OKI複合機の評判や口コミは?価格は安いがサブ機としての使用を推奨
OKI複合機は、安くて使いやすいと好評を獲得しています。
本記事では、そんなOKIに寄せられている口コミや評判について解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
OKI複合機とは?会社概要と複合機の特徴について解説!
OKIでは、モノクロとカラーに対応したビジネスLEDプリンターのCOREFIDO(コアフィード)のシリーズを展開しています。
まずは、OKIの母体である沖電気工業株式会社の会社概要についてみていきましょう。
『沖電気工業株式会社の会社概要』
沖電気工業株式会社(Oki Electric Industry Co., Ltd.)は、東京都を拠点として1881年1月(明治14年)に創業したテック企業です。
2021年4月1日に、株式会社OKIデータから沖電気工業株式会社に改名されました。
資本金44,000百万円で1949年11月1日(昭和24年)に会社設立後、2022年12月時点で4,802名(グループ連結:14,653名)もの従業員を抱えているグループ企業に成長しIT系ソリューションのシステム構築から販売、サポートまで担っています。
また近年は、DX化によるサービスも展開しIoTやAI系の技術開発にも注力しています。
『OKI複合機の特徴』
OKI複合機は、とにかく使いやすいと口コミや評判が寄せられていますが、具体的にはどのような特徴があるのでしょうか。
下記に特徴をまとめました。
- 本体価格が安い
- 品質は悪くない
それでは、詳しくみていきましょう。
本体価格が安い
まずOKIの必見すべきところは、価格の安さです。
残念ながらOKIの担当から「価格だけは載せてくれるな!」と強いお言葉を頂いておりますが、A3カラー機複合機でコピー・プリンター・スキャナ・FAXが付いた4段給紙モデルでは、かなり安く出せる複合機です。
お客様からは「えっ!?これ卓上の複合機じゃないよね!?」と仰天されるぐらいの安さです。
品質は悪くない
そんなに安いんだったら品質も粗悪なんじゃないの?と思われると思いますが、実は品質は思ったよりも悪くありません。
印刷は少しあらが目立ちますが、コピー機の耐久性はボチボチです。
万が一自分では直せないトラブルが発生しても、純正品のトナーを購入すれば、5年間のオンサイト保守(訪問保守)が付いているので、無料で解決が可能です。
OKIの複合機はデメリットが多い!4つのポイントで考察!
じゃあ安いし品質も悪くないなOKIの一択だね!という声が出るかもしれません。
私も実機を見て触って素晴らしい!と素直に感じましたが、もちろんデメリットもあります。
特にOKIの複合機は、他のメーカーと比べてデメリットはめちゃくちゃ多いです。
ここでは、沖電気工業株式会社の複合機のデメリットを下記の4つのポイントでまとめました。
- カウンター契約
- ドラムの寿命
- 訪問保守
- ユーザビリティ
それでは、詳しくみていきましょう。
『カウンター契約ができない』
まず、沖電気工業株式会社の複合機は全てトナー購入方式(キット方式)しかなく、カウンター料金での契約はできません。
トナー購入方式の何がデメリットかというと、ベタ率(トナーの使用料)が高いと、カラー一枚の印刷コストが100円を超える事も結構あります。
逆にカウンターだとベタ率が高くても一律で印刷ができるので、カラーの一枚単価が10円でできるのです。
『ドラムも寿命があり、購入が必要』
また、沖電気工業株式会社製の複合機を入れたら、最初はスタートトナーと一緒にドラムも入っておりますが、ドラムにも寿命があり、印刷枚数が3万枚を超えるとトナーだけではなく、ドラムまで購入しなければなりません。
ですので、沖電気工業株式会社の複合機のリースを検討する際には、毎月の印刷枚数が500枚以下という企業様にしか弊社は勧めておりません。
500枚であれば、5年リース(60回払い)が終了と同時にドラムも寿命を迎えるので、ちょうどよいです。
ちなみに6年リースも出来ますが、5年までの保守までで延長ができませんので、5年で考えるのがよいでしょう。
『訪問保守が翌日』
これが1番の問題点です。複合機メーカーと呼ばれるメーカーは、電話してから3時間以内の訪問が基本です。今だと1時間で伺うのが普通ですからね。
これが翌日になってしまったら1日稼働が止まるわけですから、お客様側からしても販売店側からしても売りにくいし、まあ売れないです。
『ユーザービリティが悪い』
これは最初に言っておかないと結構クレームになるのですが、ユーザービリティ(使い勝手)が非常に悪いです。
通常、複合機のトナーの入れ替えをするときは、真ん中のカバーを手前に引いて入れ替えるだけですが、OKI複合機は機械の上部を上に上げてトナーを入れ替えるため、めちゃくちゃ替えづらいです。
メーカー曰く、モニターにアニメーションが出るので問題ないと言ってますが、感覚的に分からないのはお客様からしたらメンドくさいですね。
OKIの複合機に適している企業は?
OKIの複合機は本体価格が他のメーカーよりも安いので、月間の印刷枚数が300枚以下で業務用複合機の知識があり、多少使い勝手が悪くても良いという企業であれば、選択肢には入るメーカーでしょう。
残念ながら、1番初めに提案するメーカーでないことは間違いないです。
メーカーもサブ機や初めて業務用として想定していると言っていましたね。
逆に言えば、既にキャノンやゼロックスが入っているところに沖電気工業株式会社の複合機で入れ替えをするという事は難しいですね。
これらの大手は磐石なサポートが売りで、そのメーカーが好きで値段じゃないという企業がたくさんありますから。
OKI複合機の総合評価
ここでは、Webに寄せられた情報・口コミを参考に、沖電気工業株式会社製の複合機を考察しています。
『3つの評価ポイント』
沖電気工業株式会社がリリースしている複合機のシリーズは、COREFIDO(コアフィード)です。
モノクロとカラーに対応しているシリーズですが、ユーザーの声を主に下記の3つポイントで評価しました。
- 価格
- 性能
- 国内シェア
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
価格(評価|★★★★★)
OKIの複合機は、とにかく安いと評判を得ています。
前述したとおり、担当からは「価格だけは載せないでほしい」とのことでしたが、業界でも最安値レベルといっても過言ではないでしょう。
ただ、あくまで「最安値レベル」であり、弊社では他の大手メーカーの複合機の方が安くご提供が出来ます。
性能(評価|★★☆☆☆)
トナー入れ替え時のユーザビリティが悪いことは前述したとおりですが、スペック的には毎月の印刷枚数が500枚以下の企業でならおすすめといえます。
性能は全体的には、一歩遅れていると言わざるを得ないですが、通常の事務作業で使う分には問題がないでしょう。
国内シェア(評価|★☆☆☆☆)
OKIは、東京都に本社を置くテック企業ですが、日本国内でのシェアは低いです。
何故ならば、OKIの担当自身も言っておりますが「OKIの複合機の使用用途してはサブ機(2台目)を推奨しています」と回答しております。
メーカー自身も大手複合機企業とは保守の体制や性能についていけてないというのを理解しています。
ただ、その代わりに安く!というのがOKIのいい所でもあります。
『総合評価』
OKIの複合機は、業界内では本体価格も安く料金で選びたい企業にとってはおすすめといえます。
特に、オフィスの月間印刷枚数が300枚以下で使い勝手が悪くてもよいという考えであれば、導入において選択肢に入れてもよいでしょう。
しかし、前述したデメリットもあることから、残念ですが1番初めに提案するメーカーでないことは間違いありません。
さいごに|OKIで複合機の導入を検討しよう!
今回は、OKIの複合機の口コミや評判から、その特徴について触れてきました。
総合的にみて1番初めに提案するメーカーではありませんが、とにかく安い価格で選びたいという企業にはおすすめです。
ぜひ、複合機導入の際の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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