複合機を使った冊子のスキャン方法とは?メリットなども解説!
複合機のスキャン機能を使えば、冊子のスキャンは簡単にできます。
本記事では、複合機を使って冊子をスキャンする方法や、そのメリットについて解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機を使った冊子のスキャン方法を解説!
複合機にはスキャン機能が搭載されているため、書類や写真を取り込んでデータ化できます。
取り込むことができる冊子は、原稿台に載せることができるサイズに限られるため、原稿台からはみ出す場合はスキャンできません。
また、原稿に当てた光の反射光で読み取るため、読み取り面から原稿が浮いていると正しく読み取れないこともあります。
冊子のような印刷物を綴じたものだと、綴じた部分が読み取り面から浮きやすいのでスキャンしにくいです。
しかし、冊子のスキャンが絶対にできないということではありません。
やり方次第では、複合機で冊子のスキャンは可能です。
ここでは、複合機を使った冊子のスキャン方法を解説しています。
詳しくみていきましょう。
『冊子を裁断する』
複合機を使って冊子をスキャンするのに最も簡単な方法は、冊子の裁断です。
冊子を裁断して1ページごとにすれば、のど部分がなくなるため、のどが浮く心配はありません。
特に冊子の1部分だけ複合機でスキャンしたい場合、必要な部分だけ切り取って読み取るだけで済みます。
冊子を裁断してスキャンするやり方としては、まずカバーつきであったらカバーを外し、本体のみを裁断機にセットします。
この際、ハードカバーであったら、そのハードカバー部分もカッターを使って本の本体から取り外しましょう。
また冊子が厚い場合もカッターで分割した方が楽です。
裁断する際は、切りすぎると中央部分が取り込めなくなるため、のど近くまで書かれていないか注意が必要です。
裁断機がない場合は、1ページずつカッターと定規を使って慎重に切り離していきましょう。
裁断したら、それをもとのページ順に複合機の原稿台に載せてスキャンしていけば、冊子のスキャンができます。
『機種によっては裁断なしでスキャンが可能』
裁断すれば簡単にできますが、その冊子の原本はもう読めなくなってしまいます。
そのため、1冊しかない場合や高額な書籍という理由で裁断できないこともあるでしょう。
冊子ののど部分をしっかり押さえつけて読み取れば、裁断しなくても綺麗にスキャンできますが、それなりにコツがいります。
ただし、使用している機種がCCD方式であれば難易度が下がります。
複合機のスキャナ読み取り装置にはCCD方式とCIS方式の2つのタイプがあり、CCD方式の方が読み取り性能が高いです。
CCD方式は光源に白色光源を使用しているので原稿をしっかり照らすことができ、被写界深度が広いため多少、のど部分が浮いていてもきちんと読み取ってくれます。
使っている機種がCCD方式であれば、原稿台にスキャンしたいページをセットして原稿台の蓋は閉じず、冊子ののど部分をしっかり押さえた状態でスキャンをスタートさせればスキャンできます。
複合機で冊子をスキャンするメリットを紹介!
複合機で冊子をスキャンすることは可能です。
やり方次第では裁断しなくてもできますが、スキャンすることでどんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、複合機で冊子をスキャンする下記のようなメリットを紹介しています。
- ページ単位での分割保存
- クラウドを活用した情報共有
詳しくみていきましょう。
『ページごとの分割保存も可能』
スキャンしてデータ化すれば、書かれていることごとに分割して保存することも可能です。
例えば、冊子に書かれているAページの内容とBページの内容とを分割で管理しておきたいということもあるでしょう。
その場合、複合機で冊子をスキャンしてページごとに分割保存しておけば管理がしやすくなり、必要な部分だけ閲覧したい時にその部分を探す手間を省けます。
複合機のなかには、一括でスキャンしたものを設定に沿って自動で分割して保存してくれる機能が搭載されている機種もあります。
機能が搭載されている機種を使っているのなら、その機能を使えば分割保存に手間をかけずに済むでしょう。
『クラウド連携することで情報の共有が可能』
冊子を複合機でスキャンすれば、その冊子がデータ化できます。
紙の本の場合、その本を渡さなくては相手に見せることはできません。
しかし、データ化してそのデータをクラウド上で保存しておけば、そのクラウドからいつでも冊子の閲覧ができます。
クラウドで連携することで、情報の共有も可能となるでしょう。
さいごに|複合機で冊子をスキャンしよう!
今回は、複合機で冊子をスキャンする方法とそのメリットを紹介しました。
複合機の機能を活用することで、取引先の資料などを簡単に管理・共有できるようになります。
ぜひともスキャン機能を使いこなして、業務効率を向上させてください。
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