複合機の国内シェアは?大手三社は変わらずだが下位メーカーの変動がありそう!
目次
複合機の国内シェアは?
業務用フルオプションA3カラー複合機を月額6,900円で
リース・販売している株式会社じむやの堀田です。
現在の国内シェアは上記の円グラフの様になっています。
ただ、業務用複合機だけでなく、レーザープリンターもカウントしているので、純粋な複合機シェアではないかもしれませんが、インターネットFAX等も流行しているので、業界の力関係はこの円グラフで間違いないとみていいでしょう。
やはり3強といわれる「キャノン」「リコー」「ゼロックス」は非常に強いですね。
4位のブラザーも家庭用という市場ではかなりの力を持っているいので、このランキングに入ってきてもおかしくはありません。
私が意外だったのが、京セラミタが4位にランクインしているところです。
数年前は業務用複合機のみで絞ると、4番手にシャープが入ってきたのですが、京セラの追いつけ追い越せという姿勢がすごいですね。
弊社でも京セラは好評価を付けているので、市場もそれに気づき始めたという事でしょうか?
業界に変化?複合機ビジネスに曇りは嘘!
大抵こういうシェアの話題になるとブログメディアでは文字数を稼ごうと「業界に変化が起きている!数年後にはがらりとシェアが変わっている!」と大胆予想を書く傾向があります。
複合機のシェアの記事でも「消耗品(カウンター)ビジネスは儲からない」「複合機単体の利益は0」「ペーパーレス化が進むから本体は売れない」という後ろ向きな目の引く記事が多いです。
しかし、言わせて頂きます!それは嘘です!!!!!!!
もうね、ライターが誰に話を聞いたか知りませんが、そんな訳ないでしょう!
複合機という分野は数少ない海外企業の進出が遅れている業界で、各社「複合機事業はドル箱なんですよ」と口を揃えて言います。
もちろん、弊社は販売店でメーカーが不利になる事をなるべく言わないという点を含めても、実際に複合機の会社をやっている弊社の方が内情は詳しいはずです。
確かに代理店へのしわ寄せがあり、大手か零細かの両極端になっていく流れはありますが、メーカーではそんな事はありません。
リコーが時代にそぐわない営業手法をやっているので、伸びが少ないだけであって、複合機はオフィス機器のコネクト役になっている側面があり、「複合機からPC」「複合機からセキュリティ機器」「複合機からビジネスフォン」といった副商材提案をやりやすい製品なんです。
弊社で過去に入れ替え相談を頂いたメーカーの100社
基本的に弊社では新規導入の企業様が多いのですが、何かしらの理由で弊社に切り替え相談を頂く事があります。
代理店と信頼関係があればまず弊社に相談はこないですし、複合機に問題がなけばわざわざ切り替えの相談をする事もないので、「何かしらの理由」というので良い理由はありません。
直接的に今後のシェアに響く数値ではありませんが、切り替えられてしまうメーカーが多いという事は将来的にシェアをもっと落とす可能性があるという事です。
今回は弊社で過去入れ替え相談のあったメーカーを上記の円グラフにしてみました。
このグラフには家庭用の機種は含まれておりません。
大手3社はやはりシェアも高いので、そもそもの母数の関係で相談件数も多いです。
特に弊社ではキャノンの複合機をリース出来ます!と大きく宣伝しているので、キャノンユーザーからの相談は多いです。
ここで目を引くのがシャープの相談件数です。
先ほども書いた通り、元々はシャープは4位でそこそこシェアの高いメーカーでした。
ただ、それを踏まえてもシャープだけ異常に相談件数が多いのが分かりますね。
弊社の統計は100社しか調べませんでしたが、4位の座がシャープから京セラに変わってしまったのも頷けます。
今回の記事ではあまり触れてませんが、コニカミノルタもシャープと京セラと同シェアぐらいだったので、相談件数を見るとコニカユーザーはメーカーや代理店に満足しているという事が見てとれますね。
東芝やムラテックは、シェアがかなり低いので、切り替え相談もこの様な件数になっています。
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