複合機のフィーダーとは?構造上の役割やメリットなど解説!
複合機のフィーダーって何?自社に必要なのか分からない・・・という悩みをお持ちではありませんか?
複合機の導入やリースを検討しているものの、フィーダー機能の意味や必要性が分からず、選定に迷ってしまう方は少なくありません。
初めて導入する企業や、コストを抑えたい中小企業にとっては、不要な機能に無駄な費用をかけたくないのが本音でしょう。
本記事では、複合機のフィーダーとは何かという基本からその種類、業務の自動化や効率化に与える影響などについて解説しています。
最後まで読んでいただければ、自社にフィーダーが必要かどうか判断できるようになり、最適な複合機選びができるようになります。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機のフィーダーとは何?場所と役割について解説!
複合機の「フィーダー」とは、原稿を自動で1枚ずつ複合機に送る装置のことです。
コピーやスキャン、FAXなどの機能を使う際に、複数ページの原稿を一括で処理できる特性を持ちます。
手作業で1枚ずつ原稿をセットする手間が省け、作業効率が格段に上がります。
まずは、フィーダーの基本的な構造についてみていきましょう。
『フィーダーの構造上の仕組み』
フィーダーは、原稿を複合機に自動供給する機械で、「ADF(自動原稿送り装置)」や「DADF(両面自動原稿送り装置)」などの種類があります。
ADFは片面の原稿処理に対応し、DADFは原稿の表裏を同時に読み取ることができます。
フィーダーの場所については、下図をご確認ください。

出典:Canon
これにより、大量の書類もボタンひとつで素早く処理可能です。
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『フィーダーの役割』
フィーダーがない場合、手差しで1枚ずつ原稿をセットする必要があり、時間も労力もかかります。
日常的にスキャン業務が多い企業では、フィーダーの有無が生産性に大きく影響します。
役割としても作業時間の短縮だけでなく、業務の自動化や人為的ミスの削減にも繋がります。
『フィーダーを使う業務』
契約書、請求書、申込書など、紙のやり取りが多い業務では、フィーダーを使います。
例えば、顧客ごとの資料を一括スキャンする業務や大量の書類をPDF化して保存・送信する場面など。時間と手間の削減に繋がります。
複合機におけるフィーダーの種類とは?選び方のポイントも解説!
複合機のフィーダーには種類があり、使い方や業務内容に応じた選び方をしなければなりません。
自社に合ったフィーダーを選ぶには、種類別に特徴を理解して社内においてその必要性から判断します。
まずは、一般的なフィーダーを種類別にみていきましょう。
『フィーダーの種類』
複合機において、フィーダーの種類は下記のとおりです。
- ADF(自動原稿送り装置)
- RADF(反転自動原稿送り装置)
- DADF(両面自動原稿送り装置)
ADFは片面のみ、RADFは一度裏返して両面処理です。
また、DADFは同時に両面処理が可能です。
スピードや手間の面で、DADFが業務において最も効率的です。
『業種別にみるフィーダーの選び方』
建設業や医療・介護業などは紙の帳票が多く、DADFのような高速両面処理が向いています。
一方で、小規模事業所でスキャン頻度が低い場合は、ADFでも十分なケースもあります。
業務内容と処理枚数をもとに判断しましょう。
『導入時に確認すべきスペック』
社内に複合機を導入する際は、フィーダーの種類と性能を必ず確認しましょう。
スペック表には「原稿読み取り速度」「対応用紙サイズ」「最大給紙枚数」などが記載されています。
自社の使用頻度や作業量に合ったものを選ぶことをおすすめします。
フィーダー付き複合機を導入するメリットは?
フィーダー付きの複合機を導入することで、印刷する際の業務効率や作業精度が向上します。
人手不足や作業時間の短縮が求められる現場では大きな効果を発揮します。
複合機のフィーダーに関するメリットを下記にまとめました。
- 時間短縮
- ミスの予防
- コスト節約
詳しくみていきましょう。
『業務自動化による作業時間の短縮』
原稿を1枚ずつ手作業でセットする手間がなくなり、従業員の負担が軽減されます。
また、複合機の性能上、1回のスキャン作業にかかる時間が短くなります。
1日に処理できる件数も増えるため、全体の業務効率が高まりやすいでしょう。
『人為的ミスの防止』
複合機のフィーダーによって、手作業による読み取りミスや原稿の入れ忘れ、順序間違いといった人為的ミスを防ぐことができます。
作業の標準化と品質の均一化をしやすいです。
印刷もズレなく綺麗にできるため、取引先への提出物や社内文書の信頼性もあがります。
『リース導入でコストを抑えて高機能機種を活用』
フィーダー付きの高性能複合機は購入すると高額ですが、リースを活用することで初期費用を抑えつつ導入できます。
月々のコストも予算に応じて調整可能なため、コストパフォーマンスに優れた運用が可能です。
さいごに|フィーダー付き複合機の導入を検討しよう!
複合機のフィーダーとは、紙原稿を自動で読み取る装置で作業の手間を省き、業務効率を改善できます。
紙ベースの業務が多い会社では、フィーダーの有無が作業時間やミスの発生率に直結します。
種類ごとの機能を理解し、自社の業務に合ったフィーダーを選ぶことで無駄なコストを抑えることが可能。フィーダー付き複合機のリース導入も選択肢に入れることで、費用対効果の高い運用が可能になるでしょう。
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