複合機FAXの送り方は?0発信の仕組みや複数枚への対処法など解説!
複合機でのFAXの正しい送り方を知りたい方もいるでしょう。
本記事では、複合機FAXの送信手順や複数枚まとめて対処する方法、0発信の仕組みなどについて解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機FAXにおける0発信の役割とは?その仕組みと送り方について解説!
いくつもの事務機器の機能が複合機には搭載されています。
その搭載された機能の1つにFAXがありますが、複合機でのFAXでは0発信という送り方ができるのをご存じでしょうか。
複合機FAXでできる0発信とはどういった送り方なのか。
ここでは、FAX機能を使って、相手に0発信を利用した送り方のやり方について解説しています。
『0発信の仕組み』
FAXとは、通信回線を用いて遠隔地間で画像を送受信するシステム。紙に書いた文字や画像情報を機器が線または点に分解し読み取り、データ圧縮や変調等の信号処理をして、通信回線を通して相手に送信します。
そして、通信回線を通じてその情報を受け取った側が、機器で信号を復調して情報を元の状態に復元するのがFAXの仕組みです。
そのため、送信側も受信側もFAX機能を有している機器と、その機器が通信回線と接続している必要があります。
複合機の場合、その通信回線に電話回線だけでなく、インターネット回線を使うことができます。
通信回線に電話回線を用いる場合、一般的には一般電話機と繋ぐことが多いですが、ビジネスフォンを用いることも可能。
ビジネスフォンは、複数の内線・外線を共有し、留守番電話・転送などの機能を搭載することができる、ビジネス利用に特化した電話機です。
複合機FAXの通信回線として電話回線を利用するために、そのビジネスフォンと複合機を繋げていた場合、0発信での送り方が使えます。
そもそも0発信とは、ビジネスフォンで社外通話するときの発信方法のこと。
ビジネスフォンは単に受話器を上げた場合は内線になるので、社外通話に使うためには外線ボタンを押してから相手先の電話番号をダイヤルしなければなりませんが、電話機のなかには外線ボタンか付いていない場合もあります。
そうした電話機の場合、0発信することで社外に電話をかけることが可能です。
『0発信を利用した複合機の送り方』
ビジネスフォンと複合機を繋げていた場合、そのままだと内線が繋がっているので、社内の他の複合機もしくはFAXには送れますが社外には送れません。
外線を使って社外に送るには、0発信が必要です。
0発信を利用した複合機の送り方は、基本的に相手先の番号の前に「0」を入力するだけ。例えば、相手先の番号が「03-1234-5678」だったら「0-03-1234-5678」と入力すれば0発信できます。
相手先の番号の先頭が「0」で、0発信のための「0」の入力を忘れてしまうと外部に間違い電話がかかり、間違えた相手先がFAXと接続していたらそこに送られてしまうので注意しましょう。
ただ、外部に送るのに0発信が必要となるのは、内線でも複合機FAXを利用しているときです。
複合機FAXを外線のみでしか使っていない場合は、ビジネスフォンの主装置が自動的に0発信するように設定できるので、設定しておけばわざわざ「0」を入力しなくても済みます。
複合機におけるFAXの基本操作は?複数枚の送り方も紹介!
ビジネスフォンと接続している複合機で、外部にFAXを送る際には基本的に0発信をしなければなりません。
しかし、その前に使う複合機でFAX機能が使えるようにしておく必要があります。
ここでは、FAX機能が使えるようにする設定方法をまとめました。また、送るのに複数枚まとめて送る方法も紹介しています。
『複合機FAXの設定方法』
複合機でFAX機能を使うためには、通信回線との接続が必須。すでに利用できる回線があればその回線を使えばよいのですが、回線がない場合は、まず回線を設備する必要があります。
またFAXで使う電話番号がない場合は、番号も取得しなければなりません。
そして複合機と回線、番号が準備できたら、あとは複合機と回線を接続するだけです。
複合機と回線との接続の仕方や、複合機FAXで利用できる回線にはどんな特徴があるかを知りたい方は「複合機とFAX線(電話線)のつなぎ方は?LINEポートの方に指すべし」の記事をご覧ください。
『複合機で複数枚まとめてFAXする手順』
相手に送りたいFAXが、1枚だけではないこともあります。
複数枚送るのに1枚1枚送るのは相当な手間がかかるため、複数枚まとめて送りたいという方もいるでしょう。
複合機の機種によってはできない場合もありますが、機能が搭載されていれば複数枚まとめて送ることが可能です。
一例として、brotherの複合機「MFC-830CLN/CLWN」での送り方を参考に、下記情報をまとめました。
- 原稿をセットする
- FAXモードに切り替わっているのを確認する
- 相手先の番号を入力する
- モノクロスタートを押す
- 原稿の読み取り終了時に「次の原稿はありますか?」との表示が出たら「はい」を押す
- 次の原稿をセットし「OK」を押す
- さらに原稿がある場合は5・6を繰り返す
最後の原稿の読み取りが終わったら、「いいえ」もしくはモノクロスタートを押せば、手順はすべて完了です。
さいごに|複合機FAXの正しい送り方を知ろう!
今回は、複合機におけるFAXの送り方について解説してきました。
1枚だけでなく複数枚で送ることも可能であり、0発信の仕組みも活用すれば業務の効率化が図れるでしょう。
ぜひ、複合機のFAX機能を活用してください。
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