カウンター料金の途中変更は可能?【複合機業界のルール】
目次
カウンター料金の途中変更は可能?
結論から言います。
メーカーが保守をしている場合は、途中でカウンター料金を上げたり下げたりする事は出来ません。
基本的には複合機を新しく新調した際に契約したカウンター単価が続きます。
しかし、販売店が独自に行う自社メンテナンスの場合は変更する事が出来ます。
メーカーがカウンター料金を変更しない理由としては、下げたりしなくても複合機自体の入れ替えをされたりしないからという理由が強いです。
というのも、業務用複合機は数万円で買える様な物ではなく、桁がもう一つ付くぐらいの金額となりますので、エンドユーザーは費用対効果を考えるとおいそれを複合機を切り替える事が出来ないのです。
それから、メーカーは複合機のシェアを増やしたいという考えがあるので、みすみす販売台数を減らすような事はしないでしょう。
基本的に使用したカウンター料金の10%~20%ぐらいが代理店のストック収益となりますので、必死に受注したものをメーカー都合で勝手に変更したら代理店が離れていってしまいますからね。
ただ、自社メンテナンスの場合は変更できます。
自社メンテナンスの場合は、メーカーからトナーを仕入れて、代理店がそこから利益に残る様にカウンター単価を設定します。
なので、途中の変更は融通が利きますが、メーカーメンテの代理店が出すような激安の単価は期待できません。
自社メンテナンスの場合はいくらまで下げる事が出来るのか?
メーカーメンテの場合は、無理だと分かったが、では自社メンテの場合はどの位安く出来るのか?
というのが気になると思います。
私が聞いた中で一番安くなった事例だと、愛知県安城市の企業様でモノクロ単価3円だったのが、1.3円まで下がったというのを聞いた事があります。
大体は安くなっても2円前後とかですね。
このケースの場合は、印刷枚数が3000枚と割と使う企業様で、弊社がモノクロ0.6円のという価格で切り替えの提案をしていたので、相手の代理店も焦って下げたのでしょう。
結局、そんな事もあり「今の代理店と長く付き合ってるし頑張ってくれたから、このまま使用します。ありがとうございました。」と言われまして「とんでもございません!また機会がありましたら宜しくお願い致します!」と言いましたが、内心はうちの価格の方が頑張ってないか?と思いましたね。
このパターンは何度かありましたが、一回も受注出来た事がないので、正直精神的に疲れる案件ですね。
どうしたら途中変更で安くさせる事が出来るのか?
先ほどの文章の中に答えがありますが、相見積書を代理店に見せて「カウンター単価さげなきゃここで契約するよ?」と脅してあげれば、割と簡単に下げる事が出来ます。
弊社の場合は、超絶薄利多売でやっているので、お客様からのお問い合わせで契約する業界でも珍しいスタイルの代理店ですが、世の中95%以上の代理店が飛び込みとかテレアポでヒーヒー言いながら1件の契約を取ってきます。
そうすると、1件の価値がものすごく重要な意味を持ちますので、切り替えられるのだけは絶対に避けたいので、安くするのです。
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