東芝複合機の評判早見表!総合的な安さNO1をプロが解説!
目次
東芝テックの複合機の評価
東芝テックの複合機の評価 | |
本体価格 | ★★★★★ |
カウンター料 | ★★★★★ |
耐久性 | ★★★☆☆ |
メンテの速さ | ★★★☆☆ |
色写り | ★★★☆☆ |
シェア | ★☆☆☆☆ (NO8) |
拠点数 | ★★★☆☆ (約120) |
総合 | ★22個(6位) |
東芝テックの独自路線
東芝の独自路線としては「安さでイニシアティブ」「特殊用紙で差別化」という事が挙げられます。
他のメーカーでも「京セラ」「シャープ」を安いと書いてきましたが、総合的には東芝が一番安いです。
というのも、東芝というメーカーはシェアが低い間は、ガンガンに価格を下げてシェアが高くなれば価格を上げるという戦法を使うメーカーです。
これはOA機器に限った話ではなく、他の商材でも当てはまる東芝流の商戦です。
また、東芝は「マグネットペーパー」「エンボス紙」「クリアファイル」等の特殊用紙に強いです。
比較的後発のメーカーであるので、差別化を図る点としてはここ以外になかったと言えます。
本体価格
東芝の本体価格は誰しも認める程安いです。
同業者で話す機会も多いのですが、東芝の話題が出ると決まって「安い!」というワードが出ます。
東芝が粉飾決算で騒がれていた頃には、やはり代理店が一時離れてしまっていた事も多い様でしたが、引き留める為に価格の引き下げがあったという話も聞いてます。
カウンター料金
カウンター料金に関しても相当に安いです。
京セラの次に安いのが東芝ですね。
特に新規開業した代理店は東芝を扱うのが良いです。
基本的に最初はメーカー直だと実績が高いので、2次店としてやっていった方が安いのがセオリーですが、東芝の場合は新規開業でも結構ウェルカムなので、「東芝をメインでやっていきたい!」という熱意があれば、他社でそこそこの実績のある会社と同じぐらいの単価でいけるでしょう。
耐久性
東芝の最大のデメリットは比較的に複合機の耐久性が低いという点です。
シャープと同じく3年目以降からトラブルの頻度がかなり増えます。
私はメンテナンスの技術がないので、何処がどう耐久性が悪いという事は言えないのですが、紙詰まりの頻度や色ずれ等が他社よりも格段に多いです。
弊社では創業当初には、安さから東芝の複合機をメインで拡販しておりましたが、ユーザーの社長から「知り合いの会社とかで他のメーカー触ってみたけど、ぶっちゃけ東芝ってあんま質よくないでしょ?」と言われてしまった事もありました。
これは耐久性という事とは少し違いますが、東芝は初期不良も多いです。
過去に3回初期不良で設置が出来ず、機械を変更した事がありました。
他のメーカーでは、何百台と売っていますが、一度もこんな事がありません。
唯一、お客様のネット環境で京セラのトナー自動配送設定が数時間掛かった事はありましたが、大きいトラブルでもそんなもんです。
一回目は、トナーを入れる箇所の設計が悪く、トナーが物理的に入らないというトラブルです。
設定担当が新人だったらしく、あたふたするだけで何回やってもトナーが入らないのに、延々とトナーを入れようとしてました。
流石に、これには切れそうでしたね。
お客様には4時間待ってもらったあげく、一旦旧物件を戻して使ってもらいましたからね。
二回目は、そもそも印刷が出来ないという品物でした。
三回目は、注文した構成でない複合機でした。
複合機の中にはハードディスクが入っているのが当たり前ですが、ひと昔前の「e-STUDIO 2050C」という機種はハードディスクの有か無しを選べる機械でした。
そもそも、まずそこでハードディスクが要らないという選択肢がよく分からないのですけどね。
ハードディスク有で注文して、現場で設定していたのですが、設定が上手くいかずに長時間試行錯誤していたら、そもそもハードディスクが入っていないという事実は判明しました。
メーカー側も一回目や二回目とは違う、明らかな人的ミスなので、そのお客様は確か一か月ぐらいカウンター料金無料になりました。
逆に言えば、不良品の機械だと何もサービスはなかったですね。
メンテナンスの速さ
メンテナンスの速さは可もなく不可もなくですね。
ただ、メンテナンス担当と信頼関係を結んでいる会社さん程速い感じがします。
会社としてのお客様へ対応は、上記「耐久性」で書いた通りですが、メンテナンスマン個人ですと、とても感じの良い人が多い印象です。
「○○さんが担当のうちは東芝のままで良い」という方も結構いらっしゃいますからね。
色写り
通常モードの色写りに関しては並みではありますが、適切なモードを選択すればコニカミノルタ並みの綺麗さはあります。
特殊用紙を印刷出来る手前上、色写りが粗悪だったら意味がないですからね。
国内シェア
国内シェアはほとんどありません。
原因としては、東芝の複合機じゃなきゃいけない理由というのがないので、リピートがされにくいというのが欠点と言えます。
代理店側からしてもお客様側からしても、価格は安いのは間違いないです。
しかし、リースで考えると5年や6年の分割となるので、東芝と別のメーカーの優良な代理店同士が適切な価格で出したとしても、月額で1000円程の違いしか出ません。
そうなると、製品でファンを作れないと乗り換えられてしまうのです。
この辺りはリコーが上手いですね。価格は高いが製品の品質とサービスの速いので、安さでなびかないユーザーが多いです。
拠点数
拠点数は極々一般的の120拠点で、サービスマンは1500人います。
東芝の詳細な拠点の所在地等は下記よりご覧ください。
https://www.toshibatec-ttss.co.jp/ttss/map.html
総合(まとめ)
総合的に言えば「安かろう少し悪かろう」という感じですね。
東芝も業務用として複合機を発売しているので、全く使えないという訳ではありません。
あくまで他メーカーと比べるとという意味です。
トヨタ自動車と三菱自動車を比べるとトヨタの方が良いという方が大半だと思いますが、そういう感覚ですね。
従業員数人程度の企業には、価格の安さも相まっておすすめ出来ます。
逆に、従業員が多いところには微妙です。
というのも、スキャンしたデータが各PCに飛ばせず、共有フォルダにいく仕様になっているので、他メーカーと使い勝手が違います。
厳密に言えば、各PC事に飛ばす様に設定は出来るのですが、非常に手間がかかり東芝の設定担当も「出来ないものと思って営業した方がいい」と言っています。
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