複合機6,900円以下

ムラテックの複合機の評判は?料金や最新機種をご紹介!

業務用フルオプションA3カラー複合機を月額6,900円で、リース・販売している株式会社じむやの堀田です。

 

本記事では、複合機メーカーのムラテックについて解説しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

ムラテックの複合機の評判は?特徴なども解説!

 

複合機を販売されている企業のうち、国内でもあまり知られてないムラテックというメーカーがあります。

 

リコー富士ゼロックスなどの大手メーカーとは異なり、ムラテックは本社を京都に置く中小企業メーカーなのでブランディング的にも世間的にはあまりなじみがないせいか、複合機の業界では以前ご紹介した東芝製複合機と同じく国内でのシェアでは最下位争いをしているメーカーです。

 

ただ、企業自体の歴史そのものは非常に長く、国内で最初にFAXを開発したメーカーとして有名なんです。

 

ファクシミリ認可商品の第1号を取得したことで技術の評価としても確かな実力はある会社です。

 

FAXは今や仕事上では当たり前に扱うようきなった機器になりますが、もともとはアメリカのグラフィックサイエンス社が製造販売をはじめたもので、日本国内においても拡販しようということでムラテック(日本デックス→後に村田データ機器に社名変更)を設立したことから始まりました。

 

1980年代には自社開発でデジタルファクシミリF-300/400シリーズをリリースし、その6年後に更に改良をかさねリリースしたM-1という機種が大ヒットし、一躍有名機器メーカーに名を連ねました。

 

肝心の複合機事業についてですが、ムラテックは1990年代から新規事業としてブランドを立ち上げ自社開発した複合機の製造販売にのりだしました。

 

しかし、元々繊維機械や工作機械を主軸としたメーカーなので拡販にはあまり力をいれることもなく、次第に大手メーカーが続々と新機種をリリースするなか、ある種おいてけぼりをくらったような状態となり徐々に衰退をしかけています。

 

そして現在自社内における開発や製造はしておらず、コニカミノルタと企業提携したことで、複合機製品の全てがOEM(コニカミノルタ製の複合機本体を仕入れて、ムラテックの自社製品として売る)となっているので、実際複合機本体の中身自体は全てコニカミノルタ製のものとなっています。

 

以前コニカミノルタ製の複合機の特徴やユーザーからの評判についてはご紹介しました通りで、製品としては非常に優秀ですので使用するうえで品質の心配はさほどありませんが、ムラテックというメーカーのブランド自体は一般的にみると無名にほぼ近い状態ですので不安だという方も中にはおられます。

 

しかし複合機本体の精度や機能面などにおいては大手メーカーの同類製品と比較してもなんら問題ないということは知っておいていただきたいと思います。

 

ブランディング力や営業力においては大手メーカーにかなりおとってしまうムラテック製品ですが、品質へのこだわりやサポート対応力の定評さには魅力があるメーカーなので、導入の基準として特にブランド製品にはこだわらないという方でしたら、購入価格も低めに設定しており導入しやすいのでおすすめかと思います。

 

 

 

ムラテックの複合機のメリットは?

 

ムラテック製の複合機の良いところは、製品を製造している大元であるコニカミノルタから購入するよりもなぜか安い価格で販売している代理店が多いという事が最大のポイントです。

 

先程もご紹介した通り、OEM機として販売を取り扱っていますので、すでにこの時点で「仕入れ」の関係が発生しているのです。

 

ですからムラテック自体もコニカミノルタの複合機代理店という立ち位置となり、更にはそのムラテックと直接契約して複合機を販売している代理店も存在しますので、これらの店舗に関しては「2次代理店」という扱いになります。

 

そう考えますと、必然的に代理店マージンが通常ですと発生しますので、ムラテックの販売価格がコニカミノルタから直接販売する価格よりも値段が高くなるというのがごく一般的なはずなのですが、実際はそのようなこともありません。

 

現在国内においては大手中小企業含め、業務用複合機を販売しているメーカーが8社(家庭用も含めると10社)ほど存在しますが、その中でもムラテックはもっともブランド力のない中小企業のメーカーですから、他メーカーと争うためにはもはや安値の価格で勝負するしか方法がないといった状態なのです。

 

販売価格の算出方法は定かではありませんが、コニカミノルタとの提携により仕入れている製品の卸値もかなり安く入手できるルートを構築されているのではないかと思います。

 

そうでないと元メーカーより安価で利益が出せるはずもありませんからね。

 

ただ、安値での取引の際にユーザーから懸念されるポイントとしては、大抵のメーカーですと価格に応じたクオリティとみなされるケースが多く、メンテナンス契約やサポート体制に対する不安の声も多数上がっているのも事実です。

 

ムラテック自身もそういったユーザーからの不安な声をしっかりと受け入れ理解しているようで、それらの懸念材料を払拭するかのごとく、メンテナンスマンの対応には力をいれているため、実際のところの評判は非常に良いみたいです。

 

市場におけるユーザー属性についてみてみますと、ムラテックの複合機を導入しているところを企業別のシェア率でみた際、中小企業や個人事業主などのユーザーが圧倒的に多いことが特徴的で、その数実に9割という数字を叩き出しています。

 

この統計からも、中小企業や個人事業主の方がた向けに拡販をしている傾向にあり、メーカーの売りとして親切で丁寧な接客やメンテナンスを心がけていることが想像つきますね。

 

特に土曜日でも無償でサポートに駆け付けてくれるサービスには定評があります。

 

通常他メーカーの保守メンテナンスですと、土日対応してもらうには有償で別途オプション契約時のみ対応となるところがほとんどなのですが、ムラテックの保守メンテサービスでは追加料金がかかりません。

 

サービス業や飲食店など週末が繁忙となる業種にとっては忙しい土曜に急なトラブルが起きたとしても対応してもらえるので便利かと思います。

 

トナー交換など消耗品の発注が生じる際にも無料で対応してくれるので、これはかなりのメリットとなりますね。

 

メンテナンス対応に関する企業方針として消耗品の取り換えや必要最低限の対応だけでなく、しっかり契約者であるお客さんと会話をすることで日ごろからコミュニケーションを図り、信頼度を高める関係性をうまく構築していくという取り組みを徹底しています。

 

代理店側からわざわざ営業をかけなくても、メンテナンスの担当者を名指しで指名される企業も多く次回買い替えの際でもムラテック製品を購入されるというケースが割と多いのです。

 

知名度は低いながらも他メーカーと比較してもリピート率の高さに関しては充分に業界内で勝負できているように思えます。

 

もともとコニカミノルタ製のため耐久性には定評がある機種も多いようですが、それでも基本的な紙詰まりのトラブルやトナー交換など必然的なメンテナンスは当然行わなければなりません。

 

そういった際にも気軽に相談しやすいメンテナンスマンですと、導入される側も安心して普段から使用できるという点においてもメリットと感じられる部分が多いみたいです。

 

大手メーカーのように大規模な販路がない代わりに顧客数が少なめだからこそ、1社1社に手厚いサポート対応ができるのかもしれません。

 

複合機本体の機能面においては画質の美しさに定評があります。

 

もちろん製品はコニカミノルタ製と同じモデルですから富士ゼロックス製の複合機と肩を並べるほど定評のある印刷画質のクオリティは当然高評価となっており、ユーザーからの信頼度も高いです。

 

出力時の発色の良さから自社内で制作するプレゼン資料やポップ制作などをする際に便利だというユーザー意見も多くあります。

 

また現代の業務スタイルにかかせないリモート環境においても、専用のアプリを使うことでスマートホンやタブレットなどの端末にデータを送信して持ち運びができたりと、事務所外でも使用できる点やそれに伴う情報漏洩に対するセキュリティ対策などは基本的なスペックとして備わっているので外部機器との連携に関しても対応でき安心です。

 

以上のメリットを含めまとめますと、安く購入できる複合機でも印刷の出来栄えや品質にはこだわりたいというわがままな方には向いている製品だと思います。

 

また店舗経営をされており土日が主軸の営業となるような業種には間違いなくサポート対応の恩恵がありますので活用しない手はないでしょう。

 

そしてそのサポート対応も丁寧に行ってくれるため、サービス面や営業面において担当者との関係性などにこだわりを持っている方や企業にも導入は向いていると思います。

 

 

 

ムラテック製複合機のデメリットは?

 

では反対にムラテック製複合機のデメリットについても触れていきたいと思います。

 

簡単にいうと、やはりブランディング力の低さや知名度のなさなどから、パッとしないメーカーであるというところでしょう。

 

具体的なシェア率を数値で表すとなんと0.2%以下という結果に。ユーザー数が少なすぎることから口コミや評価を集約することも難しいくらいの低シェア率なんですね。

 

ムラテックは東芝と国内シェア率において最下位争いをしているメーカーだと先ほどご紹介しましたが、同程度のシェア率であっても、ふたを開けてみると中身の事情は全く異なります。

 

それはなぜかというと東芝は複合機事業自体にそこまで注力を費やしていないということです。

 

あえて無理やりシェアを拡販させようという動き自体をしていないのですが、それでも自社でオリジナルの製品を生産して独自に開発した機能や他メーカーにひけをとらない強みなども多くあります。

 

しかし、ムラテックは自社製品ではなく、コニカミノルタ製の複合機を完全に仕入れて販売している代理業なので、製品に関する批評は皆無に等しいため、契約のメリットとしては他メーカーに比べ販売価格が安いところと、
メンテナンスマンに人間味があるということくらいしか正直魅力としてはありません。

 

確かに安さや対応力は現在の日本経済情勢から見ると、企業において最大の強みとも受け取れますが、誠意や信頼度だけで他メーカーと太刀打ちできる程、業務用複合機の業界はあまくありません。

 

また、サポート体制にも懸念材料はあります。複合機自体はコニカミノルタ製のものを販売されていますが製品は同じでも、契約後にサポートを行うメンテナンスマンはムラテックが派遣するスタッフになりますので、コニカミノルタに比べ、抱えているメンテナンスマンの従業員数が圧倒的に少ないのです。

 

販売店となる拠点数も複合機メーカー全社の中でもぶっちぎりの最下位で全国に40拠点ちょっとしかありません。

 

そのため、メンテナンス依頼の予定が詰まっている際などですと、修理改善までに大幅な時間を要することも考えられます。

 

設置箇所から最短距離の拠点でもあまりに遠かったりしますと訪問してもらうだけでも大変な作業になってしまいますね。

 

他にはランニングコストに関する懸念も挙げられています。

 

本体の販売価格自体は安いのですが、リース契約などで発生するカウンター料金に関してはあまり安くないとの意見が多いです。

 

モノクロ印刷で約1円、カラー印刷ですと10円ほどになるそうなので、京セラ製の複合機などと比べると割高になってしまいます。

 

正直申しあげてコスト重視の企業にはあまり向かないかもしれません。

 

また印刷時のスピードが遅いという酷評も見受けられます。

 

導入される機種のグレードに応じてかなりその差があるようで当然高い機種にすればスピードもおのずとあげられるのですが、その分コストがかかるということになります。

 

同額のもので考えるとより知名度があるメーカーの同クラス機種を選択するほうが良いと考えるのが一般的でしょう。

 

外観のデザインや見た目の印象としてはおしゃれでなかなか定評もありますが、サイズ感として少し大きめな設計なため省スペース規模の企業オフィスや個人事業主の自宅事務所などですと少々場所をとるため設置には不向きかもしれません。

 

これらのデメリットを称してまとめますと、印刷部数のロッドを大量に出力することが日常的な業種であったり、
リースの際に発生するカウンター料金にかかるコストをできるだけ抑えたいという企業には導入は不向きではないかと思います。

 

ちなみに印刷枚数の目安としては月に3000枚以上の出力をされるかどうかで計算すると良いと言われています。

 

また地方ではメンテナンスに対応してもらえる代理店や販売店の拠点がないエリアもあるため、そういった地域に本社や支店を設けており、そこへ導入を考えているような企業にもあまり適しているとはいいがたいかもしれません。

 

またデザイン会社や建築事務所など出力の際の出来栄えやクオリティを最高水準に保っておきたいという業種に関してもやはり富士ゼロックスやキャノン製品がおすすめとなりますので、選択肢からは外しておいた方が無難でしょう。

 

 

 

【最新】ムラテックのおすすめ複合機を紹介!

おすすめ!ムラテックの複合機を紹介!

 

ムラテックの複合機には、他のメーカーよりも優れたところもあれば比較すると他メーカーの物より劣っている部分もあるため、導入するのであればいかにオフィスに合った機種を選ぶかがポイントです。

 

そもそも、ムラテック製の複合機は1機種のみではありません。

 

フルカラーデジタル複合機2シリースモノクロデジタル複合機2機種をリリースしており、機種によって性能が異なっています。

 

つまり、機種によっても優れているところと劣っているところに違いがあるということ。そのため、導入したことを後で後悔するようなことが起こらないようにしたいのなら、機種ごとの違いも知っておいた方がよいでしょう。

 

現在、ムラテックが出している複合機について、機種ごとにまとめました。

 

詳しくみていきましょう。

 

 

『ムラテックのフルカラーデジタル複合機①|MFX-C7シリーズ』

MFX-C7シリーズには、MFX-C7360、MFX-C7300、MFX-C7250という3つの機種があります。

 

それぞれ2020年1月に同時発売され、下記の基本的な機能や特徴は機種による違いはありません。

 

基本的な性能を下表にまとめました。

 

項目 スペック
メモリー容量 8GB(8,192MB)
SSD容量 標準:256GB、最大:1TB
カラー対応 フルカラー
複写方式 レーザー静電複写方式
現像方式 乾式2成分、HMT現像方式
定着方式 上2軸パッド加圧定着方式
最大原稿サイズ A3
連続複写枚数 1~9,999枚

 

そして、特徴も下記にまとめました。

 

  • 安心のセキュリティー機能で重要なデータを強固に守ってくれる
  • 操作性の高いタッチパネル式操作画面搭載で直観的な操作が可能
  • 高速スキャン&プリント、クイックスタートの高速コピー、多彩なフィニッシングオプションなどの充実機能によって高い生産性を実現

 

機種による違いは印字速度です。

 

それぞれの印刷速度はMFX-C7360が36枚/分、MFX-C7300が30枚/分、MFX-C7250が25枚/分。そのため、自社に合致した印刷速度の機種を選べばよいでしょう。

 

 

『ムラテックのフルカラーデジタル複合機②|MFX-C5シリーズ』

一方でMFX-C5シリーズは、2021年7月にMFX-C5280、MFX-C5220、MFX-C5220Kの3機種が同時発売された小規模事業者や事務所向けの複合機シリーズ。魅力といえば、コンパクトなシンプルボディであることが挙げられます。

 

機種によって違うのは印刷速度です。

 

MFX-C5シリーズの基本性能を下表にまとめました。

 

項目 スペック
メモリー容量 6GB(6,144MB)
SSD容量 256GB
カラー対応 フルカラー
複写方式 レーザー静電複写方式
現像方式 乾式2成分、HMT現像方式
定着方式 ベルト定着方式
最大原稿サイズ A3
連続複写枚数 1~9,999枚

 

省スペース設計でコンパクトにまとめられていることが特徴で、MFX-C7シリーズと同じく、機種にる基本的な機能・特徴は違いはありません。

 

 

『ムラテックのモノクロデジタル複合機』

導入する複合機の印刷色がモノクロのみでよいのであれば、MFX-8239かMFX-5209を選んでもよいでしょう。

 

しかし、カラー印刷をすることがあるのならどちらも選んではいけません。

 

MFX-8239は2021年10月発売のMFX-8207の後継モデルで、今年の5月初旬より販売を開始した最新機種。MFX-5209の方はは2021年10月に発売されたMFX-5187の後継モデルで、こちらも2024年7月下旬より販売を開始した最新機種です。

 

どちらの機種がよいかは、使用目的やオフィスのニーズによりますが、下記にそれぞれの特徴を比較表としてまとめましたので、参考にしてみてください。

 

項目 MFX-8239 MFX-5209
メモリー容量 ファクス:32MB、コピー:58MB ファクス:32MB、コピー:58MB
印字速度 23枚/分(A4モノクロ) 20枚/分(A4モノクロ)
給紙容量 最大2,000枚(オプション含む) 最大1,050枚(オプション含む)
設置面積 W560mm×D520mm2 W450mm×D538mm4
原稿積載枚数 70枚(A5~A3、80g/m2) A4以下:50枚、B4:40枚、A3:30枚
特徴 ネットワーク機能フル搭載 A3に対応

 

MFX-8239はより高速で大量の印刷が可能、対してMFX-5209はコンパクトサイズであることが特徴です。

 

そのため、高機能のモノクロ複合機を導入したいのならMFX-8239、少人数のオフィスや個人使用であればMFX-5209がおすすめです。

 

 

 

さいごに|ムラテックの複合機もおすすめ【高評価】

ムラテックの複合機もおすすめ【高評価】

 

紹介したようにムラテックの複合機には、他メーカーの物と比べて優れている点もあれば、劣っているところもあります。

 

そのため、メリットだけでなくデメリットもよく知ったうえで導入するかを決めましょう。

 

また、ムラテック製の複合機の機種によっても性能や特徴が違うので、それぞれの違いもよく理解しておくことが大切です。

 

ムラテックでは保守メンテサービスでは追加料金がかからないなど、ユーザーからの口コミ、評判も良好。この機会にぜひ、導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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