複合機の月額リース料は導入方法で価格が違う?訪問営業から買うな!
目次
複合機は導入経路別で月額リース金額が変わる!
業務用フルオプションA3カラー複合機を月額6,900円でリース・販売している株式会社じむやの堀田です。
昨今、複合機を導入するルートが多様化しております。
元々は飛び込み営業が主流だった自体からテレアポに変わり、今はネット経由でお問い合わせされる方も多くなっています。
中古や新品等で金額が変わってくるのはもちろんですが、実はどういった経緯で複合機を導入したのかもリース料金が変わってくるのです。
今回は業務用複合機を導入する際に多い「訪問営業」「紹介」「ネット」という3つのルートでの相場をご紹介します。
そもそもリースで契約する理由は?
複合機の導入を考えるにあたり、機械本体を購入する方法とリース契約を結ぶという方法があります。
複合機本体の本体価格はスペックや最新機種であるかどうか、などに左右されますが大体どのメーカーでも定価100~150万円程度の費用がかかります。
ただ、総合的な複合機のリース料金の相場はもっと低いです。
OA機器の中で複合機は特に高額商品に位置づけされていますし、周りの環境設備との連携などオプションを追加したり、カウンター料金などランニングコストとしてかかる費用も考えるとかなりの経費となります。
ゆえに大抵の企業における複合機の導入方法としては、リース契約を選択されるケースがほとんどです。
特にスタートアップ企業はお金が有りませんから、リースでないと導入が出来ないといった事があります。
リース契約の場合導入できる複合機本体の機種は各メーカーとも最新のものになりますので、中古品や型落ちなど指定した製品機種は選択できないのですが改善などにより性能的にも優秀な最新機種を安く使用できるというメリットはあります。
リースで契約する意図や目的としては大きくわけて二つあります。
一つは、分割払いが可能という点。
リースをすることで導入をされるユーザーはランニングコストの支払いのみで、リーズナブルに複合機を活用できます。
またリース契約の際にはセットで複合機の保守契約を結ばなくてはいけないというのも一般的です。
ランニングコストなど月々の単価として長期間でみると結果的に多く支払わなくてはいけませんが、一度に大量出費を要する購入と比べると手軽に始められるというメリットがあります。
また企業で使用する際に毎月のランニングコストを勘定科目上、経費として落とせる名目にもなりますので処理しやすいという利点もあります。
コストを他の項目と合わせて統一化することで経費管理がしやすくなるということからも、選ばれる理由として挙げられています。
もう一つが、動産総合保険が付いているという点。
動産総合保険はリース期間中に何かあった場合には保険が適応されるという事で、保守メンテナンスとは別の保険という安心感があるのでリースにされる方も多いです。
反対にリース契約をしてデメリットに感じられる点としては、期間中での途中解約ができません。
もしどうしても使用目的がなくなり解約を希望する際には、残り契約期間分の残金を支払わなくてはいけないので、長期にわたり活用する予定がない場合ははじめからリース契約はやめておいたほうがいいかもしれません。
ただしどんなに機能的なOA機器であってももって5~6年くらいすれば使えなくなり、その頃には新しい機種も続々リリースされているので、故障が続く古い機種を使い続けるよりは、最新機種でリース契約しなおすほうが断然お得だと考える方がほとんどです。
訪問営業で複合機を導入した場合のリース相場
訪問営業に来られた専門業者さんから複合機を導入された場合、リースで契約料の価格相場は約15000円程度(A3カラー出力の対応できる複合機)が相場です。
現在市場に出回っているの複合機に関して、契約された企業の約5割は販売代理店からの飛び込み営業、又はテレアポで複合機のリース導入を決められています。
基本的にこの営業手法から複合機のリース導入をされた場合は、全体的な導入相場に比べて金額が高くなる傾向にあります。
何故、販売代理店からの訪問営業や電話営業の手法から契約した場合は高額になるのかというと、販売代理店の立場からすると、テレアポや飛び込み営業での手法ととっている場合、電話をするオペレーターや営業マンを雇用する必要があることから、人件費や営業経費などを販売価格に盛り込まなくては利益がでません。
そのため価格を下げて他社と単純な料金勝負!などという手法をとることが自ずと出来ないためです。
特に複合機などOA機器を扱う業者では尚且 会社から「営業マンは利益を上げてなんぼ!」と言われるのが当たり前の業界なので、基本的に安売りはしないスタンスであったり、あるいは企業の経営状況によっては絶対に許されない場合もあるのです。
また業界内での営業手法における特徴で言えば、お客さんに考える余地をなるべく与えないようにするというのは鉄則であり「即断・即決営業」のスタイルが主流となっています。
初回の営業訪問あるいはテレアポの時点でほぼクロージングしておくことで、後日野返答待ちなど保留状態にすることで、なるべく他社と相見積もりをお客さんにさせない様にするのです。
営業先の会社に検討する猶予を与えてしまうと、他社と同程度の製品に関して相見積もりをされる会社がほとんどです。
そうしますと競合間での価格競争では20万円ぐらいの値引きはわりと当たり前の世界なので、そうなってしまうと契約に至ることはほとんどありません。
業者にとっては製品の契約してもらえるのは顧客につき基本は1機種のみというケースが多いですし、安売りしすぎると利益もほとんどでませんので、そうなるともはや複合機のリース契約販売のみだけで会社を経営していくのは徐々に難しくなってしまいます。
もし仮に業務用複合機の市場において、基本的な商法スタイルが全部の取扱店で相見積もりすることが当たり前となってしまったら、業界全体での売上額は現在の価格からすると、約5分の1程度になるまで衰退することは間違いないでしょう。
紹介きっかけで複合機を導入した場合のリース相場
知人や付き合いのある取引先からOA機器に関しての情報を得たり、担当の営業マンを紹介してもらって詳しい話を聞いたりするというケースは割と日常的にある光景かと思います。
もし仮にご紹介がきっかけで複合機を導入しリース契約された場合はリース料として12000円(A3カラー出力対応の複合機)ぐらいが市場的には相場となります。
またこういったケースですと紹介者との関係性や信頼度から購入価格が20万円を超えてくる商品を導入されるケースが多くなると言われております。
ですので信頼できる人からの話しか聞きたくないという方では、複合機も紹介でしか導入検討されないというケースがほとんどですが、契約動向における統計では全体の約2割程度と比較的少な目といった状況ではあります。
紹介きっかけで複合機のリース契約をされたケースにおいては、市場全体での平均価格というのが算出しにくいものです。
というのも、紹介した側の金額もバラバラなので、紹介した側設の導入価格によりけりとなってしまうので、紹介した側の契約額に応じた価格の高低差が必然的に出てしまうということになります。
価格設定の基準を紹介する側、された側それぞれ双方で合わせておかなければ、どちらか一方に比べ余りにも安くしたり高くしたりと偏った価格で販売してしまうと、情報が双方に筒抜けとなってしまうことは明らかですから、その後トラブルになりかねないので慎重に行わなくてはなりません。
基本的に紹介によるビジネスが主流となっており、そういったネットワークが豊富にある会社ですと、多方面から
色々な情報が舞い込んでくるので、価格の平均相場も大体は割れてしまっています。
そのため導入する側の企業においても、リース料金が飛び抜けて価格が高いような悪徳の複合機販売店とわざわざリース契約をするという事はまず考えられにくいのです。
インターネット経由で複合機を導入した場合のリース相場
最近では購入からサービス契約に至るまで、すべてインターネットサイト経由で済んでしまう便利な世の中です。
複合機などOA機器業界でももはや当たり前の決済方法になっており、インターネット経由で複合機を導入した場合の価格はリース料で約8500円(A3カラー出力対応の複合機を契約する場合)ぐらいが相場だと言われています。
インターネットサイトでの契約が今や当たり前に普及してきましたが、複合機というややこしい機械のことですからいまだに導入される企業自らが問い合わせて複合機を契約導入するという事は事例として少ないのが現状です。
複合機導入の際の契約事例でいうと、こちらも市場全体でみると割合い的には2割程度とやはり傾向としては少なめな印象です。
ただし、導入先がもっとも安価で複合機の購入やリース契約ができるのは間違いなくインターネット経由での契約になります。
自社のサイトなどで複合機を販売しているところは、もうすでに販売している時点での価格が崩壊しており下限MAXの状態なので、訪問スタイルや紹介などで買うのに比べて一番安く導入出来る方法になります。
業界的な裏話でいえば、インターネット経由でサイト販売をしている業者の多くは複合機を高く売って差額で利益を出そうとそもそも思っている会社も少ないです。
購入者から利益をとるのではなく、逆に仕入先のメーカーからのインセンティブをできるだけ多く得る為に、とにかく台数を多く捌きたいと考えています。
そのため直接販売する相手先に対しては、利益度外視にして営業原価割れのスレスレな金額設定で提案するという営業スタイルが主流となっています。
リース契約をどこのメーカーと結ぶかの選択ポイント
複合機の導入をする上で機種のクオリティや機能性、デザイン性などを重視することも大事ですがリース契約の内容をみてどこのメーカーの製品を仕入れるかを考えるという方法もあります。
例えばリコーやキャノン、富士ゼロックスなど国内での導入シェアが高い大手メーカーと契約をする場合、リースの契約金額はなかなか高額となるケースが多いです。
その分品質は保証されており、故障やトラブルの原因となる部分を未然に防いでくれるようなリモート機能が標準装備されていたり、メンテナンスマンによる整備を要する状況となった場合でも、多くの拠点数を構えていることから即対応をしてくれ機能停止期間を最小限に抑えることができるなど、メリットも多数あります。
コストの値上がりを気にするあまり、本来の使用理由や目的を業務上で果たせないようであれば全くもって導入の意味もありませんからね。
ある程度の品質は保ちたいがコストも同時に重要視したいという企業にはこういった手法をとる方がおすすめです。
無料サービスにおいては、トナー代金やコピー用紙代なども無料になるケースがありますが、その場合リース契約料に予め上乗せした形で請求されるというケースもありますので、注意が必要です。
オプションサービスなどでコスト調整をする際には気を付けておいてください。
またリース契約の場合、営業案内から検討する際に先ほどの項目で即決を進められることが多いのですが、やはりその場では決めずに、いろんな複合機メーカーや代理店に相見積をとって、複合機の料金やサービスを比較してから最終判断するという決め方が理想的でおすすめです。
「相見積をして決める」という意思を各メーカーや代理店にもしっかりつ伝えておくことがポイントです。
そのことで各社競合して勝ち取るという意識が強まり、提案金額を下げてくれる可能性があります。
引き合いがない状態ですと販売元も強気にでるため、高額な支払いとなってしまいがちです。
販売店の中にははじめから値切りや相見積を想定し、高めにわざと提案してくるところもありますので、一回検討させて値段を下げさせるというのは上等手段として覚えておくと便利です。
そういった意味でもはじめから安い業者に頼んで複合機の導入を検討するのはできるだけ避けるべきかと思います。
他にも業者選定のポイントとしては担当者との相性というのも無視できません。
リース契約後にも機械なのでいろんなトラブルや故障はつきものです。
何かあった際に親身になって対応してくれたり相談に気軽に応じてくれるような信頼関係を構築できる担当者を派遣してくれる業者を選ぶというのも大事です。
これも値段相応というわけでもなく、大手のメーカーだから間違いない、ということではないので導入までにどういった提案をしてくれるかなどその担当者の人と立ち回りを見てから判断するというのもありかと思います。
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