複合機6,900円以下

複合機搭載のSIPファクスとは?機能を活用してコスト削減を目指そう!

複合機には、SIPファクスを搭載したモデルがあります。

 

本記事では、SIPファクスについて詳しく解説するとともに、その活用メリットを紹介します。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

SIPって何?複合機との関係性も解説!

SIPって何?複合機との関係性も解説!

 

事務機器の機能をひとつに集約した複合機は、一般的にファックス機能も標準搭載されています。

 

ファックスとは、電話回線を用いて遠隔地間で画像を送受信するシステムのこと。

 

簡単に説明すると、文字や図形、写真などの静止画像を電気信号に変換して送受信する専用の機器と電話回線を用いて画像を送受信するという仕組みです。

 

複合機でファックス機能が使えるのは、機器に画像を電気信号に変換して電話回線を用いて送受信できる機能と印刷機能が備わっているからですが、機種のなかには紹介した通常のファックスとは異なるファックスが備わっている場合もあります。

 

本記事で紹介するSIPファックスも、複合機に搭載されていることのある通常のファックスとは異なるファックス機能のひとつです。

 

ここでは、SIPファクスは、通常のファックスとどう違うのかを具体的に解説しています。

 

また、SIPの特徴も紹介するので詳しくみていきましょう。

 

 

『通常のファクスと何が違う?』

SIPファクスとは、SIPと呼ばれているプロトコル(通信規約)を用いているインターネットファクスの総称。

 

インターネットファクスであるSIPと通常のファックスの大きな違いは、画像の送受信に使う通信回線です。

 

通常のファックスで使用されるのは電話回線ですが、SIPファックスで使用するのはインターネット回線です。

 

電話回線を使う場合、受信するには電話番号の取得が必要ですし、相手の場合を知らなければ送れません。

 

しかし、インターネット回線を使用すれば、必要なのは回線だけで済みます。

 

機能が搭載された複合機とインターネット回線を準備すれば、電話番号を取得しなくてもファックスのやりとりをすることが可能になります。

 

 

『SIPの特徴』

SIPとは、国際標準ITU-T勧告T.38に準拠した通信プロトコルのこと。

 

またそれに則るITUは、電話、FAX、テレビ、インターネットといった日常生活に使用されている電気通信や放送技術に関わる国際的な決まりを作っている国連機関です。

 

具体的にITU-Tはその機関の電気通信標準化部門で、T.38は「IPネットワーク上のリアルタイムグループ3ファクシミリ通信手順 (Procedures for real-time Group 3 facsimile communication over IP networks)」として、ITU-Tで1998年6月勧告された通信プロトコルです。

 

そもそも、SIPは「Session Initiation Protocol」の略。Session(セッション)には、活動期間、学期、会期、開催期間、集会などの意味が含まれる英単語ですが、IT用語ではコンピュータシステムやネットワーク通信において、接続/ログインしてから切断/ログオフするまでの、一連の操作や通信を指します。

 

Initiatio(イニシエーション)は開始、創始、創業、手ほどき、手引きといった意味であり、特徴としてSIPでつながった端末同士は、音声だけでなく映像やメッセージなどさまざまなデータのやり取りがリアルタイムで可能です。

 

そのため、IP電話やビデオ電話、テレビ会議などで活用されています。

 

 

複合機搭載SIPファクスを導入するメリットも紹介!

複合機搭載SIPファクスを導入するメリットも紹介!

 

通常のファックスではなく、SIPファックスを利用することで、どんなメリットがあるのでしょうか。

 

ここでは、SIPファクスの利用で得られるメリットを紹介しています。

 

詳しくみていきましょう。

 

 

『通信コスト削減』

SIPファクスの利用で得られるメリットのひとつが通信コスト削減です。

 

どちらも利用するには回線の工事の必要がありますが、電話回線を使用する場合、電話番号の取得にもコストがかかります。

 

ファックスに使われるアナログ回線には、電話番号を取得した初回の契約時に39,600円の施設設置負担金が必要です。

 

また、通常のファックスは、送信ごとに通信費が発生しますが、SIPファクスは通信費が1件ごとにかかりません。

 

 

『通信速度が速い』

通常のファックスはアナログの電話回線を使用するのに対し、SIPファクスはデジタルのネット回線を使用します。

 

デジタルとは0と1のみで構成されたデジタル信号に変換された情報のことで、文字や画像を0と1のみで構成された情報に変換して流しているため、デジタルはアナログより通信速度が速いです。

 

通信速度が早いので複数枚同時に送ってもすぐに受信できます。

 

また、デジタル信号は劣化が起きるリスクはなく、常にもとの情報に近いものを再現できるので、印刷品質が高い点もメリットです。

 

 

さいごに|SIPファクスを導入してコスト削減を目指そう!

さいごに|SIPファクスを導入してコスト削減を目指そう!

 

今回は、複合機に搭載されているSIPファクスについて詳しく解説してきました。

 

通常のファクス同様に扱うこともできますし、SIPファクスならではのメリットがあります。

 

ぜひ、SIPファクスを搭載した複合機を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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