ファイルサーバーとNASの違いは?スキャン保存についても解説!
業務用フルオプションA3カラー複合機を月額6,900円で、リース・販売している株式会社じむやの堀田です。
本記事では、ファイルサーバーとNASの違いについて解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機とも連携!ファイルサーバーとは?
ファイルサーバーとは「ネットワーク上にある情報を共有する為の機器」の事です。
データの保護やバックアップに優れており、WindowsのOSを搭載しているので、モニターのないPCという認識というのも間違ってはおりません。
上でデータの保護に優れていると書きましたが、ファイルサーバーは複数枚のHDDを搭載しており、一つが破損しても残りのHDDでカバーが出来るので、社内のネットワークシステムがしっかりとしているところは、ほとんどファイルサーバーを導入しております。
ファイルサーバーは主に従業員5人以上の企業が使うのに適しており、業務用となると基本的には2TB以上になります。
また、ファイルサーバーの保守は複合機の保守メンテナンスと同じく、保守は必ず入る事をオススメしますが、費用は月に数千円月~数百万までとピンキリです。
複合機もピンキリと言われますが、ファイルサーバーとは桁が違います。
ファイルサーバーにも種類がありますので、特徴や選び方の基準をみていきましょう。
『ファイルサーバーの種類』
ファイルサーバーは、利用する機器やOSにより、複数の種類に分類されます。
ファイルサーバー、およびそれに類似した機能を持つものを含めると大きな分類としては主に以下の3つです。
- WindowsやLinuxがベースのタイプ
- 専用OSを利用しているタイプ
- クラウドタイプ
それぞれ解説します。
WindowsやLinuxがベースのタイプ
ファイルサーバーの1つで、WindowsやLinuxなどのOSを使用したものです。以下に挙げられる3つの特徴があります。
機器の再利用
使用していないパソコンを利用することができます。
導入コスト
新たに導入する場合、その導入にはコストが発生します。
柔軟性
一般的なタイプであるため、ソフトウェアの導入やそれらを使用した他のサーバーとの情報連携が容易であり、柔軟性があります。
専用OSを利用しているタイプ
ファイルサーバーの1つで、Windows Storage Serverなどの専用OSを使用したものです。
基本的には新たに導入する必要があります。
以下のような3つの特徴が挙げられます。
高い効率性や安定性
専用OSは特定のタスクを効率的に実行するために最適化されています。そのため、作業パフォーマンスが高く、リソースを最小限に抑えられます。
価格
専用OSは比較的高価になる場合が多いです。
クラウドタイプ
クラウドタイプのサーバーとは、インターネットを通じて提供される仮想的なサーバーのことです。
物理的な機器の導入は不要で、インターネット接続があれば利用できます。
そのため、安価かつ手軽に利用することが可能です。
特徴は下記の4つです。
手軽さと迅速性
サービスを契約するだけなので、非常に手軽かつ迅速に導入できます。
データ移行の難易度
オンライン上であるため、導入時にデータ量が多いと移行が大変になることがあります。
インターネットへの依存性
インターネット接続がない場合は利用することができません。
カスタマイズの制限
ベンダーがサービスを提供しているため、自身の業務に合わせたカスタマイズは制限されることが多いです。
『ファイルサーバーの選び方』
ファイルサーバーとそれに類似する機能を持つシステムには、大きく3つの種類があります。
それぞれの種類がどのような目的に適しているのかを解説します。
タイプ | 概要 |
WindowsやLinuxがベース |
|
専用OSを利用 |
|
クラウドタイプ |
|
それぞれの種類には特性と適用シーンがありますので、目的に合ったものを選択しましょう。
複合機からデータのスキャン保存ができる!NASとは?
NASもファイルサーバーと同じく、データを管理するという概念は一緒です。
では何が違うのかと言えば、ファイルサーバーはPCにファイルサーバーという役割を与えるという考え方で、NASは外付けのHDDという物としての考え方です。
どちらが優れているかという質問であれば、NASはファイルサーバーの劣化版です。
『NASの用途』
WindowsのOSは搭載しておらず、出来る事も限られてくるので、1人~5人ぐらいのSOHOオフィスに適しています。
価格も電気屋で売っているものであったら数万円で2TBや4TBの物が買えます。
データを共有するぐらいの使用用途であればNASで十分ですね。
あくまでデータを厳重に保護バックアップを重視したいという事であればファイルサーバーをオススメします。
『複合機からNASにデータスキャン保存できる』
現代のビジネス環境では、情報の取り扱いがますます重要になっています。
特に文書データの管理は、業務の効率や生産性に直接的な影響を与えます。
ここで重要な役割を果たすのが、複合機とNASの連携です。
複合機は印刷やコピー、スキャンなど、オフィスで必要とされる多くの機能を一つにまとめた便利な機器です。
一方、NASはネットワーク経由でデータを保存し、共有するためのデバイスです。
これら2つを連携させることで、スキャンした文書データを効率的に管理し、必要な時にすぐにアクセスできる環境を実現することが可能となります。
複合機からスキャンしたデータをNASに直接保存することで、データの取り扱いが大幅に簡単になります。
パソコンを介さずにデータを保存できるため、作業の手間も省けますし、時間の節約にもつながります。
NASは大量のデータを管理できるため、データの整理も容易になります。
特に、複数の人が共同で作業を行う場合や、大量の文書データを扱う場合においては、NASの活用はほぼ必須とも言えるでしょう。
複合機とNAS連携しないその他の選択肢とは?
今までファイルサーバーやNASの事を書いてきましたが、お気づきになった事はないでしょうか?
実は別でパソコンを1台用意すれば、ほとんど同じ機能が使えるんですね。
バックアップも時間を指定すれば、毎日してくれますし、ファイルの共有も出来る様になってます。
ですので、NASの様に従業員が1人~5人ぐらいの小規模であったら、もう一台PCを買って置いておけば問題はないんですね。
PCなので、何か問題があれば直接操作もできますし。
システム管理者の様な立場の人間がいれば別ですが、NASという単語で頭がパンクする人も中小企業には多いですからね。
その点PCであったらリテラシーも向上してきいるので、触れる人も社内に1人はいるはずです。
さいごに|複合機のNASスキャン保存は便利!
今回は、ファイルサーバーやNAS、複合機との連携とスキャン保存について解説してきました。
インターネットを介して手軽にできる仕組みなので、業務においても便利です。
ぜひ、活用されてみてください。
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