レーザープリンターの仕組みは?トナーが定着するまでの工程をご紹介!
業務用フルオプションA3カラー複合機を月額6,900円以下で格安リース・販売している株式会社じむやの堀田です。
今回はレーザープリンターの仕組みについて図解していきたいと思います!
目次
レーザープリンターの印刷の仕組み
大前提として、レーザープリンターは光を用いて印刷をするプリンターですが、印刷する際に絶対的に必要な工程として「帯電」→「露光」→「現像」→「転写」→「定着」→「清掃」という手順があります。
「帯電」
感光体ドラムの表面にトナーを付着させる為に、万遍無く均等に「-(マイナス)の静電気」を発生させます。
帯電したドラムは電圧がかかった状態になります。
「露光」
-(マイナス)の静電気を帯びたドラムに、印刷データをする部分にレーザー光を当てます。
「現像」
レーザー光を当てると、ドラムの印刷する箇所の「-(マイナス)の静電気」の電圧が下がり、その他の箇所は電圧が高いままとなります。
この電圧が下がった箇所に、トナーを乗せた「マグロール」が近づくと、トナーがドラムに移ります。
「転写」
ドラムの-(マイナス)の静電気とは逆の「+(プラス)の静電気」を反対側の「転写ロール」に発生させる事により、ドラムに付着したトナーが用紙に移ります。
転写ベルト(ベルトユニット)に乗せて用紙を移動させ、次の定着に向かいます。
「定着」
最終的にただ移った状態のトナーを熱と圧力をかけて剥がれない様にします。
「清掃」
残ったトナーは「クリーニングブレード(CB)」で落とされ、「廃トナーBOX」に溜まります。
トナーとは?
帯電性を持った粉で、インクジェットプリンターでいうところのインクの役割があります。
一つ一つの粉の直径としては、シイタケの胞子とほぼ同じの5μm(マイクロメートル)となります。
トナーを使うレーザー方式のメリットは「色が綺麗」「印刷速度」等が速いというメリットがありますが、デメリットとしてインクジェットよりも価格が高いという点が挙げられます。。
トナーの種類は「マゼンタ」「シアン」「イエロー」「ブラック」で構成されており、インクジェットと同じです。
何故マゼンタ・シアン・イエロー・ブラックという色を使うのかは「コピー機複合機のインクは赤青でなくマゼンタとシアンなの?」でご紹介しています。
感光体ドラムとは?
感光体ドラムは「ドラム」・「感光体」「OPCドラム」「イメージドラム」という呼び方があり、トナーを用紙に載せる為の橋渡し的な役割をするものです。
トナーと同様に消費摩耗するので、消耗品費の一つとして寿命が来たら変えなければいけません。
家庭用のプリンターや複合機だと、A4用紙で2万枚ぐらいが寿命。
業界のプリンターや複合機だと、A4用紙で5万枚ぐらいが寿命。
となります。
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