複合機の手差し印刷(のし印刷)の方法とは?やり方と注意点を解説!
複合機やコピー機で「のし印刷ができないだろうか?」と思ったことはありませんか?
のしを印刷する際、用紙のセットやドライバーの設定などに不備があると印刷がかすれる、エラー表示が消えないなどのトラブルが発生することがあります。
多くの企業が経験しており、業務効率を妨げる大きな要因となります。
本記事では、複合機・コピー機で「のし」を印刷をする方法を解説します。
また、トラブルを未然に防ぐ方法についても触れていきます。
それでは、ぜひ最後までご覧ください。
目次
複合機で手差し印刷(のし印刷)する前に知っておくべきこと!
複合機では、手差しトレイからのし印刷ができるようになります。
しかし、思いもよらないトラブルが発生することが少なくありません。
ここでは、「手差し印刷」と「のし」について紹介します。
よくある失敗例を取り上げ、原因を探っていきましょう。
『手差し印刷とは』
手差し印刷とは、通常時に使う給紙トレイではなく、複合機本体のトレイに直接用紙をセットして印刷を行います。
1枚ずつまたは少量の用紙を手動でセットして印刷できるのが特徴です。
手差し印刷についての詳細は、下記の関連記事をご覧ください。
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『のしとは』
「のし」とは、贈答品に添える飾り紙の一種で、祝意や感謝の気持ちを表現するために用いられます。
用途や贈答の目的に応じて、紅白蝶結びや紅白結び切りなど、さまざまなデザインや表書きが存在しています。
例えば、結婚式のお祝いには、縁起のよい紅白の水引が使われます。
紅白は幸福を象徴し、結び切り(ほどけない結び目)が一般的で、永遠に続く幸せを表現。一方で弔事では、黒白や銀白の水引が用いられ、故人を悼む意味を込めます。
こちらでは、結び切りや左結びが使われ、2度と繰り返さないようにという願いが込められています。
水引の結び方や色には、贈り物の目的に応じた深い意味があり、相手への敬意や感謝を表現しています。
複合機で「のし印刷」すれば、購入する手間もなくなり、経費の節約にも繋がるのでおすすめです。
複合機で手差し印刷(のし印刷)を行う手順は?
トラブルを解消するためには正しい手順を理解し、適切な対処法を実践することが大切。ここでは、複合機で手差し印刷(のし印刷)を行う手順を紹介します。
富士フイルムビジネスイノベーション製の複合機(DocuCentre-V 3060/2060/1060)を例に、手差し印刷(のし印刷)をするための流れを下記でまとめました。
- 手差しトレイを開き用紙をセットする
- 原稿ガラス、または原稿送り装置に原稿をセットする
- 本体操作パネルでメニュー画面のコピーを押す
- 「コピーできます。」の表示がされていることを確認する
- コピーする面を下にした用紙を手差しトレイにセットする
- ガイドを用紙サイズに合わせる
- 操作パネルで「用紙のサイズ」と「用紙の種類」を設定する
- 「部数」「カラーモード」「画質」「片面印刷か両面印刷か」などの設定をする
- スタートボタンを押す
設定を慎重に行わなければ、エラーの原因となる可能性もあるため、注意しましょう。
複合機で起こりえる手差し印刷(のし印刷)のトラブルとは?対処法も解説!
手差し印刷(のし印刷)をするうえで、注意しなければならない点があります。
それは、「インクにじみ」「印刷がずれる」です。
ここでは手差し印刷(のし印刷)をする際の、トラブルを解決する方法について触れていきます。
『インクのにじみを防ぐ方法』
複合機からのし印刷した直後はインクが乾いていないことがあるため、触るとにじみの原因になります。
しばらく乾燥させてから取り扱いましょう。
また、湿度が高い場所では、紙が湿気を帯びてインクがにじみやすいです。
湿度が高い場所での印刷は控えた方がよいでしょう。
『印刷がずれる場合の対処法』
複合機でのし印刷する際は、用紙の位置がずれていないか確認してください。
手差しトレイの用紙ガイドがしっかり紙の幅に合っていないと、紙が斜めに送られたり、印刷位置がズレたりすることがあります。
用紙がずれてセットされていると、そのままの状態で印刷され、印刷がずれてしまう原因になります。
用紙のセットが浅い・深すぎる
用紙を浅くセットすると、給紙ローラーがうまく紙を引き込めず、紙送りのタイミングがずれて印刷がずれる原因となります。
逆に用紙を深く押し込みすぎると、ローラーに適切に引き込まれずにエラーや紙詰まりを引き起こす原因となるため注意しなければなりません。
用紙の量が多すぎる
手差し印刷では1枚ずつまたは少量ずつ印刷するのが基本です。
一度に大量にセットすると複数枚が同時に給紙されてしまう場合があり、ずれの原因になるので注意しましょう。
さいごに|複合機でのし印刷ができる!
本記事では、複合機における「のし印刷」のよくある失敗例やその解決策を紹介しました。
のし印刷ができるようになると、企業にとっても複合機で活用できる幅を広がります。
他、複合機のトナー交換で発生するトラブルは、正しい知識と適切な手順を身につけて未然に防げるようになることも大切です。
この機会にぜひ、複合機での「のし印刷」できるよう手順を覚えてみてはいかがでしょうか。
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