印刷スピードの「速い複合機」と「遅い複合機」の違いって何?
業務用フルオプションA3カラー複合機を月額6,900円で、リース・販売している株式会社じむやの堀田です。
業務用の複合機は様々なメーカーや機種がありますよね。例えば、A4だけしか使えない複合機があったり、その一方でA2ができるコピー機があったりします。
ある程度は素人の方からみても違いが明確に分かりますが、同じ見た目でも分速が違う複合機があります。
そこで今回は、分速が違う複合機の違いについて解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
印刷スピードに関連する内容として複合機のダウンシーケンスについて知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
目次
複合機の印刷スピードとは?
複合機の印刷スピードとは、印刷物を作成する際に必要な時間のこと。複合機の印刷スピードが速ければ、印刷物を作成する時間が短縮され、作業効率が向上します。
そのため、オフィスなどのビジネスシーンにおいて、複合機印刷スピードは非常に重要な要素の1つといえます。
複合機印刷スピードの測定については、基本的に「ppm」という単位で表されます。
ppmは1分間に印刷できるページ数を表すもので、高速な複合機ほどppmが高くなります。
そもそも複合機の印刷スピードは単面印刷と両面印刷で違いがあり、印刷物の種類や紙の厚さなどによっても異なることがあります。
分速(印刷スピード)が違う複合機の違いは?
結論としては、「印刷速度」と「耐久性」の違いだけです。
例えば、毎日300枚ぐらいコピーやプリンターを使っていると他の人とバッティングすることもあります。そんなところに分速が遅い複合機を置いたら後が詰まってしまい、フラストレーションが溜まって業務の効率が低下してしまうことでしょう。
また、耐久性に関しても分速の遅い複合機の方が耐久性が低いです。
ただ、もちろん業務用の複合機なので、分速20枚機の複合機なのに毎月1万枚印刷しているというめちゃくちゃな環境でない限りはそこまで耐久性でのトラブルはありません。
では、一体どのくらいの枚数だったら何枚機を選ぶのがベストか教えます。
同じようなテーマのブログは結構ヒットしますが、皆バラバラで大体がメーカーの推奨しているものを載せているだけなので、あまり参考にならないと思います。
なんたって、メーカーは「光回線ではFAXは使えない事があるのでオススメで出来ない」と回答するほどリスクを嫌った言い方をしますからね。
もちろん、普通にできるのでご安心ください。
分速20枚機 | 月の使用枚数2,000枚以下 |
分速25枚機 | 月の使用枚数4,000枚以下 |
分速30枚機 | 月の使用枚数7,000枚以下 |
分速35枚機 | 月の使用枚数9,000枚以下 |
分速40枚機 | 月の使用枚数11,000枚以下 |
分速45枚機 | 月の使用枚数14,000枚以下 |
分速50枚機 | 月の使用枚数15,000枚以上 |
おおよそ、上表のとおりです。
基本的に9割の企業さんは分速25枚機以下で間に合いますし、メーカーが1番販売しているのも分速25枚機です。
複合機の番号で印刷スピードが分速何枚機か分かる?
ここで皆さんにクイズです。下記の複合機は何枚機でしょうか?
- ゼロックス「DocuCentre-V C3376」
- 東芝「e-STUDIO3555C」
- 京セラ「TASKalfa 3551ci」
感のよい人でしたらすぐに気づくでしょう。答えは、35枚機です。
分速をみるポイントとしては、数字の始まりか終わりの2桁で何枚機か分かります。
ゼロックスは33と書いてありますが、他は35と書いてあるのが分かるかと思います。
たまにここの数字が若干ずれている機械もありますが、大体は同じでずれても少しのズレなので予測は十分可能。テレアポとかでメーカーや型番を聞くのは、お客様がだいたいどのような環境でコピー機を使っているのか分かるためです。
複合機における印刷スピードの向上で生産性がアップする!
複合機で印刷スピードがアップすることで、業務の生産性が向上します。
『印刷時間の短縮による作業効率の向上』
複合機の印刷スピードが速いと印刷にかかる時間が短縮されるため、作業効率が向上します。
例えば1ページあたりの印刷時間が1秒とした場合、100ページの印刷には100秒かかりますが、1ページあたりの印刷時間を0.5秒に短縮することで100ページの印刷には50秒しかかからず半分の時間で印刷が完了することができます。
『大量印刷時の作業スピードの向上による生産性向上』
複合機の印刷スピードが速いほど、大量の印刷作業を効率的に行うことができます。
例えば200ページ以上の印刷を1日で行う場合、複合機の印刷速度が遅いと作業時間が長くなりますが、印刷速度が速い複合機を使えばより短時間で作業を完了することができます。
『オフィス環境の改善による生産性向上』
複合機の印刷スピードによっては待ち時間が短縮されるため、オフィス環境が改善されます。
プレゼンテーションの際に必要な資料を印刷する場合、印刷に時間がかかると会議の進行に支障が生じることがあります。
しかし、複合機の印刷スピードが速ければすばやく資料を印刷でき、会議の進行をスムーズに進めることができます。
『提出期限に余裕を持たせることで余計なストレスを回避できる』
複合機による印刷作業が早く完了することで、提出期限に余裕を持たせることができます。
余裕があれば、万が一トラブルが起きても余計なストレスを回避できるため、作業効率が向上します。
また、プレッシャーの負荷による精神的な余裕も生まれます。
複合機の印刷スピードが向上することで得られる省エネ効果とは?
ここでは、複合機の印刷スピードが向上することで得られる省エネ効果について考察してみます。
複合機は、印刷をするために電力を使用します。従来の複合機では印刷作業を行う際に長時間にわたって動作するため、多くの電力が消費されることが問題となっていました。
しかし、近年の複合機は高速印刷に対応しており、1度に大量の印刷ができるようになっています。
そのため、従来の複合機と比較すると、印刷作業にかかる時間が短縮されることによって消費される電力も削減されています。
また、高速印刷が可能な複合機は印刷時に必要な時間が短くなるため、長時間の待ち時間が不要。これにより、複合機の使用時間を短縮することができ、それに伴い電力の消費量も減少するというメリットがあります。
さらに、省エネ効果が期待できるのは印刷作業だけに留まらず、複合機の機能性にも深く関係。例えば、省エネモードを搭載している複合機では長時間使用していない場合、自動的に電源がOFFとなります。
これによって、無駄な電力消費を抑えることが可能。つまり、高速印刷が可能な複合機は印刷作業時間の短縮によって、電力の消費量を削減することができるということです。
省エネモードが搭載されていれば、有効活用して無駄な電力消費を回避しましょう。
複合機の印刷スピードの違いがビジネスシーンに与える影響は?
複合機の印刷スピードは、ビジネスシーンで直接的な影響を与える重要な要素の1つです。
ここでは、複合機印刷スピードの違いがビジネスシーンで与える影響について解説しています。
『印刷スピードの速さがビジネスシーンで大きな影響を与える』
複合機の印刷スピードが速ければ、業務における効率化や生産性の向上、そして業務の質が向上します。
大量の書類を素早く印刷することができるため、業務の効率化が期待できます。
また、作業の待ち時間が短縮され生産性が向上します。
そして、急ぎの要件などにも迅速に対応できるところはビジネスシーンにおいて大きなメリットといえます。
『印刷スピードと最新技術の関係』
複合機の印刷速度は、技術の進化に伴って向上しています。
例えば、最新の複合機には高速なCPUや高速メモリ、高速なディスクドライブが搭載されており印刷速度が大幅にアップしています。
また、自動両面印刷や自動原稿送り機能なども搭載されていることから業務に対して柔軟な対応が可能。最新技術を取り入れることでより高速で高品質な印刷が可能になるため、ビジネスにおいては技術躍進が期待されています。
さいごに|複合機の印刷スピードは機種によって違いがある!
今回は、複合機の印刷スピードや分速の概念などを解説してきました。
一般的には分速25枚機が主流ですが、オフィスの規模や用途に応じて選ぶことが重要。分速の遅いだけでなく耐久性が低ければ、業務で大量印刷するような環境には向いていません。
複合機の印刷スピードは、それぞれの機種によって違いがありますので、よく検討して選んでください。
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