複合機6,900円以下

複合機はリースと購入どちらが得なの?コストやメリットなどで比較解説!

複合機の導入を検討したとき、リースと購入ではどちらがよいのか悩む方は多いのではないでしょうか。

 

本記事では、さまざまな視点からリースと購入について比較していきます。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

複合機の導入方法を知ろう!

複合機の導入方法を知ろう!

 

複合機の導入方法には、いくつかの方法がありますが、なかでも多くの方が選んでいるのがリースと購入です。

 

どちらが得かという前に、そもそもリースと購入とはどういった方法なのでしょうか。

 

また、それぞれどういった導入方法になるのか気になるでしょう。

 

それぞれについて詳しく解説します。

 

 

『リースとは』

リース(lease)は、「貸す・借りる」といった意味の英単語。その貸す・借りるものが有料でなおかつ契約を結んだ長期間(特定期間)にわたる貸し出しの場合に使われます。

 

この方法で複合機を導入する場合、導入したい会社ではなく、貸し出しを行う会社(リース会社)が複合機を購入。その購入したものを、導入したい会社が比較的長期にわたり賃貸することになります。

 

購入するのは導入会社ではないため、そもそも複合機の所有権は導入会社にはありません。

 

しかし、自社で購入した場合とほぼ同様の使用ができますし、契約によってはリース会社は導入会社が希望する機種を購入して貸し出してくれます。

 

この導入方法は米国でも採用されていますが、日本の市場規模も大きく国内でも設備投資の手段として広く普及している方法のひとつです。

 

 

『購入とは』

購入とは、ものを買うこと。対価を払って欲しいものを手に入れる、買い入れるといった意味です。

 

つまり、お金を払ってメーカーや販売店から直接複合機を買って導入する方法が購入であり、購入を選んだ場合にお金の支払い方には分割ローンと一括の2つがあります。

 

一括購入は文字通りに、金額支払いの段階になって全額をその場で支払う方法のこと。一方で、分割ローンの方は、購入時にかかる費用を分割で支払う方法です。

 

複合機は高額な事務機器ですから、一括で支払うとある程度のまとまった額が必要になります。

 

そのため、資金的にかなり余裕がないと、導入によって経営が困難となる可能性もあります。

 

しかし分割ローンであれば、分割で支払えるので資金的にかなり余裕がなくても、そのときにまとまった現金がない場合でも購入可能。

 

ただし、分割ローンだと金融機関やローン会社に購入費を借りて買うということになるので、借りたお金に金利がかかってしまい、一括よりも支払わなくてはいけない金額が増えます。

 

また、ローン契約の内容によっては返済が終わるまで、複合機の所有権は金融機関やローン会社になることもあります。

 

 

どちらが得?複合機のランニングコストはそれぞれいくら?

どちらが得?複合機のランニングコストはそれぞれいくら?

 

複合機の導入で気になるのは、やはりコストに関することでしょう。

 

どの導入方法を選ぶかによって、コストはどちらが得かがかなり違ってくるので、コストに関することは知っておくべきです。

 

ただ、一口にコストといっても、導入した複合機に発生するコストはひとつではありません。

 

複合機の場合、イニシャルコストとランニングコストが発生します。

 

そもそもイニシャルコストというのは、初期や導入時に1回掛かるコストのこと。このコストは、購入で支払いを一括にした場合が最もかかります。

 

リースは、リース会社が購入したものを月々利用料を払って借りるので、イニシャルコストは発生しません。

 

ただ、購入でも支払いを分割ローンにすれば、多額のコストが初回時に発生しないようにできます。

 

購入かリースかで大きく変わるのはランニングコストです。

 

ランニングコストは、何かを維持・使用するために払い続ける必要のあるコスト。複合機だと、機器の維持や使用した時に毎月かかる電気代とか、用紙代、トナー代の他、メンテナンスや修理とか部品交換などにかかります。

 

このコストは購入でどんな支払い方を選んでも、リースの場合と金額がかなり違ってきます。

 

それぞれのランニングコストについて、だいたいいくらぐらいかかるのかを解説します。

 

 

『リースの場合』

電気代はリースでも購入でも変わらないのですが、電気代以外はどちらにするかでどちらが得かが変わってきます。

 

まず用紙代、トナー代がかからないのはリースの方です。

 

また、定期的なメンテナンスにかかる費用や、破損や異常によって修理や部品交換することになった際の費用が抑えられるのもリースです。

 

ただし、それは毎月リース料に加えて、カウンター料金を支払っている必要があります。

 

リース料とは、複合機を借りることで毎月支払う料金のことで、基本的に機器が高機能になるほど高くなっています。

 

あまり性能の高くない機種だと月に約4,000〜10,000円で済みますが、連続印刷枚数の多い高性能機だと月に約18,000〜25,000円必要です。

 

また、何年間借りるかによっても金額が変わっていて、借りる期間を長い方が下がります。

 

リース料は契約時に決まった金額で毎月一定ですが、カウンター料金の方は、どのトナーを使ったか、月に何枚用紙を使ったかで変わります。

 

使うトナーで高いのはフルカラーで、フルカラーよりも二色カラー、二色カラーよりモノクロを使った方が安いです。

 

相場はフルカラー15〜25円/枚、二色カラー5〜10円/枚、モノクロは2〜3円/枚が目安。

 

また、毎月支払うカウンター料金には、使用頻度で上下する料金のほかに基本料も含まれていて、それが毎月支払っている保守料金なので、毎月カウンター料金を支払っていれば定期的に無料でメンテナンスしてもらえますし、修理や部品交換も無料で受けられます。

 

 

『購入の場合』

購入の場合、分割ローンだと、複合機を買うのに借りたお金を毎月返済料を支払わないといけませんが、一括であれば電気料以外毎月一定の費用は発生しません。

 

トナーや用紙代は、使用して無くなった場合に発生しますし、メンテナンスや修理代も行った時に発生します。

 

必要となった時に発生するので、購入の方がランニングコストが抑えられるような気がしますが、必要となったときに発生するお金の金額が高いです。

 

まず用紙代は、用紙の品質やどこで買うかによって変わってきます。

 

高品質の用紙であればあるほど、金額が上がりますし、用紙のサイズが大きいほど高いです。

 

一般的な相場目安としては、A4の500枚で約350〜1000円。トナーも、メーカーによって料金が違いますし、メーカー純正かリサイクルかによっても違ってきます。

 

また、何本交換するかによっても、交換時にかかる費用が変わります。

 

ちなみに、純正トナーの相場は1本約30,000〜70,000円、リサイクルトナーだと1本約5,000〜20,000円。メンテナンス料や修理にかかる費用も、依頼する業者やどこを修理するかによって変わるので、はっきり相場がいくらぐらいなのかは明確ではありません。

 

しかし、安くても1回の修理あたり15,000~20,000円は必要。また、故障個所によっては何万もかかる可能性があります。

 

メンテナンスは行わなければ費用は発生しませんが、複合機のような機器は使うことでどんどん内部の部品が摩耗してくるので、定期的にメンテナンスをしていなければ高い確率で故障個所が出てきます。

 

定期的なメンテナンスにかかる費用と、故障時に必要となる修理代のどちらが安いかはケースバイケースです。

 

 

複合機におけるリースと購入ではどちらが得なのか?それぞれのメリットで比較!

リースと購入ではどちらが得なのか?それぞれのメリットで比較!

 

複合機におけるリースと購入ではどちらが得なのでしょうか。

 

それぞれに強みがあるので、その強みでどちらにするかを決めるのもひとつです。

 

詳しくみていきましょう。

 

 

『最新機種を選べるリース契約』

最新機種を格安で導入できるのが、リースの強みのひとつ。どんなメーカーでも選べないということもありますが、リースなら希望するメーカーの最新機種を比較的安く導入できます。

 

また、下記のようなこともリースの強みです。

 

 

初期費用は不要

短期リースの場合は保証金のようなものが発生することもありますが、複合機の場合は長期でも初期費用0円で導入することができます。

 

理由は、導入した複合機は買ったのではなく、リース会社から借りたものだからです。

 

 

コスト管理が楽

リース料は月々定額で、カウンター料金も、毎月同じような使い方であれば、料金はほぼ一定になります。

 

毎月、どれぐらいのランニングコストがかかるのかが正確に把握できるので、リースの方がコスト管理が楽です。

 

 

経費計上が可能

リースで導入した複合機は会社の持ち物ではありません。

 

会社の資産ではないので、使用にかかるリース料やカウンター料は経費計上できます。

 

 

廃棄費用はかからない

廃棄費用がかからないこともリースの強みです。

 

古くなり過ぎたり、修理不可能なほど壊れてしまった場合には廃棄しなければいけません。

 

しかし、複合機のような大型の機器は、市町村の不燃ごみ回収では引き取ってもらえないです。

 

廃棄する複合機は産業廃棄物として扱われるので、産廃許可を持つ廃棄物処理業者への委託が必要ですが、その委託に料金がかかります。

 

ただ、その複合機がリースで導入したものであれば、費用をかけずに廃棄できます。

 

複合機は借りているもので、借りているリース品はどんな状態でも返却が可能だからです。

 

古くても、壊れていても返却が終わるまでは借りている品で、その品がリース会社の手元に届いた後、その会社が廃棄することを決めた時点で廃棄物になります。

 

ただし、契約の内容によっては破損品の返却や、契約期間中の返却だと、何らかの料金が請求されることもあるので、リースなら必ず費用をかけずに廃棄できるというわけではありません。

 

 

『新品・中古を問わずに導入できるのが購入の強み』

リースだと現行品の新品しか選べませんが、新品に加えて中古の現行品やすでに販売中止となった機種など、導入する機種が限定されないのが購入の強みです。

 

 

契約期間に縛られない

購入であれば、リースのような契約期間の縛りはありません。

 

そのため、自由に複合機を運用できます。

 

また、中途解約による高額な違約金の発生もないため安心です。

 

 

所有権が自社にある

購入であれば複合機は自社のものですし、分割ローンでの購入でも返済し終わるまではお金を借りたとこの持ち物ではありますが、支払い終われば会社の資産として残ります。

 

そのため、必要無くなれば売ることも可能ですし、古くなってきたらいつでも売ってそのお金を元手に新しいものを買うこともできます。

 

 

支払い総額はリースより安い

リース料金には、リース会社への手数料や保険料や金利が含まれています。

 

分割ローン購入でも金利分、最終的な支払い総額は増えますが、リースの最終的な支払い総額よりかかりません。

 

さらに一括購入であれば、その複合機の販売値しか支払う必要がないので、より費用をかけずに導入できます。

 

 

最大5年間の償却期間

購入した複合機は会社の資産となり、資産には税金がかかると言いましたが、複合機は最大5年間の償却期間が見込めます。

 

その期間、複合機の購入にかかったお金の会計処理を行う時、減価償却として購入金額を分割して計上することが可能です。

 

安価なら経費処理が可能

一括購入した複合機の金額が10万円未満であれば、購入費を経費の消耗品費で一括して計上することもできます。

 

 

複合機の導入にはデメリットについても知っておこう!

複合機の導入にはデメリットについても知っておこう!

 

それぞれに強みがある一方、どちらも弱みも持っています。

 

その弱みでどちらが得かが変わるので、弱みでどちらにするかを決めるとよいでしょう。

 

次に、それぞれの弱みを紹介します。

 

 

『返却必須!リースのデメリット』

リースで導入した複合機は、どんなに毎月料金を支払ってもリース会社のものです。

 

そのため、契約期間が終わったら返却しなければなりません。

 

また、契約終了後、その複合機を購入すれば自社のものにすることも可能。しかし、リースで借り続けている限り、いつまで経っても自社の資産にはならないため注意が必要です。

 

 

中古は選べない

また、購入での強みのところで解説しましたが、購入であれば新品に加えて、中古の現行品やすでに販売中止となった機種など、選べる機種に制限はありません。

 

しかし、リースだと現行品の新品しか選べません。

 

 

総額では購入より高くなる

リース料には保険料や金利、手数料が含まれているので、購入よりも支払総額は高いです。

 

 

途中解約はできない

契約期間が終わるまで、途中解除はできず、途中解約したら高額な違約金を支払う必要が出てくるのもリースの弱みです。

 

 

金融商品である

リースで導入した品は金融商品となることも弱みといえます。

 

なぜなら、金融商品には下記のようなリスクがあるからです。

 

  • 価格変動リスク:金融商品の価格が変動する
  • 為替リスク:金融商品自体の値動きだけでなく、為替相場の動向で資産の価値が変動する
  • 流動性リスク:資金が必要なときにすぐに換金できない、あるいは通常よりも不利な価格で取引を行わなければならない
  • 信用リスク:金融商品を提供している会社のが破綻によって、元本や予定していた収益が戻ってこなくなる
  • カントリーリスク:海外に投資する際、その国の社会・経済の情勢の変化によって金融商品の価格が変動する
  • インフレリスク:モノの価値が高まり、現金の価値が下落する

 

 

『すべてが自己責任!?購入のデメリット』

すべてが自己責任となることが、購入の最大の弱みです。

 

 

導入にはまとまった資金が必要

導入にはまとまった資金が必要ですし、安く導入したいために中古品を購入したら、中古品は劣化が早いため使える期間が短いです。

 

 

固定資産税の支払い義務

所有権があるので自由な運用ができますが、会社の資産となるので固定資産税の支払い義務が発生するのも、購入の弱みです。

 

 

不要になったら処分が必要

壊れた際には修理するか、廃棄するかを自分で決めなくてはいけなくなります。

 

その修理にも、廃棄にもお金がかかります。

 

 

中古品は劣化も早い

ランニングコストを抑えるために、中古や非純正のトナーや品質の悪い用紙を使うと、故障やトラブルが起きるリスクが高まります。

 

メンテナンスの度にお金が必要になるので、メンテナンスの頻度を減らした場合も同じです。

 

 

部品の生産が終了している可能性

すでに生産が終了している機種だと、修理するのにもう部品がないことも少なくありません。

 

 

保守料金は割高

保守メンテナンスでの料金も割高になりやすい点もデメリットといえます。

 

 

ビジネスニーズに合った選択をすることが重要!

ビジネスニーズに合った選択をすることが重要!

 

複合機の導入方法において、リースも購入もビジネスニーズに合わせなければなりません。

 

また、どちらにも強みと弱みがあるので、どちらがお得だとはいいにくい部分もあります。

 

単純にどちらが得ということはないので、用意できる資金や毎月支払えるお金、どれぐらいの期間、使用頻度をどうするかよく確かめた後、どちらが自社に適しているかで選ぶことが大切です。

 

 

さいごに|悩んだらプロに相談しよう!

さいごに|悩んだらプロに相談しよう!

 

今回は、複合機の導入について、リースと購入はどちらが得なのかをまとめてきました。

 

どちらの導入方法であっても一長一短があり、一概にどちらがよいとは決めつけられません。

 

導入について悩んだときは、プロの販売店やリース会社に相談してみることをおすすめします。

 

複合機導入のご相談は、株式会社じむやまでお問い合わせください。

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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