複合機をリースするとパソコンや家電製品が貰える?の嘘を暴く!
今回は複合機のリース契約をするとパソコンが無料で貰えるの?という記事です。
実際にはカラクリがあるので、詳しく説明していきたいと思います。
目次
複合機をリースするとパソコンや家電製品が貰える?
いきなり結論から書きます。
複合機をリースして無料でパソコンが付いてくるとかあり得ません。
「他に有料になっている部分無いけど?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそれ複合機のリースに上乗せで費用が乗っかっているだけなんです。
コピー機・複合機をリース契約すれば、事務所で使用する冷蔵庫やテレビをサービスでつけますといった条件を提示される場合があります。家電自体は無料ですが、毎月のリース料金にしっかり上乗せされている場合がありますので注意が必要です。
引用元:コピー機・複合機をリース契約する際に事前に知っておくべきこととは
複合機のリース相場に詳しい方だったら、おかしいと思えるかもしれませんが、そんな方は業界人以外にいませんので、提案されたものが安いか高いか分からないのです。
例えば、
●150円のリンゴを買ったら、50円のミカンが付いてきた
どちらがお得に感じましたか?
きっと、後者の方がお得に感じると思います。
しかし、実際には何一つ得になってないどころか、一つ余分に買わされたと言っても過言ではありません。
これは果物の例で金額は少ないのでそういった気持ちにならないと思いますが、複合機の場合ではリース料金は1000円上がれば、トータルコストが7万円上がるのです。
この業界のパソコンの負担品額はデスクトップPCで10万円前後、ノートPCで5万円前後というのが一般的な複合機業者の目安なので、無駄にサービスをするので契約してください!というスタンスの営業マンだったら、PCはいらんから10万下げろ!と言ってたら下げる事が出来ます。
ただ、あくまでもPCをサービスというロジックを崩すと、クロージングトークに矛盾が生まれるので頑なに下げる事を嫌がる営業マンも多いです。
テレアポ営業・飛び込み営業の販売店がこのトークを使う
実際に私がシャープの販売店で正社員としてバリバリ営業してた時は下記の様な営業トークをしていました。
「今回、メーカーさんから特別に複合機を契約してくれたら、パソコンが無料で付いてくるので今がチャンスです!!しかも、普通リース契約したら最終的にはパソコンも返さないといけないのですが、それは返さなくても大丈夫なんです!」
というトークをしてました。
どうですか?
それらしい特別感があり、PCも自分の物に出来るとなったら、複合機を検討している方だったら「良いかも」と思うはずです。
実際にはPCは上乗せされているだけ、自分の物というのはリース契約に含まれていないからという事なんですね。
ただ、契約率が上がるのは間違いないです。
複合機業界で家電製品の部門を持っているメーカーと言えば「シャープ」「東芝」「京セラ」ですが、この3社をメインとして扱っている販売店がこのトークをする傾向にあります。
キャノン等のメーカーでも関連性はないけど、プレゼントトークをしている会社さんを知っていますが、全体を通して見ると極々少数です。
パソコン以外にもサービス品無料はあるの?
今までパソコンで話してきましたが、別にこれはなんでもいいんです。
今は何がトレンドかはテレアポや飛び込み営業を一切していない会社なので分かりませんが、実際にサービス品として売った事、同僚から聞いた事のある負担品をご紹介したいと思います。
『コピー用紙』
これも鉄板ですね。
コピー用紙も1枚1円計算すれば1万枚をサービスしても1万円にしかならないのに、数字としては「10,000枚」と大きく見せる事あ出来るので、コストの割にはインパクトが大きく売りやすいです。
固定の枚数ではなく、印刷した枚数分だけコピー用紙無料!という手法も流行りましたが、こちらは複合機本体の利益からではなく、カウンター料金の利益からサービスするというものです。
なので、弊社ではモノクロ0.6円で出せる単価が、コピー用紙無料のトークを使う会社ではモノクロ3円とかの単価になります。
『テレビ』
シャープの販売店にいたので、これはパソコンに次ぐ鉄板中の鉄板のトークでした。
シャープのテレビと言えば「AQUOS(アクオス)」が有名で、世界の亀山モデルとして消費者に認知されてましたので、テレアポでアクオスのテレビ無料です!でアポにつながった事も何度かあります。
また、売る側としてもテレビの負担品額は3万円前後なので、無料で付けても粗利がそんなに減らないという事で、テレアポトークとして営業マンの中では、かなり流行ってました。
『タブレット』
これもメジャーです。
無線環境が必須なので、ついでにWi-Fi営業もする事が出来、利益を減らすどころか上げて提案する事が可能です。
『洗濯機』
これは結構ビックリなんですが、複合機の営業に行ったらちょうど洗濯機も壊れており、洗濯機の無料サービスを提案したらそれが決め手となって契約があったとの事です。
最後に|複合機は単純な契約が一番安い!
これまでサービス品はリース料金に上乗せされていると書いてきましたが、基本的にヤマダ電機やエディオンで買った方が安いです。
なので、複合機を契約するなら単純に「リース料金+カウンター料金」の契約が一番シンプルで一番安いです。
業務用複合機のリースを検討されていのであれば、是非株式会社じむやへお問い合わせください!
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