富士フイルムのDocuWorksとは?ラインセンス価格や使い方を徹底解説!
近年、富士フイルムビジネスイノベーション社製の電子文書と電子化した紙文書を一元管理するオフィス向けソフトウェア「DocuWorks(ドキュワークス)」について、多くの声が寄せられています。
本記事では、富士フイルムビジネスイノベーション社のDocuWorksの特徴や仕組みについて解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
富士フイルムビジネスイノベーション社のDocuWorksとは?会社概要とサービスの特徴について解説!
富士フイルムビジネスイノベーション社のDocuWorksは、旧ゼロックスのDocuWorksと同じソフトウェアです。
DocuWorksの読み方は「ドキュワークス」。富士フイルムビジネスイノベーション社の公式YouTubeで、DocuWorksの概要とその使い方を解説していますので、動画で確認したい方は上記コンテンツをご覧ください。
まずは、富士フイルムビジネスイノベーションの会社概要から詳しくみていきましょう。
『富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の概要』
2021年4月1日付けで、富士ゼロックス株式会社は社名を「富士フイルムビジネスイノベーション株式会社」に変更しました。
これは、富士フイルムグループ内での組織改編に伴い、富士フイルムビジネスイノベーションが富士ゼロックスのビジネスプロセスサービス部門を統合する形で設立されるため。
具体的には、富士フイルムグループは、2020年10月に「ONE FUJIFILM」プロジェクトを発表し、グループ内でのシナジー効果を高めるための組織改編を進めています。
このプロジェクトの一環として、富士ゼロックスのビジネスプロセスサービス部門を富士フイルムグループ内に統合することが決定され、新たに富士フイルムビジネスイノベーション株式会社が設立されることになりました。
富士フイルムビジネスイノベーションの事業内容について、その概要をまとめました。
- BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービス
- ITサービス
- ドキュメントサービス
- AIやIoTを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)の支援サービス
富士フイルムグループとしては、新たに設立された富士フイルムビジネスイノベーションを通じて、事業領域の拡大やグローバル展開の強化を目指しています。
そのなかのドキュメントサービスに、DocuWorksがあります。
『DocuWorksサービスの特徴』
富士フイルムビジネスイノベーションのDocuWorksは、高性能なマネジメントソフトウェアです。
そもそも、皆さんは電子ファイルを閲覧する時にどのようなソフトを使っていますか?
今の時代はほとんどPDFだと思いますが、画像データ何かだとTIFFやJPEG・PNG何かも多いです。
しかし、企業に限って言えば、富士フイルムビジネスイノベーション(旧富士ゼロックス社)が作っている【DocuWorks(ドキュワークス)】という管理ソフトを使用しているケースもみられます。
最新バージョンのDocuWorks®9.1は、より高速で使いやすく、下記のようなセキュアな機能が提供されています。
- 高速な文書検索
- スムーズな文書編集
- 複数の文書をまとめて処理できるバッチ処理機能
- スマートフォンやタブレット端末からのアクセスが可能なモバイル版アプリケーション など
セキュリティ面でも強化されており、文書の閲覧や編集に必要なパスワードの強度設定や、デジタル署名による文書の正当性確認などが可能です。
このように、社内のシステムがしっかり組み込まれている会社のDocuWorks率は非常に高いです。
DocuWorksのライセンス料金については、下記の公式ホームページからご確認ください。
富士フイルムビジネスイノベーションのDocuWorksが企業に支持されている理由とは?3つのポイントで解説!
富士フイルムビジネスイノベーションが展開しているDocuWorksの最新バージョンは、「DocuWorks®9.1」です。
そんなDocuWorksが企業から支持されている理由は、下記の3つが挙げられます。
- 富士フイルムビジネスイノベーション製の複合機と相性がよい
- 高性能
- 独自の便利機能
それでは、詳しくみていきましょう。
『富士フイルムビジネスイノベーション製の複合機と相性がよい』
これは当たり前ですよね。
むしろ相性が悪かったらお客様から「富士フイルムビジネスイノベーションのソリューションとかwwww」なんて笑われてしまいます。
基本的にPCにスキャナで取り込む際にはPDF/JPEG等しかありませんが、富士フイルムビジネスイノベーションの複合機には直接DocuWorksとしてファイル保存できるようになっています。
しかも、このDocuWorksというソフトは富士フイルムビジネスイノベーションの複合機がなくても使えるので、DocuWorksの操作性がいいから富士フイルムビジネスイノベーションの複合機に変えた。
という方もかなりいらしゃいます。
実際に富士フイルムビジネスイノベーションの複合機は性能もよい分、価格面で他社よりも価格が高い場合もあるのですが、それでも8割9割の会社さんは弊社の富士フイルムビジネスイノベーションを選んでくれます。
『機能が高性能』
富士フイルムビジネスイノベーションは「価値ある情報を提供し、社会に貢献することで、世界の人々の幸福に貢献すること」を理念として掲げています。
そして、DocuWorksの強みとして、『紙の様に』というのを掲げており、作業が「紙を扱っているかの様に、分かりやすいソフト」として販売しています。
PDF管理ソフトより優れている費用対効果の高いソフトと言われていますね。
具体例を上げると、社内間でデータのやり取りをする際に、いちいちメールの添付ファイルとして指示したりしている思います。
しかし、DocuWorksでは文章トレイのフォルダを設置する事によって、ドラッグするだけで相手に文章ファイルを見せることができます。
尚且 受注や製造等の工程事フォルダを作っておけば、 指示を見やすく可視化できるのも特徴的です。
※DocuWorksドキュメントトレイのオプションが必要
『独自の便利機能』
その他、PDFではできない機能がありますが、違うファイルをマルチページにすることもその1つ。例えば、「クリアフォルダ」や「封筒」というものがあり、PDFやエクセル等が混同したファイルを一緒に閲覧する事ができるので、 ファイル変換を行わずに済みます。
そうすることで、原稿の管理もしやすくなります。
その他、一定時間更新されてないファイルを実際の紙の様に黄色くできる「黄ばみ」機能。DocuWorksを使っていない会社のために「DocuWorks→PDFに変換」「PDF→DocuWorksに変換」も可能です。
また、富士フイルムビジネスイノベーションのWorking Folderというクラウドを契約すると、一流会社と同等のシステムの構築が可能です。
DocuWorksを使っている企業ではペーパーレスにならなかった企業は、今のところ聞いたことがありません。
また、DocuWorksから管理ソフトを変えたという企業も聞いたことがありません。オフィスのPCに必須なアイテムと言ってもよいでしょう。
DocuWorksの基本的な使い方を紹介!より効率的に書類管理をしよう!
DocuWorksは、電子文書と電子化した紙文書を一元管理するためのオフィス向けソフトウェアで、企業内での文書管理に広く利用されています。
ここでは、DocuWorksの基本的な使い方とさらに便利な活用法について説明します。
『基本の操作手順』
基本的な作業手順は下記のとおりです。
- 新規文書の作成
- 文書の保存
- 文書の開き方
- 文書の編集
新規文書の作成
新規の文書を作成する場合は、「ファイル」の中にある「新規作成」から「DocuWorks文書」を選択します。
新しく作成した文書にはタイトルをつける必要があります。
文書の保存
作成した文書は、「ファイル」メニューから「保存」を選択することで保存できます。
保存する際には、保存先のフォルダとファイル名を指定してください。
文書の開き方
保存した文書は、DocuWorks Deskから開くことができます。
DocuWorks Deskは、DocuWorksで作成、編集、管理できる文書を一覧表示してくれる場所です。
文書の編集
文書を開いたら、ツールバーの各ボタンを使用して文書を編集できます。
例えば、「ペン」ボタンを使って手書きの注釈を追加したり、「テキスト」ボタンを使ってテキストを入力することが可能です。
『さらに便利な活用法』
DocuWorksは、基本的な文書管理機能だけでなく、便利に使うことのできる機能が豊富です。
これらの機能を活用することで、より効率的に文書管理を行うことが可能になります。
下記に、その一部を紹介します。
- ふでばこ
- リンクアノテーション
- タイトルアノテーション
- 見出しやページ番号をつける
- ページ割り付け
以上が、DocuWorksのさらに便利な活用法の一部です。
これらの機能を活用することで、文書管理をより効率的に行うことが可能になります。
ふでばこ
ふでばこは、よく使う機能や最近使ったアノテーションなどを簡単に呼び出すことのできるツールです。
マウスの近くにポップアップ表示されるので、ツールバーまでマウスを移動させる必要がなく、作業を効率的に行えます。
リンクアノテーション
リンクアノテーションを使用すると、DocuWorks文書にリンクを設定することができます。
リンクのついた文書から別の文書やWebページに直接ジャンプすることが可能となります。
主な使用例として、DocuWorks文書に関連する情報を参照させるなど便利に活用できます。
タイトルアノテーション
タイトルアノテーションを使用すると、DocuWorks文書やバインダーに目次を作成することができます。
枚数の多い文書束でも、タイトルアノテーションを使うことで必要な情報へのアクセスが簡単になります。
見出しやページ番号をつける
見出しやページ番号を設定することで、枚数の多い文書の見やすさを向上させることができます。
必要に応じて、位置や余白、開始番号などを指定することができ、好みの仕上がりにすることが可能です。
ページ割り付け
ページ割り付け機能を使用すると、すでにあるDocuWorks文書から以下の新しい文書を作成できます。
DocuWorksの価格
商品名 / ライセンス数 | 標準価格(税別) | 1ライセンスあたり |
DocuWorks 9.1 ライセンス認証版 / 1ライセンス | 17,800円 | 17,800円 |
DocuWorks 9.1 ライセンス認証版 / 10ライセンス | 150,000円 | 15,000円 |
DocuWorks 9.1 ボリュームライセンス版 / 100ライセンス | 1,185,000円 | 11,850円 |
DocuWorks 9.1 ボリュームライセンス版 / 1000ライセンス | 8,690,000円 | 8,690円 |
商品名 / ユーザー数 | 月額料金(税別) | 1ユーザーあたり |
DocuWorks サブスクリプション / 1ユーザー | 800円/月 | 800円/月 |
DocuWorks サブスクリプション / 10ユーザー | 4,900円/月 | 490円/月 |
DocuWorks サブスクリプション / 100ユーザー | 38,500円/月 | 385円/月 |
DocuWorks サブスクリプション / 1000ユーザー | 282,100円/月 | 283円/月 |
DocuWorksには、購入とサブスクの2パターンの導入方法があります。
それぞれ上記の様な価格となっております。
DocuWorksを導入した企業の声
DocuWorksを導入した企業の声を2点紹介します。
これらの企業は、DocuWorksを含む富士フイルムビジネスイノベーションが提供する複合機や関連サービスの導入により、業務効率化やコスト削減などの効果を実感しています。
『大幅な業務時間の短縮と紙の使用量の削減を実現』
配管資材や住宅設備機器、鋼材・機械工具等の加工・施工・販売を手がけるA社では、取引先の多くがWebの受発注に対応していないため、大量の受発注を紙とファクスを使って行っていました。
しかし、送信業務が集中すると複合機の前に行列ができ、業務効率も悪かったとのことです。
これらの課題を解決するために、同社は複合機を富士フイルムビジネスイノベーション製品で統一。データ上で文書を一元管理できる環境を整えました。
導入後は紙の使用量が大幅に減るとともに、業務時間の大幅な短縮を実現しました。
また、ファクスの誤送信リスクも減少し、情報の共有化が進んだとのことです。
この導入によってA社は業務効率化を実現し、取引先への迅速な対応が可能となりました。
企業がデジタル化を進める中での事例と言えます。
『DocuWorksによる効率化とペーパーレス化』
医療用医薬品や医療機器などの流通・販売を行うB社は、全国に150の拠点を持つ大規模な企業です。
その規模を考えると、情報の管理と共有は一筋縄ではいかない課題でしょう。
しかし、富士フイルムのManaged Print Service(MPS)とDocuWorksの導入により、同社はその課題を見事に解決しました。
MPSの導入により、株式会社メディセオは複合機とプリンターの総数を1,900台から650台に削減。台数が減ったことによる作業効率の悪化を避けるためにも、全拠点の担当者とていねいな調整を心がけたそうです。
さらに、DocuWorksとDocuWorksトレイの導入により、お客様や社内の拠点とのファクスのやり取りをペーパーレス化し、PC上で行えるようになりました。
情報の共有と管理が一層スムーズになったことにより、全体で月間1,700時間の効率化を達成。同社は、今後ファクス以外の文書についても、DocuWorksを活用した電子化を進めることで、さらに生産性を高めることを目指しています。
さいごに|富士フイルムビジネスイノベーションのDocuWorksを導入しよう!
今回は、富士フイルムビジネスイノベーションのDocuWorks(ドキュワークス)の特徴や仕組みについて、詳しく解説してきました。
多くの企業で課題とされる「高速な文書検索」「スムーズな文書編集」は業務効率化には欠かせません。
また、複数の文書をまとめて処理できるバッチ処理機能も最新バージョンのDocuWorks®9.1には搭載されていることから、企業にとっても魅力的といえるでしょう。
富士フイルムビジネスイノベーションのDocuWorksをぜひ、導入してみてはいかがでしょうか。
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