおりです。

 

 

複合機・コピー機における高速機の選び方とは?6つのポイントで解説!

複合機・コピー機における高速機の選び方とは?6つのポイントで解説!

 

オフィスの規模や業務内容に高速複合機を選べば、印刷コストを抑えて業務効率化のアップにも繋がります。

 

下記、6つの選び方で考えることをおすすめします。

 

  • オフィスの印刷量に合わせたPPMを選ぶ
  • 印刷コストを比較してコスト効率のいい機種を選ぶ
  • A3が必要か不要か判断してA4専用の場合はコンパクト&低コストを選ぶ
  • スキャンやクラウド機能を確認して業務効率アップ
  • メンテナンスコストを抑えられる高耐久性の機種を選ぶ
  • ネットワーク&セキュリティ機能が充実しているか確認する

 

また、複合機において高速機の選び方として、PPMについても知っておく必要があります。

 

PPMとは、1分間に印刷できるページ数のこと。例えば、50PPMであれば、1分間に50枚印刷可能という考え方です。

 

この数値が大きいほど、高速印刷が可能な複合機ということです。

 

PPMの目安については「複合機の基「ppm」って何?印刷速度について詳しく解説!」の参考記事をご確認ください。

 

PPMが速いほど、大量印刷を短時間することも可能。印刷業務が多いオフィスや企業では、50PPM以上の高速機がおすすめです。

 

ちなみに、PPMと関連して国際標準化機構に則ったIPMという指標があります。

 

 

さいごに|自社に合った複合機(高速機)選びが重要!

さいごに|自社に合った複合機(高速機)選びが重要!

 

今回は、複合機・コピー機の高速機について解説してきました。

 

高速機を選ぶ際は印刷速度を適切に選び、印刷コストと用紙対応サイズやスキャン、コピーの充実度を確認することが重要。他、メンテナンスコストと耐久性も確認し、ネットワークやセキュリティー対応しているかも選ぶ際のポイントです。

 

複合機・コピー機の高速機とは1分間に50枚以上印刷できる機種のことであり、印刷速度は機種によって変わります。

 

小規模オフィスでも高速機は需要あるのでぜひ、参考にしてみてください。

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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