複合機は時代遅れ?市場の動向から徹底考察!
複合機の市場規模は年々、縮小傾向がみられます。
本記事では、複合機が時代遅れだといわれている理由について解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機は時代遅れ?市場規模の動向から徹底分析!
多くの企業で複合機が導入されている一方で、これから導入を検討している企業もあることでしょう。
しかし、複合機はもう時代遅れという声もよく耳にします。
そこで今回、直近の複合機の市場規模を調べました。
『複合機の市場規模』
複合機の市場は、直近10年で約4割も縮小しています。
2013年から2019年までは、穏やな縮小傾向でしたが、コロナ禍によって縮小規模が一気に加速しました。
『今後の展望』
縮小の規模が一気に加速した要因ともいえるコロナ禍の状況から一転して、社会基盤が回復傾向にあることも後押しして、縮小の速度は小さくなりました。
しかし、複合機における市場規模の今後の展望は明るくはないようです。
前述した直近10年で約4割も市場規模が縮小している社会的背景からみても、その将来性が読み取れます。
複合機が時代遅れだといわれている理由とは?4つのポイントで解説!
市場規模が縮小し、複合機が時代遅れだといえる理由も出てきているなかで、現状としてはまだまだ活用性のある事務機器です。
AI技術は日々進歩していますが、これまで複合機を使って人が行っていた単純作業を人工知能(AI)が代わりにやってくれる時代はまだ先のこと。
また、確かにFAXの需要も年々低下していますが、まだ利用しているオフィスは多く複合機に搭載されている機能をフル活用している企業も少なくありません。
確かに代用ツール・サービスがさまざま出てはきていますが、複合機があればそれらのものを使う必要もないでしょう。
複合機が時代遅れだといわれている理由を下記にまとめました。
- 人工知能(AI)の登場
- 代用機器の登場
- FAXの需要低下
- オフィス内での使用頻度の低下
これらの理由が複合機の市場規模の今後が明るくない要因ともいえますが、それぞれの内容について、詳しくみていきましょう。
『人工知能(AI)の登場』
現在、オフィスワークへの活用が進んでいるのが、人工知能(AI)の活用です。
そもそもAIは、「Artificial Intelligence」の略。簡単に説明すると、かつては人間にしかできないと思われていた知的な推論・判断をするコンピュータープログラムのことです。
人工知能(AI)をオフィスワークに活用することによって、これまで複合機を使って人が行っていた単純作業を代わりにやってくれる時代がくると考えられています。
人工知能(AI)搭載型の事務機器が登場すれば、今のような複合機は時代遅れとなり、必要なくなるでしょう。
『代用機器の登場』
複合機の基本的な機能といえば、コピー・プリント・FAX・スキャン機能。そもそも複合機が誕生する前は、それぞれに専用の事務機器が必要で、それらの機能を満たす専用事務機器は、いずれも高価で設置場所が必要でした。
そのような環境下で、ひとまとめにできる複合機は当時としては最先端の技術といえました。
しかし、現在は複合機の基本的な機能が代用できるさまざまなツールやサービスが存在しています。
このような代用ツール・サービスは無料や安価で使えるケースも少なくありません。
代用ツール・サービスが存在する現代において、導入や運用に高額な費用がかかる複合機は時代遅れといってよいでしょう。
『FAXの需要低下』
無料や安価で使える代用ツール・サービスが存在している現状に加え、複合機に搭載されている機能としてあまり使われなくなってきたFAX。需要の低下に伴い、時代遅れという声が高まっています。
現代のオフィス環境をみると企業のペーパーレス化、メールやLINEで作成した書類などをデータで送れるようになったという理由で、FAXの需要は年々低下しています。
現状として、FAXの保有状況は2009年をピークに下がり続けています。
『オフィス内での使用頻度の低下』
複合機の基本的な機能のなかで、オフィスで使用しているのは印刷機能のみという企業も少なくありません。
PDF保存やFAX機能の仕様はほとんどみられないという企業も多く、それなら、高コストな複合機よりもインクジェットプリンターの方を選ぶというケースもみられます。
そのなかで、高性能なビジネスインクジェットプリンターの登場もあり、高額なコストをかけて複合機を導入する必要がないと考えている企業もあることでしょう。
このように、オフィス内での複合機の使用頻度が低下している背景も、時代遅れだといわれている理由の1つといえます。
さいごに|複合機は時代遅れとなりつつある!
今回は、複合機が本当に時代遅れなのか?というテーマで解説してきました。
近年におけるAI技術の進歩や代替サービスの登場などで、市場規模が縮小していることが課題として挙げられます。
しかし、現状としては複合機の利便性も高く需要はまだまだみられます。
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