複合機の転倒防止でやるべきこととは?安全性を高める方法を解説!
複合機をオフィスに設置する際、意外と見過ごされがちなのが「転倒リスク」です。
地震や不意の衝撃で複合機が倒れてしまうと機器の破損や社員が怪我を負う危険性もあり、最悪の場合、業務の中断や機器の買い替えを余儀なくされることもあるため注意しなければなりません。
こうした問題に直面したことがある方もいるのではないでしょうか。
特に地震が頻繁に発生する地域や、限られたスペースで複合機を利用しているオフィスでは、このリスクがより高まります。
本記事では、複合機の転倒防止リスクを限りなくゼロにするための方法と対策について解説しています。
ぜひ、最後までお読みください。
目次
複合機の転倒防止に要注意!原因と考えられるリスクについても解説!
複合機は、オフィスで重要な役割を果たす設備ですが、その設置場所によっては思わぬ転倒リスクを抱えることがあります。
まずは、転倒の原因から詳しくみていきましょう。
『複合機が転倒する原因』
限られたスペースで無理に設置した場合、設置場所が不安定になることがあるため注意が必要。例えば、床が平坦でない場所や壁から離れた場所に設置された複合機は、揺れが発生した際に転倒しやすくなります。
さらに、地震や不意の振動が原因で複合機の重心が崩れ、転倒してしまうケースも考えられます。
日本は地震が多い国であり、特に震度が大きい地域では、複合機が転倒するリスクが非常に高くなります。
実際に、地震や揺れにより、オフィス内で機器が損傷する例も少なくありません。
転倒した際には機器の破損やデータの喪失、さらには作業中の業務が中断するなど、企業にとって大きな損失となります。
複合機のような高価な機器が故障すると、修理費用や買い替え費用がかかり、これらのコストが経営に影響を及ぼすことも十分に考えられます。
このような原因からリスクを避けるためにも、正しい方法で転倒防止対策が必要です。
『複合機が転倒した場合のリスク』
複合機が転倒すると、単に物理的な破損だけでは済まない場合があります。
内部の精密機械が故障し、修理が困難になれば、買い替えが必要になることもあります。
また、転倒によって近くにいる人がケガをする可能性もあり、安全面でも大きなリスクを伴います。
複合機の転倒防止するためにやるべきこととは?具体的な対策についても解説!
複合機の転倒を防止するには、設置場所の選定が何よりも重要です。
ここでは、転倒防止策としての基本的な考え方から実践でやるべき対策について触れています。
詳しくみていきましょう。
『転倒防止でやるべきこと』
できる限り平坦で、振動の少ない場所を選ぶことが基本。また、壁に固定できる場合は、複合機をしっかりと壁に寄せて設置することで、転倒防止に繋がります。
さらに、揺れに対する安全性を高めるために防振マットの導入も効果的。設置場所の工夫に加えて、転倒防止器具の導入も検討すべきです。
転倒防止用の金具やアンカーを使用し、床や壁にしっかりと複合機を固定することで、地震などの大きな揺れに対しても高い耐久性を持たせることができます。
『転倒防止器具の活用法』
転倒防止器具を使用することで、複合機転倒のリスクを抑えられます。
いくつもの種類があり、設置する場所や複合機の大きさ、重量に応じて適切なものを選ぶことが大切です。
例えば、小型の複合機には簡単な固定具で十分な場合もありますが、大型で重い機器の場合はより頑丈なアンカーや金具が必要になります。
また、キャスターがついている複合機の場合、キャスターを固定するストッパーを活用することで、不要な移動や揺れを防止できます。
転倒防止器具については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
オフィス全体の安全を強化するキャスターによる転倒防止対策【地震に強い】
複合機の転倒対策に加え、オフィス全体の防災対策を強化することも非常に重要です。
例えば、地震時にすぐに避難できるよう避難経路の確認を定期的に行い、必要に応じて防災訓練を実施することで社員の防災意識を高めることができます。
また、複合機以外の機器や家具もすべて固定することで、オフィス全体の安全性を向上させることが可能。オフィス全体の安全対策として、下記のようなキャスターで重心の高い家具や機器の固定や重要データのバックアップの徹底も大切です。
- アジャスター
- ストッパー
- 固定バンド
特に複合機がデータの出力やコピーを担っている場合、トラブル時に備えて、電子データのバックアップを取っておくことで、業務の停止を防ぐことができます。
キャスターを活用した複合機の転倒防止対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。
『転倒防止に有効な定期メンテナンス』
複合機やその他の設備が正常に稼働しているかを確認するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
特に、複合機が設置されている場所や固定具が正常に機能しているかを定期的にチェックし、必要であれば修正や補強を行いましょう。
こうしたメンテナンスを怠ると将来的に大きなトラブルが発生するリスクが高まるため、こまめなチェックが重要です。
さいごに|複合機の転倒防止対策を実践しよう!
複合機の転倒リスクを防ぐためには適切な設置場所の選定や転倒防止器具の導入、そしてオフィス全体での防災対策が欠かせません。
これらの対策を徹底することで業務の安全性を確保し、突発的なリスクを最小限に抑えることが可能です。
また、定期的なメンテナンスと社員の防災意識向上を通じて、オフィス全体の安全性を高めることができるでしょう。
安全な環境を整え、安心して業務に集中できる職場作りを目指しましょう。
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