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複合機市場におけるMIFとは?動向と今後の展望について考察!

複合機を取り扱っている各社の市場競争が激化している背景から、MIFという概念が注目されています。

 

本記事では、複合機市場におけるMIFの動向と今後の展望について考察しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

MIFとは?複合機市場との関係性について解説!

MIFとは?複合機市場との関係性について解説!

 

MIFは、プロダクト市場において、シェア獲得を図るうえで重要な指標の1つです。

 

そのため、複合機を取り扱っている各社ともに、市場の経済指標としてMIFを採用しているケースも少なくありません。

 

まずは、MIFの特徴や仕組みについて解説していきます。

 

 

『MIF(Machines In the Field)とは?』

MIF(Machines In the Field)とは、複合機市場における累積設置台数のこと。一般的には、市場に流通している複合機の稼働台数を指します。

 

MIFという概念は複合機だけに限らず、他にも「金融」「政府」「教育」など、さまざまな業界で活用されている指標。

 

今回は、ITジャンルでのMIFとして捉えますが、実際のMIFは各メーカーのシェア率や経年劣化年数と深く関係します。

 

例えば、開発技術の向上による良質な製品製造による、経年劣化の寿命が延びていることが挙げられます。

 

 

『複合機市場との関係性』

MIFは、各複合機メーカーのシェア率や経年劣化年数と深く関係することについては、前述したとおりです。

 

一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会(Japan Business Machine and Information System Industries Association)の発表する「複写機・複合機出荷実績」によると、2021年4月~6月の国内外出荷実績が合計905,865台。

 

昨対比が113.5%と驚異的な伸びをみせています。

 

このように複合機市場は拡大の見込みを辿っていますが、近年の機械制度の向上により、経年劣化までの年数が伸びていることも現状。

 

実際、リコーの複合機の買い替えサイクルは4年から8年に伸びています

 

つまり、複合機市場とMIFとの関係性は深く、過去のデータと現状から今後の展望を予測するための指標として用いられているということです。

 

 

 

複合機市場におけるMIFの動向と今後の展望について考察!

複合機市場におけるMIFの動向と今後の展望について考察!

 

複合機市場の動向を把握するためには、MIFを指標とすることは重要なポイントとして押さえておくべきです。

 

シェア率や需要と供給を図る目安となり、各複合機メーカーとしても今後のビジネス戦略を検討するための必要なデータとして重宝されています。

 

ここでは、複合機市場におけるMIFの動向や今後の展望について解説しています。

 

 

『MIFの動向』

MIFの動向として、前述した一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会のデータをもとに考察すると、日本国内シェアとしてはモノクロタイプよりもカラータイプの複合機の人気が高いようです。

コラム:複合機の国内シェアは?大手三社は変わらずだが下位メーカーの変動がありそう!

 

その根拠について下表にまとめます。

 

複合機のタイプ 出荷台数の実績 昨対比
モノクロ 13,887 96.7%
カラー 96,986 107.0%

 

このように、カラータイプの複合機の需要は高く、昨対比から見ても需要が増加していることが分かります。

 

複合機におけるMIFの動向としては、増加傾向にあり、特に海外での市場獲得が大きいといえます。

 

例えば、前述した2021年4月~6月の複合機における国内外出荷実績を参考にすると、合計から割り出される昨対比を占める割合のうち国内が105.6%。一方、海外は114.7%の伸びをみせています。

 

 

『複合機市場におけるMIFの今後の展望』

複合機市場におけるMIFの動向は、背景や環境面からみても良好で、今後も需要の拡大が見込まれます。

 

例えば、アメリカや中国などの経済大国だけでなく、今後経済的に成長が見込まれるインドやエジプトなどのIT技術も注目されることでしょう。

 

そのなかで、複合機の需要は拡大しMIFの成長も予測可能。つまり、今後の展望としては、複合機のMIFは拡大の一途を辿ることが予想されます。

 

その背景としては、世界的にみられる人口増加が挙げられます。

 

総務省統計局の発表する「世界の統計2021」を下表にまとめました。

 

年代 世界の人口(単位:100万人)
2020年 7,794.8
2019年 7,713.5
2018年 7,631.1

 

以上のことから分かるとおり、世界的な人口拡大とともに複合機を含むIT業界だけでなく、さまざまな業界においてMIFは成長していくことでしょう。

 

 

 

さいごに|複合機のMIFは各社シェアの指標!

さいごに|複合機のMIFは各社シェアの指標!

 

今回は、複合機のMIFについて解説してきました。

 

複合機業界におけるMIFとは、市場に流通している複合機の稼働台数のことですが、一般的には世界に存在するさまざまな業界に用いられる指標です。

 

各社シェアの指標としても用いられているため、今後の需要と供給バランスだけでなく市場の動向を探るうえでも重要といえます。

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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