複合機のたてよこ自動判別とは?印刷ミスしない方法を紹介!
複合機のたてよこ自動判別機能によって、手軽に印刷ができます。
本記事では、複合機のたてよこ自動判別による印刷方法と注意点について解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機のたてよこ自動判別機能とは?印刷の仕組みを解説!
複合機のコピー機能を使ったときに、原稿の向きを間違ってしまったという方もいることでしょう。
上下逆さまなら向きが間違っていても問題ありませんが、たてとよこを間違えていたら、印刷が途中で見切れてしまいます。
すべての複合機に搭載されているということはありませんが、なかにはそうしたミスを防げる便利な機能が備わっている機種も存在します。
ここでは、複合機の便利な機能として「たてよこ自動判別機能」についてまとめました。
コラム:複合機スキャナーのファイル形式【PDF・TIF・JEPG・XPSの違い
『たてよこ自動判別の仕組み』
複合機のたてよこ自動判別機能は、別名、スキャンオート機能とも呼ばれています。
また、複合機はコピー機と同じく、イメージスキャナを使って原稿を読み取ります。
そもそもイメージスキャナの仕組みは原稿に細く光を当てて、書かれた文字や写真の反射光の強さ色から原稿をデータ化し、データを用い原稿のコピーを作成したりコンピュータにデータを取り込んだりします。
通常、原稿に光を当ててデータ化する際に、その原稿が縦なのか横なのかの判別は行われていません。
そのため、よこ印刷の設定になっているのに原稿を縦に置いていたら、印刷ミスが発生します。
たてよこ自動判別の機能がONになっていれば、原稿の読み取りの際に正しい向きを自動で判別することが可能。たてよこだけでなく、上下も気にする必要がなくなります。
またこの機能を使えば、原稿の向きだけでなくカラーと白黒、両面と片面、圧縮方法なども自動で判別してくれるようにできます。
さらに、複数の原稿内に不要な白紙があった場合、それを自動除去してくれるためコピーミスも防げます。
『印刷時に設定すべき理由』
たてよこ自動判別機能を使うことに、大きなデメリットはありません。
そのため、使っている複合機でこの機能が使えるのであれば、設定しておくことをおすすめします。
設定すべき理由を、下記にまとめました。
- 原稿のたてよこのスキャンや印刷ミスが防げる
- 印刷物のなかに不要な白紙が含まれるミスを防げる
- モノクロ原稿はモノクロ、カラー原稿はカラーで印刷してくれる
- たてよこやモノクロ、カラーが混在していても適した方で印刷してくれる
このような理由から、印刷後に順番通りに並べ直さなくてもよくなり、業務上の手間を省けます。
複合機におけるたてよこ自動判別の印刷方法と注意点を解説!
複合機のたてよこ自動判別機能はとても便利な機能であり、使用することで業務効率化が図れるためメリットを感じる方も少なくありません。
印刷時に使える機能の1つのため設定しておくことをおすすめしますが、具体的にどのようなやり方で進めればよいのか分からない方もいることでしょう。
ここでは、複合機のたてよこ自動判別の印刷方法を紹介します。
また、使用する際には注意しなければならないこともいくつかあります。
それでは、詳しくみていきましょう。
『印刷方法』
もともと、たてよこ自動判別機能が搭載されている複合機であれば、メニュー画面で「スキャンオート」を選んで印刷するのみです。
ただし、必要に応じて設定を合わせる必要があり、印刷前に設定の確認は必要です。
設定方法や変更内容は複合機の機種によって異なるため、取り扱い説明書で確認するか、専門業者に依頼して設定してもらいましょう。
また、たてよこ自動判別機能が搭載されていない複合機でも、アプリケーションをインストールすることで使えるようになる機種も存在します。
アプリケーションは無償で入手可能で、インストールするだけで使えるようになるため、導入方法も簡単。必要に応じて、使えるようにしておくことをおすすめします。
『印刷時の注意点』
たてよこ自動判別機能について、大きなデメリットはありませんが、この機能を使って印刷する際は下記のことに注意しなければなりません。
- OCR認識不可の場合は用紙の向きを検知できない
- 用紙のサイズや原稿の種類、綴じる方向によっては後から向きの修正が必要になる場合がある
- 原稿の文字量によっては意図した向きにならないため、後から向きの修正が必要になる
そもそも、自動変更するのは原稿の向きのみです。
原稿内の文字の書き方のたてよこが、直接変わるという意味ではないため注意しましょう。
さいごに|複合機のたてよこ自動判別印刷を活用しよう!
今回は、複合機のたてよこ自動判別機能の特徴や使い方、注意点などについて解説してきました。
仕組みをよく理解し、正しい手順で進めなければ印刷ミスにより、コピー用紙が無駄になります。
この機会にぜひ、たてよこ自動判別機能の設定方法をマスターしましょう。
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