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複合機のトナーとは?インクジェットとの違いを11か所解説!

業務用フルオプションA3カラー複合機を月額6,900円でリース・販売している株式会社じむやの堀田です。

 

今回は、レーザー複合機に必須の「トナー」とインクジェットとの違いについて解説していきます。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

複合機におけるトナーの特徴は?インクジェットとのメリット・デメリットの違いを比較解説!

複合機のトナーとは?

 

トナーとは、「着色剤・樹脂・離型剤・外添剤磁性粉染料・微粒子」等を原料として作られた「粉」で、レーザー方式印刷機の印刷に使われる着色粉です。

 

トナーの場合は用紙の品質に関わらず、一定の品質で印刷が出来るので用紙によるムラがないのも特徴といえます。

 

トナーの特徴として、よく言われているのは原料の粉は非常に小さいという点です。

 

「椎茸(しいたけ)の胞子の大きさとほぼ同じ1000分の5ミリ程度」の大きさとなります。

 

トナーの一粒は、シイタケの胞子の大きさとほぼ同じ1000分の5ミリ程度と非常に小さく、肉眼では見る事が極めて困難である。
引用:トナー粒のサイズについて

 

それでは、複合機におけるトナーの特徴から詳しくみていきましょう。

 

 

『トナーの種類と特徴』

複合機のトナーには、「純正品トナー」「互換品トナー」「リサイクルトナー」の3種類があります。

 

 

純正品トナー

複合機のメーカーが製造する、オリジナルのトナーカートリッジです。最も高品質なトナーで、高い信頼性がありますが、値段が高めです。

 

 

互換品トナー

複合機のメーカー以外が製造する、純正品トナーに代わるトナーカートリッジです。純正品トナーと比べて価格が安く、性能や品質も十分なものが多く、一部の機種には使用できないものもあります。

 

 

リサイクルトナー

すでに使用された純正品トナーを再生して製造されるトナーカートリッジです。価格が安く環境にもやさしい選択肢ですが、品質にばらつきがあるため注意が必要です。

 

 

『各種トナーの特徴からみたメリットとデメリット』

純正品トナーとは、メーカーが純正品として販売するトナーのこと。プリンターや複合機の保証期間内であれば故障時に無料で修理してくれることがあります。しかし、その高品質ゆえに価格が高めで、互換品やリサイクルトナーに比べてコストがかかってしまいます。

 

一方で互換品トナーはメーカー純正品以外で、同等以上の品質を持つ特徴があります。

 

純正品に比べて価格が安いため、使用頻度が多い場合やコストを抑えたい場合にはおすすめ。

 

ただし、純正品と比べて耐久性や品質が劣る場合があるため、慎重に選ぶ必要があります。

 

そしてリサイクルトナーといえば、純正品に比べて価格が安いことがメリットの1つ。また、リサイクルすることで環境にも貢献できる点が魅力的でしょう。

 

なお、トナーカートリッジの種類は使用する複合機によって異なり互換性も考慮しなければならないため、自社の複合機との相性をよく確認してから購入してください。

 

 

複合機におけるインクジェットとは?トナーとの違いの概要を解説!

複合機におけるインクジェットとは?トナーとの違いの概要を解説!

 

複合機には、トナーと似てインクジェットという仕組みが存在します。

 

ここでは、複合機に使われるトナーとインクの違いについて解説しています。

 

そもそもトナーは、黒色やカラーの粉末状のインクで複合機だけでなく、レーザープリンターなどでも使用可能。一方、インクは液状のもので、主にインクジェットプリンターで使われます。

 

粉末状のトナーは高速印刷や大量印刷に向いており、液状のインクは写真やイラストの印刷に向いているという特徴があります。

 

つまり複合機には、機種によってトナーとインクとの互換性が異なり、使い方にも違いがあるということ。詳細については、表にまとめて後述しますが、まずはその概要からみていきましょう。

 

トナーには「純正品」「互換品」「リサイクル」の種類があることについては前述したとおりですが、インクにも同様の仕組みが存在します。

 

その意味合いや用途に大きな違いはありませんが、概要を下記にまとめました。

 

  • 純正インク:品質や印刷の仕上がりにおいては、安定性が高い
  • 互換インク:互換インクを製造する専門メーカーが製造したインク
  • リサイクルインク:再利用することで製造されたインク

 

複合機におけるトナーとインクとの違いについては、次章で詳しくみていきましょう。

 

 

複合機におけるトナーとインクの違いは?11項目の早見表で徹底解説!

トナー インク
対応複合機 レーザー複合機 インクジェット複合機
原料
複合機本体の価格 高い 安い
原料の製造コスト 安い 高い
色の再現性
(専用紙の場合)
色の再現性
(普通紙の場合)
印刷の綺麗さ
印刷の速さ ×
速乾性 ×
耐水性 ×
保存性

 

 

『対応複合機』

通常、

  • トナーを使用して印刷する複合機を「レーザー複合機」
  • インクを使用して印刷する複合機を「インクジェット複合機」

と呼ばれています。

レーザー複合機と言われる所以として、レーザー光線を使用して印字する為です。

インクジェット複合機と言われる所以としては、インクを吹き付ける方式で印字するためです。

 

 

『原料』

トナーは「粉」を着色料として、「帯電」→「露光」→「現像」→「転写」→「定着」という行程でトナーを定着させます。

詳しくは「レーザープリンターの仕組み」をご覧ください。

インクジェットは「水」を着色料として、圧力で吹き付けて印刷します。

 

 

『複合機本体の価格』

レーザー複合機の最も懸念されるデメリットとして、インクジェットよりも構造が複雑で部品も多い為、レーザー複合機の本体価格の方がが高いです。

 

 

『原料の製造コスト』

同じ容量のトナーカートリッジとインクジェットカートリッジを比べると、大体1.5倍程トナーカートリッジの方が安いというデータがあります。

ただ、日本の家庭用インクジェット複合機だと、本体価格をリーズナブルな価格に抑えて、インク代で稼ぐというビジネスモデルなので、実際にユーザーの元に届くまでの金額としては、5倍以上の価格差があります。

 

 

『色の再現性(専用紙の場合)』

コピー用紙にも種類があり、一番適した専用紙を使うと、インクジェットの方が再現性が高いです。

ただし、家庭用ではなく業務用のインクジェット機となります。

家庭用インクジェット複合機の場合の評価は「△」ぐらいです。

 

 

『色の再現性(普通紙の場合)』

現状、アスクルやカウネット等で買える一枚0.5円~1円ぐらいのコピー用紙に印刷した場合は、レーザーの方が再現性が高いです。

 

 

『印刷の綺麗さ』

インクジェットの場合はどうしても水性の原料を使用している為、普通紙を使って印刷する場合にグラデーションが曖昧模糊(あいまいもこ)になり、常に一定の品質で出力することができない場合があります。

逆に、レーザーは品質が安定しているので、レーザー式が企業に採用される一番の要因と言えるでしょう。

 

 

『印刷の速さ』

レーザー方式だと、最終的に定着させればよいので、理論上は出力速度の制限がありませんが、インクジェットだと速度の上限があります。

 

 

『速乾性』

「印刷の速さ」ではインクジェットに上限があるということは前述しましたが、正に速乾性が大いに関係しております。

そもそも、インクジェットは水性なので「乾かす」という工程がレーザー以上に掛かってしまいます。

そのため、速く出力してしまえば生乾き状態で印刷されてしまい、触ると手についてしまいます。

年々インクジェットカートリッジの性能向上はされていますが、性質上速さではトナーに軍配が上がります。

 

 

『耐水性』

弊社では新規で業務用複合機を検討される方が多いのですが、やはりインクジェットの滲みを気にされる方は非常に多いです。

特に士業の先生達は重要な書類を作成するケースが多く、インクジェットだと業務上の支障があるという声は聞きます。

その点、レーザーでは水に濡らしても滲まないので、耐水性は圧倒的な差になります。

 

 

『保存性』

一般的には、「トナーの保存性、100年頃から劣化する」「インクジェットの保存性は、20年頃から劣化する」といわれております。

複合機のトナーカートリッジとインクカートリッジは、それぞれ異なる種類のカートリッジであり、交換方法も異なります。ここでは、複合機のトナーカートリッジとインクカートリッジの交換方法の違いについて解説します。

 

 

複合機におけるトナーカートリッジとインクカートリッジの交換方法は?その違いについて解説!

複合機におけるトナーカートリッジとインクカートリッジの交換方法は?その違いについて解説!

 

ここでは、トナーカートリッジとインクカートリッジの交換方法について解説しています。

 

 

『トナーカートリッジの交換方法』

複合機のトナーカートリッジは、プリンターやコピー機のトナーカートリッジと同様に交換することが可能。交換方法について、下記にまとめました。

 

  1. 複合機の電源を切る
  2. 複合機のトナーカートリッジのカバーを開ける
  3. トナーカートリッジを複合機から引き出す
  4. 新しいトナーカートリッジに取り替る
  5. トナーカートリッジを複合機にセットする
  6. カバーを閉じる

 

電源を入れるだけで、通常通りに複合機が使えます。

 

 

『インクカートリッジの交換方法』

複合機のインクカートリッジは、前述したトナーカートリッジと同様の手順で交換することができます。

 

トナーカートリッジとインクカートリッジの交換方法に大きな違いはなく、どちらも簡単に交換できます。

 

適切な方法でカートリッジを取り扱い、正しい方法で交換することで、複合機を長く使い続けられることでしょう。

 

 

さいごに|事務所で使うなら複合機はレーザータイプがおすすめ!

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今までご紹介してきたように安定性に優れているのは、トナーを用いるレーザー複合機の方です。

 

しかし、1人でやっているような個人事業主の方でしたらインクジェットでもよいかと思います。

 

株式会社じむやなら、格安で業務用複合機をご提供できます。

 

複合機をお求めなら、ぜひお問い合わせください!

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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